舞妓はレディ
2014年/日本/カラー/135分/ 配給:東宝
2015年03月18日よりDVDリリース 2014年9月13日公開 全国東宝系
(C)2014 フジテレビジョン 東宝 関西テレビ放送 電通 京都新聞 KBS京都 アルタミラピクチャーズ
公開初日 2014/09/13
配給会社名 0001
解説
『Shall weダンス?』以来18年ぶり、本格エンターテインメント大作!
卓越した観察眼と徹底した取材力、抜群のユーモアで驚きと笑いを生み出す、周防正行監督は、エンターテインメントの巨匠と言える。シティボーイから一転、修行僧となった青年の姿をコミカルに描いた『ファンシイダンス』(1989)では、映画初主演の本木雅弘を見出した。同じく本木を主演に据えた『シコふんじゃった。』(1992)は、廃部寸前の弱小相撲部の部員たちが奮闘する様子を描いたスポ根コメディ。そして、言わずと知れた『Shall we ダンス?』(1996)では、世に社交ダンスブームを巻き起こし、興行収入29.5億円の大ヒットを記録。同作はハリウッドでもリメイクされ、周防正行は全世界が注目する映画監督となった。その後『それでもボクはやってない』(2007)では、痴漢事件をテーマに日本の刑事裁判に物申し、主要映画賞30冠を達成。『ダンシング・チャップリン』(2009)では、映画でバレエを魅せることに成功し、昨年には終末医療の問題と男女の究極の愛を描いた『終の信託』(2012)を発表している。
そんな周防監督が、20年前から温めていた企画が本作『舞妓はレディ』。当時、『ファンシイダンス』、『シコふんじゃった。』に続く第三弾として、“女の子が頑張る映画を作りたい”と思った周防監督がたどり着いたのが“舞妓”だった。映画制作へ向けて取材を進めるも、イメージにピタリとくる女優が見つからず、長らく温存されていた。そして20年の時を経て、一人の少女との出会いが『舞妓はレディ』を再び動かした。
周防監督が20年かけて出会った少女・上白石萌音
主演女優の選考が本格的にスタートしたのは2012年4月。オーディションには、歌、ダンス、演技の素養を兼ね備えた約800名の応募が殺到。いずれも将来有望な少女たちの中から140名を選出し、歌、ダンス、演技のテスト、監督面接など、実に半年の時を費やして第1次〜第4次オーディションを行った。そして、最終選考に残った上白石を35mmカメラを回して撮影。「今すぐ本番が撮れる!」という周防監督の一言が決め手となり、20年をかけて探し求めた主演女優が決定したのである。
主演の座を射止めたのは、鹿児島生まれの15歳、上白石萌音(かみしらいし もね)。抜群の歌唱力、ダイアモンドの原石のような煌めきによって、本作の主演に大抜擢された上白石は、主人公・春子と同じく鹿児島出身。彼女は今、周防監督の下、女優という道を一心に歩き出した。ひたむきに芸を磨く姿は、主人公・春子の姿と重なる。
ストーリー
舞台は京都。歴史の古い小さな花街・下八軒は、舞妓がたった一人しかいないという、大きな悩みを抱えていた。八軒小路のお茶屋・万寿楽(ばんすらく)には、女将の千春(富司純子)、芸妓の豆春(渡辺えり)と里春(草刈民代)、そして舞妓にしては少々老けた百春(田畑智子)がいた。ある節分の夜、そこに一人の少女・春子(上白石萌音)がやってくる。春子はどうしても舞妓になりたいと懇願するが、どこの馬の骨ともわからない少女を老舗のお茶屋が引き取るはずもない。しかし、そこに居合わせた言語学者の「センセ」こと京野(長谷川博己)は、鹿児島弁と津軽弁がミックスされた春子に興味を持ち、老舗呉服屋の社長・北野(岸部一徳)に、「春子を一人前の舞妓にしたら、自分に褒美をくれ」とけしかける。晴れて万寿楽の仕込み(見習い)になった春子だが、厳しい花街のしきたり、唄や舞踊の稽古、そして何より慣れない言葉遣いに戸惑い、まわりの大人から「ちゃうちゃう」と間違いを指摘され続ける。センセの弟子・秋平(濱田岳)からも「君には舞妓は似合わない」と言われ、ついに春子は声が出なくなってしまう。なぜ春子は、そこまでして舞妓になりたいと思うのか…
少女の成長を、歌あり踊りあり、笑いと涙たっぷりで描ききる、誰もが楽しめ、誰もが少女を応援したくなる、国民的エンタ—テインメント大作の誕生!
スタッフ
脚本・監督:周防正行
製作:フジテレビジョン 東宝 関西テレビ放送 電通 京都新聞 KBS京都 アルタミラピクチャーズ
企画・製作プロダクション:アルタミラピクチャーズ
配給:東宝
キャスト
上白石萌音
長谷川博己
富司純子
田畑智子
草刈民代
渡辺えり
竹中直人
高嶋政宏
濱田 岳
中村久美
岩本多代
高橋長英
草村礼子
岸部一徳
小日向文世
妻夫木聡
松井珠理奈(SKE48)
武藤十夢(AKB48)
大原櫻子
徳井優
田口浩正
彦摩呂
津川雅彦
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