マジック・マイク
原題:Magic Mike
スティーヴン・ソダーバーグ監督作! ハリウッドで成功を掴んだ男の実話を基にしたサクセスストーリー
全米批評家協会賞 助演男優賞 インディペンデント・スピリット賞 助演男優賞 NY批評家協会賞 助演男優賞
2012年/アメリカ/シネマスコープ/音声5.1ch/110分/ 配給:カルチャア・パブリッシャーズ、ブロードメディア・スタジオ
2013年12月20日よりDVDリリース 2013年8月3日(土)より、シネスイッチ銀座、Bunkamura ル・シネマ、シネマカリテ他にて全国順次ロードショー!
©2012 The Estate of Redmond Barry LLC.All right reserved.
公開初日 2013/08/03
配給会社名 0194/0551
解説
鬼才ソダーバーグ監督最新作
ハリウッドで成功を掴んだ男の“実話”を基にしたサクセスストーリー
『トラフィック』(00)でオスカー監督となり、同年『エリン・ブロコビッチ』(00)でジュリア・ロバーツにオスカー像をもたらした、ハリウッドで敬愛されるフィルムメーカー、スティーヴン・ソダーバーグ。『オーシャンズ』シリーズ(01/04/07)や『コンテイジョン』(11)など、豪華オールスターを束ねて大ヒットに導く売れっ子ヒットメーカーでありながら、『チェ』二部作(ともに0 8 )やインディーズスピリットに溢れた『ガールフレンド・エクスペリエンス』(09)など、斬新で挑戦的な作品を次々と世に送り出している。
そんな彼が『エージェント・マロリー』(11)で起用した俳優チャニング・テイタムの実体験に想を得て、男性ストリップの世界とその裏側を活写したのが、本作『マジック・マイク』だ。
今やハリウッドの人気俳優の座を不動のものにしたテイタムは、かつて18、19歳にかけ8ケ月間ストリッパーをしていた経験がある。
その実話をベースに、2人の青年の青春の日々を描いた本作は、全米で大ヒットを記録。
サタデー・ナイト・ライブでジョセフ・ゴードン= レヴィットが、テイタム扮する“マジック・マイク”を完コピするなど、映画ファンを超えて“マジック・マイク旋風”を起こした。
チャニング・テイタムと言えば、ダンスの才能に目覚めていく不良少年を演じた『ステップ・アップ』(06)でキラ星のごとく現れ、仔犬のように濡れた目の甘いマスクとマッチョな身体で女性を萌えさせ、大ブレイクしたのは記憶に新しい。
それから7年、恋愛映画から男臭いクライム映画まで、幅広い作品で魅力を開花させてきた彼は、本作の大ヒットにより、12年のPeople誌が選ぶ“最もセクシーな男性No.1”に輝いた。
知られざる男性ストリップの世界とその裏側に迫った
華やかかつリアルなショーアップ“青春”ムービー
いくつもの仕事を掛け持ちする30歳の自称・青年実業家マイクは、ある現場で知り合った19歳のアダムに可能性を感じ、男たちが華やかなレビュー・ショーを行う男性ストリップクラブに連れて行く。マイクはそこでトップに君臨するスター・ダンサーという顔も持っていた。最初は戸惑うアダムも、マイクの手ほどきで華やかな世界に魅了されていく。一方マイクは、ある女性と知り合うことで、本当に望む生き方に気づきはじめる—。
女性にひとときの夢と開放感を与えるダンサーたちの“素”の生活、舞台裏、その世界に足を踏み入れたきっかけ等々…。知られざる世界だけに興味は尽きないが、本作はそれに明解に応えて観客をワクワクさせながらカタルシスを与えると同時に、甘いだけではない世界で彼らが何に直面し、どう未来や人生を選び取っていくのか、あるいは転がっていくかをビビッドに描きこんだ、スリリングな青春映画でもある。また、19歳の若者をその世界に誘い入れるマイクをテイタムが演じることにより、彼の過去と現在を同時に見るような錯覚が起き、虚構と現実が観る者の脳内で交錯する。まさにソダーバーグならではの、不思議で複雑な味わいの真骨頂である。
セクシーで、愉快で、クレイジー!
ようこそ煌びやかなレビュー・ショーの世界へ
なんといっても魅力は、アクロバティックなダンスを披露するテイタムを筆頭に、実力派イケメン俳優らによる本気モード全開のレビュー・ショーだ。最初は満足に歩くことすらできなかったアダムを演じる『アイ・アム・ナンバー4』のアレックス・ペティファーは、堂々と舞台から女性たちを挑発し、見事なパフォーマンスを披露、狂騒にまみれた世界にどっぷり浸かっていく若さを意欲的に演じる。仲間のダンサーとして、ドラマ「ホワイトカラー」のマット・ボマー、ドラマ「トゥルーブラッド」のジョー・マンガニエロ、ドラマ「CSI :マイアミ」のアダム・ロドリゲスら旬のイケメン俳優が、さらにWCW時代に“ビッグ・セクシー”の異名を取ったプロレスラー、ケヴィン・ナッシュが、踊り、挑発し、服を剥ぎ取り、鍛え抜かれた裸体をさらす。思わずクラブの客席さながら、嬌声を上げてしまうこと必至だろう。だが誰よりも強烈な存在感を放つのが、クラブのオーナー、ダラスを演じるマシュー・マコノヒーだ。元ストリッパーにしてヤリ手ビジネスマンという、カリスマと俗っぽいギトギト感を絶妙に滲ませ、全米批評家協会賞をはじめとする各賞で助演男優賞を受賞した。
華麗なショーの振付けを担当したのは、ブリトニー・スピアーズやマドンナのワールドツアーの振付けも監修しているザ・ビート・フリークスのアリソン・フォーク。衣装デザインを担当したクリストファー・ピーターソンは、レインコートや愛国軍のアンサンブルからTバックまで、趣向を凝らした衣装で魅せる。音楽のスーパーバイザーを務めるのは、『トラフィック』のサウンドトラックでグラミー賞にノミネートされたフランキー・パイン。美術デザインにハワード・カミングスと、監督とこれまで信頼関係を築いてきたトップクリエイターが結集し、世界観を完璧なものにしている。
ストーリー
自称・青年実業家のマイクは(チャニング・テイタム)は、夜になると男たちが華やかなレビュー・ショーを行うクラブ“エクスクイジット”で“マジック・マイク”として女性たちを熱狂させる人気№1のストリップ・ダンサーという顔を持っている。
ある日、知り合った19歳の青年アダム(アレックス・ペティファー)に才能を感じたマイクは、クラブに彼を連れていく。アダムはマイクが見抜いた通り、即興で大胆なヴァージン・ステージを飾り、クラブの一員に迎えられる。そしてマイクの手ほどきで人気ダンサーになっていく。大金・女・クールな仲間との付き合いにどっぷり浸かっていくアダムと裏腹に、マイクはアダムの堅実な姉と知り合い、自分が本当に求める人生に気づき始める…。
スタッフ
監督:スティーブン・ソダーバーグ
製作:ニック・ウェクスラー、グレゴリー・ジェイコブス、チャニング・テイタム、リード・キャロリン
脚本:リード・キャロリン
美術:ハワード・カミングス
衣装:クリストファー・ピーターソン
キャスト
チャニング・テイタム
アレックス・ペティファー
マシュー・マコノヒー
コディ・ホーン
オリビア・マン
マット・ボマー
ライリー・キーオ
ジョー・マンガニエロ
ケビン・ナッシュ
アダム・ロドリゲス
ガブリエル・イグレシアス
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