原題:TRUE LOVE

[リミット]のプロデューサーが仕掛ける “愛と恐怖が交差する”不条理シチュエーション・スリラー

2012年/アメリカ・イタリア合作/カラー/103分/ 配給:アルバトロス、インターフィルム

2013年4月27日(土)、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー

TRUE LOVE (C)2012 MERCURIO DOMINA

公開初日 2013/04/27

配給会社名 0012/0653

解説


日本の離婚率は近年急上昇し、かつては年間10万件にも満たなかった離婚件数が現在では25万件程まで増え、3組に1組が離婚する「離婚大国」となっている。年々下がる婚姻率に加え、離婚率の上昇は大きな問題となっている。因みに、本作が製作されたアメリカは2組に1組が離婚するという「離婚超大国」である。本作では、永遠の愛を誓い合ったはずの夫婦が、完全なる密室で何者かによってその愛の真偽を追及されるという、異色のシチュエーション・スリラーである。質問に答える度に次々と暴かれていく男と女の本性。ドアも窓もない密室で心も身体も痛めつけられる恐怖は想像に耐えがたい。しかし、本当に怖いのは相手の本心を知る事なのかもしれない。本作のプロデューサーは、映画史上最も小さい密室でのスリラー「[リミット]」(ライアン・レイノルズ主演)、ATMに男女3人が閉じ込められる恐怖を描いた「ATM」等、話題のシチュエーション・スリラーを生み出したピーター・サフラン。あなたは、最愛の人と一緒に観る勇気がありますか?

ストーリー







ジャックは、目が覚めると無機質な部屋の中にいた。ドアも窓も存在しない、完全なる密室。どうやってこの部屋に入ったのか、全く覚えが無い。彼は意識朦朧としながらも、自らの記憶の糸をたどってみる。彼はケイトと結婚したばかりで、幸せな生活が待っているはずだった。それが何故このような状況になっているのか…。部屋の中の様子を探ると、壁に「Y」(YES)と「N」(NO)2つのボタンを見つける。その時、ある映像が壁一面に映し出される。そこに写っていたのは、妻ケイトの姿。彼女もまた、ジャックと同じ状況に陥っていた。そして何者かによって、一方的に質問が突き付けられる。「あなたはジャックを愛していますか?」「ケイトは浮気をしましたか?」「あなたは人を殺せますか—?」。自力で脱出する術も無い彼らは、それらの質問にボタンを押して答えていくしかなかった。次第に明らかになっていく、互いが知らない別の顔。崩れ去る夫婦の信頼。エスカレートしていくペナルティ。これは、一体誰が何のために仕掛けたものなのか。そして、身体を傷つけられ精神が崩壊し、限界を超えた彼らが辿り着くのは、真実の愛か、それとも…。

スタッフ

監督:エンリコ・クレリコ・ナジーノ
脚本:ファビオ・ガリオーネ、ファビオ・レジナーロ
撮影:パオロ・ベラン

キャスト

ジョン・ブラザートン
エレン・ホルマン
ガブリエル・マイヤーズ
タイリース・アレン
クレア・ケアリー
ジェイ・ハリントン

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