原題:A LATE QUARTET

2012年/アメリカ/106分/カラー/スコープ・サイズ/ドルビーSRD/字幕翻訳:松浦美奈 配給:角川書店

2013/7/6(土)角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー

(c) A Late Quartet LLC 2012

公開初日 2013/07/06

配給会社名 0058

解説


  “アタッカ”(休みなく演奏し続ける)による7楽章からなるベートーヴェンの異色の名曲、弦楽四重奏曲第14番嬰ハ長調(作品131)にインスパイアされた本作は、いずれどこかで迷いやズレが生じてくる、長い人生や人間関係のメタファーであり、どう軌道修正を図るべきなのかという問いを観客に投げかけます。弦楽四重奏というクラシカルな舞台で、愛憎入り混じるアンサンブルドラマを演じるのは、アカデミー賞俳優たちの豪華競演。『カポーティ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した、フィリップ・シーモア・ホフマン。『カポーティ』『マルコヴィッチの穴』で2度のアカデミー賞ノミネートに輝く、キャサリン・キーナー。そして『ディア・ハンター』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したクリストファー・ウォーケン。また、劇中音楽のスコアを、デビッド・リンチ作品でお馴染みのアンジェロ・バダラメンティが担当しています。

ストーリー





弦楽四重奏団フーガ結成25周年前夜。チェリストの突然の引退宣言から、ドラマは始まった。
冷徹なまでに精確な演奏で客を魅了する第一バイオリンのダニエル、色彩と質感を与える第二バイオリンのロバート、深みを添えるビオラのレイチェル、そして、チェロのピーターが完璧な四角を支えている。ある日、チェリストのピーターがパーキンソン病の告知を受ける。今季をもって引退したいと申し出るピーターに、残されたメンバーは動揺を隠せない。憤り、嫉妬、ライバル意識、家庭の不仲、不倫。それまで抑えてきた感情や葛藤が露呈し、不協和音が響きはじめる。バラバラにくずれ始めた”四角”に、最終楽章の幕は上がるのか。

スタッフ

監督:ヤーロン・ジルバーマン
音楽:アンジェロ・バダラメンティ

キャスト

フィリップ・シーモア・ホフマン
キャサリン・キーナー
クリストファー・ウォーケン
マーク・イヴァニール
イモージェン・プーツ

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