原題:MONSTERS,INC 3D

3Dで恐怖(?)も感動もモンスター級に!

2012年/アメリカ/カラー/92分/DTS / Dolby Digital / Dolby EX 6.1 / SDDS 配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

2013年06月19日よりDVDリリース 2013年2月9日限定公開

(C) Disney/Pixar.All Rights Reserves

公開初日 2013/02/09

配給会社名 0069

解説


 公開当時の2002年、全世界で空前の大ヒットを記録し、日本では『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』『ロード・オブ・ザ・リング』『スパイダーマン』を抑え、世界ならず日本中を恐怖(?)と感動で席巻した『モンスターズ・インク』。『トイ・ストーリー』で世界的知名度を得ていたピクサーの人気を不動にした名作で、日本でも90億円以上もの興行成績を上げ、10年たった今なお愛し続けられているのだ。

モンスターと人間の女の子との奇跡の絆が、3Dの魔法によって再び世界を魅了する!
 この度公開された予告編では、爆笑問題の田中裕二さんが声優を務めた一つ目モンスターのマイクと、書類提出に厳しい事務のおばさん(?)ロズが登場し、ロズを褒めちぎるマイクが、無言のロズに一蹴されるというそのキャラクターが良く伝わるシーンから始まる。そして子供たちの悲鳴をエネルギーとして収集するエネルギー会社”モンスターズ株式会社”で絶対的エースとして活躍する人気者のサリー(吹替:石塚英彦※ホンジャマカ)の出社シーンへと続くと、子供を絶叫させるためにマイクの指示に俊敏に反応して様々な驚かせ方を猛特訓するサリーの様子が描かれるなど、モンスターたちの日常が映し出されていく。しかしそんなモンスター達の日常は一変。人間の子供が“有害”とされているモンスター・シティに人間の女の子ブーが登場すると、普段は驚かす側のモンスターたちが大パニックに。モンスター・シティを巻き込んでの大事件はテレビのアナウンサーが「とにかく逃げること」と大慌て叫ぶ程の大騒動になってしまうのだ。そこから繰り広げられる人間の女の子ブーと“サリー&マイク”コンビが巻き起こす冒険と感動のストーリーが十二分に伝わる予告編には、3Dにはもってこいの映像が満載。ジェットコースターのようなスケール感とスピード感あふれる映像に、3D公開を否が応でも期待してしまう展開が次々と続いていく。

 そして同時に公開となったポスター画像には、3Dメガネをかけたマイクが描かれており、「誰もが目を丸くする、驚異の3D立体映像—。」とポスターコピーに書かれている通り、普段からまん丸のマイクが目を丸くして驚きの表情を見せている。劇場で『モンスターズ・インク3D』を観ればきっとこのマイクと同じように、口をあんぐり、目を見開いて驚いてしまうこと請け合いであることをマイクがユニークに物語っている。

 『カールじいさんの空飛ぶ家』(09)でアカデミー賞長編アニメ賞を受賞したピート・ドクター監督が監督を務め、『トイ・ストーリー』シリーズを手がけたジョン・ラセターが製作総指揮を担当した本作。来る2013年7月にはこの『モンスターズ・インク』の前日談、“サリー&マイク”の学生時代を描いた新作『モンスターズ・ユニバーシティ』も公開が控えており、サリーとマイクの活躍に更なる期待がかかっている。まずはワクワク、ドキドキが倍増してやってくる『モンスターズ・インク3D』でその活躍を予習してみてはいかがだろうか?公開は2013年2月9日(土)3D限定公開。

ストーリー


《それは、時の流れに忘れ去ってしまった、遠い昔のたった1日の出来事。でも、どうか思い出して。かつてあなたを「ブー」と呼んだ、あの心優しいモンスターたちのことを…。》

子供部屋のクローゼットのドアの向こう側には、モンスターたちの世界がある。夜な夜なドアを開いて子供たちを怖がらせにくる、恐ろしいモンスターたち。だが、それは彼らが邪悪だからではない。実は、子供を脅かすのは、彼らに与えられた重要な仕事なのだ。
ここは、《モンスターズ株式会社》モンスターシティの貴重なエネルギー源である子供の悲鳴を集めるのが、モンスターズ社の仕事。そして、モンスターズ社のエリート中のエリートが、悲鳴獲得ポイントNO.1の怖がらせ屋、サリーことジェームズ・P.サリバンだ。仕事上のパートナーで大親友のマイク・ワゾウスキとのコンビは完壁。一目見ただけでビビってしまう恐ろしいルックスと、日々の厳しい訓練の成果である脅かしテクニックを駆使し、次々と子供の悲鳴でエネルギー缶を満タンにしていく。
モンスターシティには、決して破ってはいけないルールがある。モンスターにとって人間の子供は有毒だと信じられており、子供はもちろんのこと、その持ち物であってもモンスターシティに持ち込むことは禁止されているのだ。子供相手のモンスターズ社の仕事は常に危険と隣り合わせのため、優秀な怖がらせ屋はモンスターたちの憧れのヒーロー。しかし、最近の子供は簡単にはモンスターを怖がらないし、未熟な怖がらせ屋が子供に逆襲されることもしばしば。サリーの活躍のかいもなく、悲鳴獲得量は減少傾向にあり、モンスターズ社のウォーターヌース社長は経営難に頭の痛い日々が続いていた。
モンスターシティの歴史を揺るがす大事件は、ある日突然に起こった仕事を終えたサリーが残務整理をしていると、そこには小さな人間の女の子が立っていたのである!CDA(子供検疫局)に知れれば大騒動になるため、サリーとマイクはひとまず自分たちのアパートに《それ》を連れ帰る。マイクが必死に解決策を練る間、サリーは自分を「ニャンニャン」と呼んで怖がりもしない彼女のお守りをする。サリーの方はビクビクだったが、どうやら触れても大丈夫そうだ。無邪気にお絵描きをしている間にホッと一息、と思ったら、ちょっとした事で泣き出したり、笑い出したり…おまけに、この子が泣き声や笑い声を発すると、なぜか驚くほどのエネルギーが発生するのだ。小さな子供に振り回され、NO.1の怖がらせ屋のサリーも形無し。でも、ようやく寝ついたその安らかな寝顔を見ていると、サリーは胸がキュンとなるような不思議な気持ちにさせられた。この子は、見知らぬ世界でたったひとりぼっち。助けられるのは、自分たちしかいない…。
「マイク、この子は危険なんかじゃないよ。元の世界に帰してやろう」

翌朝、ソファーの布地とモップで作ったコスチュームで彼女をモンスターに変装させると、サリーとマイクは何事もなかったかの様に出社する。マイクはまだ子供は危険だと信じていて、トラブルを解決するために協力してはいるが、サリーの温情主義には不満だった。おまけに、サリーはこの子に《ブー》という名前までつけてしまったのである。「名前なんかつけたら、情が移るじゃないか!さっさとそいつを元に戻せよ!」
だが、570万個ものドアのストックの中から、内緒でブーのドアを呼び出すのは容易なことではなかった。しかも、サリーたちの不審な行動に目を光らせる者がいた。ランドール・ボックス——サリーにかなわないために常に2位の怖がらせ屋で、トップになるためなら手段を選ばない社内の嫌われ者だ。そういえば、サリーがブーをみつけた時も、ランドールが近くをうろついていた。そもそも、なぜブーはモンスターシティに入り込めたのだろう…?
ランドールに気をとられている間に、ブーが行方不明になってしまう。サリーは、ブーがゴミ処理機の中に入りこんでしまったと思い込み、プレスされたゴミの塊を見て失神。その時、どこからかあの可愛らしい声が聞こえてきた。「マイク・ワゾウスキ!」いつの間にかブーは、マイクの名前を覚えていたのだ。これには、ブーに冷淡だったマイクも思わずホロリ。だが、安心するのも束の間、ランドールはブーを捕らえるために卑劣な罠を仕掛けていた。

ランドールからブーを守るのに必死なサリーとマイクは、モンスターズ社に渦巻く巨大な陰謀に、まだ気づいていなかった。そして、その鍵を握っているのは、他ならぬブー自身だということも…。

スタッフ

監督…ピート・ドクター
共同監督…リー・アンクリッチ、デヴィッド・シルバーマン
製作…ダーラ・K.アンダーソン
製作総指揮…ジョン・ラセター、アンドリュー・スタントン
原案…ピート・ドクター、ジル・カルトン
ジェフ・ピジョン、ラルフ・エッグルストン
脚本…アンドリュー・スタントン、ダニエル・ガーソン
音楽…ランディ・ニューマン
ストーリー監修…ボブ・ピーターソン
編集…ジム・スチュワート
テクニカル監修…トーマス・ポーター
プロダクション・デザイナー…ハーレー・ジェサップ、ボブ・ポーリー
アート・ディレクター…ティア・W.クラッター、ドミニク・ルイス
アニメーション監修…グレン・マックィーン、リッチ・クエイド
ライティング監修…ジャン=クロード・J.カラシュ
レイアウト監修…ユーウィン・ジョンソン
シェーディング監修…リッチ・セイル
モデリング監修…イーブン・オストビー
セット装飾監修…ソフィー・ヴィンセレット
シミュレーション&効果監修…ギャリン・サスマン、マイケル・フォング
音響デザイナー…デイリー・リドストロム

キャスト

(ボイス・キャスト)
サリー…ジョン・グッドマン
マイク…ビリー・クリスタル
ブー…メアリー・ギブス
ランドール…スティーブ・ブシェーミ
ウォー夕ーヌース…ジェームズ・コバーン
セリア…ジェニファー・ティリ一
ロズ…ボブ・ピーターソン
イエティ…ジョン・ラッツェンバーガー
ファンガス…フランク・オズ
ニードルマン&スミティ…ダニエル・ガーソン
フリント…ボニー・ハント
ジョージ…サム・ブラック

(声の出演)
声の出演:サリー<石塚英彦(ホンジャマカ)>
マイク<田中裕二(爆笑問題)>

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