原題:Robot & Frank

そう遠くない未来に、出会うかもしれない・・・

2012年/アメリカ/カラー/89分/ 配給:角川書店

2013年8月10日(土)より角川シネマ有楽町他 全国ロードショー

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公開初日 2013/08/10

配給会社名 0058

解説


元泥棒のフランク。妻とはその昔に別れ、二人の子供も独立し、今は一人暮らし。もの忘れがひどくなり、心配した息子から贈られたのは、超高性能な生活支援ロボットだった。

テクノロジーに抵抗感のあるフランクだったが、フランクの健康のために完璧にプログラミングされたロボットのおかげで、心も体も健康になっていく。

その完璧さゆえに、彼はいつしかフランクの一番の理解者となる。高齢化とテクノロジーの発達によりロボット技術の生活支援や介護利用の研究が進む今、そう遠くない未来にはこのフランクとロボットのような関係が現実になっているかもしれない。

このオリジナリティ溢れる作品は、本作が長編映画監督デビュー作となるジェイク・シュライヤー。短編作品のほか、ミュージックビデオ、CMなどを手掛けてきた。脚本を担当したクリストファー・D・フォードも本作が長編映画初挑戦となる。

そして初挑戦にして、第28回サンダンス映画祭で、科学的内容を持つ優れた作品に贈られる、アルフレッド・P・スローン賞を受賞、2013年インディペンデント・スピリット賞初脚本賞にノミネートされるなど、高い評価を得た。
そして、この若き豊かな才能のもとには名優たちが集まった。主人公フランクを演じるのは、『フロスト×ニクソン』でアカデミー賞ノミネートのベテラン俳優、フランク・ランジェラ。そして、ジェニファー役にはアカデミー賞女優のスーザン・サランドン、フランクの息子ハンターには、『X-MEN』シリーズや『魔法にかけられて』、今秋公開予定のマーク・ウォールバーグ、デンゼル・ワシントン共演の話題作『2 Guns(原題)』の公開も控えるジェームズ・マースデン、娘のマディソンには『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのリヴ・タイラーが扮する。

ストーリー




舞台は近い将来。 元宝石泥棒のフランク・ウェルドは、70歳になり物忘れもひどくなる一方。旧友のジェニファーは街の図書館司書で、彼の変化をさびしく思いながらも、一緒にいることを楽しんでいる。フランクの成人した子供たち、ハンターとマディソンは一人暮らしの父親の世話に手を焼きながらも心配していた。

ある日、息子のハンターがフランクの元へ連れてきたのは、健康を改善するためにプログラムされた、歩いて話せる介護用の超高性能ロボット。

しかし、残念ながらフランクは新しいヘルパー(ロボット)をお気に召さない。70歳のフランクは大抵のテクノロジーに不快感を示す。だから当然、異質なものに思えるその存在はうっとうしく、不安を掻き立てるだけだった。
そんなフランクの態度にはお構いなく、ロボットはすぐに自分が機械とか道具という存在以上であることを自ら証明していく。プログラムは高機能で、態度は親切。あらゆる意味で合理的で思いやりのある友達なのだ。その友達のおかげで、フランクの体調は日々改善していく。

身体の調子が良くなるにつれ、フランクの気持ちも前向きになってくる。ロボットは、雇い主の健康を改善させるだけでなく、やる気を活発にさせ、趣味や生きがいを見つけるようプログラムされているからだ。

フランクがこれまでの人生で夢中になったのは・・・盗みをすることだった。ちょっとした野心がひらめいたフランクは、日々の生活に活力を見出すための自分の趣味にロボットも巻き込むことをひらめく。そしてここに、新しい強盗デュオが誕生するのだった・・・。

年老いた人間とロボットという一見全く分かり合えないと思われるふたりが、思いがけず友人となり家族のような存在となる。ちょっぴりせつなくて愉快な友情物語。

スタッフ

監督:ジェイク・シュライアー 
脚本:クリストファー・D・フォード 

キャスト

フランク・ランジェラ
ジェームズ・マースデン
リヴ・タイラー 
ジェレミー・ストロング 
ジェレミー・シスト 
ピーター・サースガード 
スーザン・サランドン 

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