2014年/日本/カラー/??分/ 配給:松竹

2013年10月19日(土)より、全国ロードショー

(C)2013「人類資金」制作委員会

公開初日 2013/10/19

配給会社名 0003

解説


監督・阪本順治×原作・福井晴敏
旧日本軍の隠し資産「M資金」。
人間の果てしない欲望と、人間の尊厳を守ろうとする者たちの闘いを、
壮大なスケールで描く超弩級のサスペンス大作。

戦時中、日本軍がアジア全域から集め、秘匿した金塊・財宝をベースにした秘密基金、通称「M資金」をテーマに、国際的なマネーゲームや騙し合い、陰謀が渦巻く中、蜜に群がる人間の果てしない欲望と、人間の尊厳を守ろうとするものたちの闘いをスリリングに描き出します。

本作は、作家、福井晴敏のプロットを元に、福井、阪本の共同脚本で映画化。
一方原作は、公開と時期を同じく今秋に複数巻で講談社より文庫書き下ろしとして発売を予定しており、映画と小説が同時進行していく新しい形でのメディアミックスを図る完全連動プロジェクトとなります。

撮影は全てオールロケとなり、2月下旬よりロシアのハバロフスクを皮切りに、3月にタイと日本、そして4月にはニューヨークと、4ヶ国にまたがるロケを敢行。特に2月の平均気温マイナス21度というハバロフスクから39度のタイへ、気温差60度という強行軍で、世界を股にかける映画ならではのタフでハードな撮影となります。
今秋公開を予定。是非、ご期待下さい。

【M資金とは?】

第二次世界大戦終戦時の混乱期に、大量の貴金属やダイヤモンドなどの宝石類を含む軍需物資が、保管されていた日本銀行の地下から、勝手に流用されていた「隠退蔵物資事件」や、GHQのマーカット少佐指揮の部隊が調査・押収に訪れた際に、「彼らが隠匿したとされる事件」」などが発生した。 その後、GHQの管理下に置かれた押収資産は、戦後復興・賠償にほぼ費やされたとされるが、資金の流れには.不透明な部分があり、“M資金”の存在が噂されるようになった。

また、こうした噂が真実味を持って信じられた背景には、降伏直前に日本軍が東京湾の越中島海底に隠匿していた、インゴット化された金1,200本・プラチナ300本、銀5,000トンという大量の貴金属が、1946年4月6日に米軍によって発見されるという事件が起きたり、終戦直後に各種の軍需物資が隠匿され、闇市を通じて流出していた時期の記憶が、多くの日本人の間で鮮明であったことが挙げられる。

そしてそれらの運用は、日本政府の一部の人々によって行われており、実際に幾多の国家的転機に際して利用されてきた歴史を持つ、とされている。

ストーリー


1945年、東京湾越中島の埠頭−。暗闇の中、土運船に積まれた木箱をあける軍服姿の男たち。中には4本の金の延べ棒。総量600トンにも及ぶ金塊は、敗戦をよしとしない反乱兵たちによって持ち出された日本軍の秘密資金だった。その回収に出向いた笹倉雅実大尉は、しかしそれを軍に戻すことはせず、海へと沈めた。この先、世界を席巻する「資本」との戦いに備えるために。それを見つめる米軍の密偵、ハリー遠藤(豊川悦司)。

 2014年、M資金詐欺を繰り返して生きてきた男、真舟雄一(佐藤浩市)。
相棒のヤクザ、酒田(寺島進)と組み、いつものように交渉を開始するが、相手の様子がおかしいことに気づく。あわててテーブルの上の名刺を回収するも、時すでに遅し。次の瞬間に現れたのは北村刑事(石橋蓮司)。
こんなことは一度や二度ではない。そんな真舟の前に石優樹(森山未來)と名乗る男が現れ「“財団”の人間があなたを待っている。
同行頂きたい」と告げる。“財団”の名は日本国際文化振興会。
前身は日本国際経済研究所……真舟はその名前に聞き覚えがあった。
父が生涯追ってきたM資金。車に轢かれ、死を迎えたその瞬間に散らばったスクラップブックやノートの中にあった組織の名前と同じ。
そして真舟自身がM資金詐欺を持ちかける時に使う名前の財団だった。

 「M資金は本当に存在しているのか?」
石の言葉に導かれるように財団のビルを訪れた真舟。
その時、高遠美由紀(観月ありさ)とその部下・辻井(三浦誠己)ら屈強な男たちの一団に襲われる。高遠は防衛省の秘密組織の人間だった。
しかし、すんでのところで石が現れ、助け出される真舟。
逃げる二人を追いかけ、「“M”はどこにいるの? このままだと消される!」と叫ぶ美由紀を振りきり、二人は再び闇へと消える。

 翌早朝。真舟は石に伴われ、あるビルへ連れて行かれる。
そこで待っていたのは、本庄一義(岸部一徳)という男だった。
本庄は真舟に「M資金を盗み出してほしい、盗み出す金額は10兆円。
報酬は50億」と持ちかける。そして背後から現れた一人の男。

 M資金のMには誰も知らない意味が隠されている……。
その声の主が本当の依頼者、仮の名を“M”(香取慎吾)。 
かつては日本の復興のために使われてきたM資金だが、今やカネでカネを買う投資ファンドに成り下がっている。それを盗み出し、マネー経済の悪しきルールを変えたい。
世界を救うために−そう語る“M”にとまどう真舟だったが、多額の報酬と、「成功した暁にはM資金の秘密を教える」という話に興味を持ち、また、何よりマネーゲームが空洞化させた世界に対する閉塞感に共感を覚え、計画に乗ることにする。

 M資金は、ある投資顧問会社に拠点を置いている笹倉暢彦(仲代達矢)理事長が率いる“財団”によって管理されているが、真の実権はニューヨークの投資銀行が握っていた。
真舟たちは「金には金を」の理論で、アメリカ、ロシア、全世界を巻き込んだ前代未聞のマネーゲームによるプランを考えだす。
彼らが最初に向かったのは、財団の極東支部となっているロシアのヘッジファンドだった。代表は、鵠沼英司(オダギリ ジョー)。
鵠沼は先物取引で失敗し、巨額の負債を抱えながら、経理処理で財務操作を重ね、損失隠しをしていた。真舟はそこを利用することにする。
計画は上々。しかし、一つのミスから綻びが生じてしまう。

 その一方、彼らの動きに敏感に反応したのは、ニューヨーク投資銀行のハロルド・マーカス(ヴィンセント・ギャロ)だった。
ハロルドはすぐさま清算人(ユ・ジテ)と呼ばれる暗殺者を送り込み、真舟や石を監視し、同時に追い詰め始める。果たして、真舟たちの運命は?
そして“M”の本当の目的、M資金の本当の意味とは一体なんなのか?

スタッフ

監督:阪本順治
原作:福井晴敏「人類資金」(講談社文庫刊)
脚本:阪本順治、福井晴敏
音楽:安川午朗
製作:「人類資金」製作委員会
企画:KИHO  
制作プロダクション:KИHO キノフィルムズ
配給:松竹

キャスト

佐藤浩市 
香取慎吾
森山未來 
観月ありさ
石橋蓮司 
豊川悦司 
寺島進 
三浦誠己
岸部一徳 
オダギリジョー 
ユ・ジテ 
ヴィンセント・ギャロ 
仲代達矢

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す