原題:MANIAC

2012年/フランス/カラー/89分/ 配給:コムストック・グループ

2014年02月04日よりDVDリリース 2013年6月1日、シネマサンシャイン池袋ほか全国順次ロードショー

(C)2012 - La Petite Reine – Studio 37

公開初日 2013/06/01

配給会社名 0708

解説


『アーティスト』で昨年度アカデミー賞作品賞を受賞した名プロデューサー、トマ・ラングマン、『ミラーズ』『ピラニア3D』などの鬼才アレクサンドル・アジャ、そして『ロード・オブ・ザ・リング』3部作、『ホビット』3部作の若き名優イライジャ・ウッド…。現代映画界最高の才能たちが最強のタッグを組み、このジャンルの歴史に必ずや深く刻まれる、とてつもない新作を誕生させた。
今その動向が最も注目されている才能たちが挑んだのは、狂気の巨匠ウィリアム・ラスティグが80年に放った伝説の映画『マニアック』の現代への華麗なる復活<リバース>。かつて全世界を震撼させた血まみれの名作は、ここに愛と哀しみに包まれ、驚くほどの刺激に満ちた、まったく新しいショッキング・バイオレンス・スリラーの傑作として蘇った。

ストーリー

ロサンゼルス。若い女性ばかりを狙った猟奇殺人が連続して発生していた。犯行は夜間に行われ、被害者の女性たちは全員、無残にも頭皮を剥がれていた…。
両親が経営していたマネキン店を継ぎ、マネキンの修復師をしているフランクには、誰にも言えない秘密があった。淫乱で残忍な母親に育てられたトラウマを抱える彼は、生身の女性をまともに愛することができなくなっていた。彼が心の平安を感じるのは、自分が修復したマネキンたちに囲まれているときだけだった。やがて、フランクの歪んだ欲望は、渇いた都会の夜をさまよい、暴走していく。彼は夜の街を独り歩きしている女性に狙いをつけ、躊躇なく殺害するとその毛髪を頭皮ごと剥いだ。そして、その頭髪を自宅に持ち帰ると、自分のマネキンたちの頭にかぶせるのだった。
ある日、フランクの前に一人の美しいブロンドの女性が現れる。アンナと名乗る彼女はプロのカメラマンだった。彼女はフランクの作ったマネキンに興味を示し、マネキンたちを個展に出品する作品のモチーフとして使わせてほしいと頼むのだった。フランクにとって、自分の仕事の芸術性を理解する女性との出会いは初めてだった。彼はそれを運命と信じ、彼女の創作に協力する中、しだいに想いを募らせていく。
アンナはあくまでも友人としてフランクと付き合っていたが、フランクは一方的にアンナとの愛の生活を妄想していた。アンナの前では心優しい青年でいることができるフランクだったが、その一方で、心の奥にうごめく邪悪な欲望や怒りは、すでに爆発寸前だった。
ついにアンナの個展はオープニングを迎え、パーティが開かれた。大勢の人々が集まる場所が苦手なフランクだったが、彼はアンナのために足を運んだ。しかし、アンナの周りには醜い業界人たちが集まり、その誰もがフランクを気味悪そうな目で見るのだった。
完全に心のバランスを失ったフランクは再び狂気に堕ち、夜の街を行く。闇に響く絶叫は、想像を絶する惨劇の始まりに過ぎなかった…。

スタッフ

監督:フランク・カルフン
製作:アレクサンドル・アジャ、トマ・ラングマン、ウィリアム・ラスティグ
脚本:アレクサンドル・アジャ、グレゴリー・ルヴァスール
オリジナル脚本:ジョー・スピネル

キャスト

イライジャ・ウッド
ノラ・アルネゼデール
ジュヌヴィエーヴ・アレクサンドラ
リアーヌ・バラバン
アメリカ・オリーヴォ
サミ・ロティビ

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