殺して、生きろ!

2013年/日本/カラー/105分/ 配給:アークエンタテインメント

2013年8月24日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷他にて夏休みロードショー

©UULA

公開初日 2013/08/24

配給会社名 1350

解説


原田監督自身がオリジナル脚本を執筆、かつての社会派ドラマのイメージを軽々と脱却して切れっキレの妖艶な魅力に満ちた世界観を作り上げました。

キャストに原田組の常連である椎名桔平をはじめ、水川あさみ、山本裕典、キムラ緑子、でんでん、土屋アンナと個性豊かな実力派が集結し、珠玉のエンターテインメントが完成。

描かれるのは、椎名桔平演じる主人公・逃亡者の北原を中心とした、一筋縄ではいかない”壊れた人間“たちの運命。時代や環境に翻弄されて数奇な運命を辿る登場人物たちを通して、現代日本に蔓延る鬱屈したアンダーグラウンドな世界をリアルに描写するとともに、その裏に隠された“家族の絆”や、シリアスな社会問題にも鋭く切り込んでいく、まったく予測不能なバイオレンス・アクション・エンターテインメントです。

監督は日本を代表する名匠・原田眞人。モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリを受賞した『わが母の記』、『クライマーズ・ハイ』をはじめ、海外映画祭の常連である国際的ビッグネームだ。

そんな彼が最も信頼を寄せる名優・椎名桔平をはじめ、水川あさみ、山本裕典、キムラ緑子、山路和弘、田中泯、
?嶋政宏、土屋アンナといった超個性派キャストが集結。カンヌ映画祭グランプリに輝いたフランス映画『預言者』に刺激を受けた原田監督は、現代日本の狂気・暴力・欲望に満ちたアンダーグラウンドな世界をリアルに描写しつつ、その背景にあるファミリーの絆や、シリアスな社会問題を鋭く盛り込んだ。
姿を見せるのはいずれもブッ壊れた奴らばかり——殺しを強要された逃亡者、逃亡者を追う暴力団、命を狙われる悪徳実業家、 3つの狂気が交差する予測不能バイオレンス・アクション・エンターテインメント。これはメディアを超えた全力の一撃だ!

ストーリー




2002年9月。平凡な旅行代理店の所長だった古葉完治(椎名桔平)は、借金の取り立てにきた暴力団・御殿川組の若社長をはずみで殺害してしまい海外へと高飛びする。10年後、北原完治と名を変えた古葉は、南米のカジノでクルピエを務めていた。ところが雇い主のボスから、金の力でカジノの女たちを日本に連れ帰っているという実業家・狭土萬正を暗殺せよという命令が下った。「一週間経っても狭土が生きていた場合、お前は国際指名手配されることになる」と脅された北原は、仕方なく日本に帰国する。こうして震災後の放射能問題で揺れる日本に戻った北原は、狭土の愛人のひとりである伽羅(水川あさみ)と接触。まもなく狭土傘下のタクシー会社で運転手として働く青年ウノ(山本裕典)と引き合わされ、徐々に狭土が秘密にしている恐るべき闇の部分に近づいていく。一方、北原の帰国を聞きつけた凶暴な三姉妹“御殿川シスターズ”をはじめとする、殺された若社長の復讐に燃える御殿川組も動き出した。絶体絶命の北原をめぐる、闇の組織と暴力団という二つの勢力。追う者と追われる者が複雑に絡み合った、この三つ巴のバトルのゆくえはいかに——!?

スタッフ

監督:原田眞人
エグゼクティブプロデューサー:冨久尾俊之
プロデューサー:鍋島壽夫
脚本:原田眞人
撮影:阪本善尚
照明:宮西孝明
美術:新田隆之
録音:矢野正人
編集:原田遊人
主題歌:m-flo

キャスト

椎名桔平
水川あさみ
山本裕典
キムラ緑子
山路和弘
田中泯
高嶋政宏
土屋アンナ
でんでん
赤間麻里子
堀部圭亮
矢島健一

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