2013年/日本/カラー/92分/ 配給:よしもとクリエイティブ・エージェンシー

2013年8月31日よりシネマート六本木ほか全国順次ロードショー

© 2013「ジェリー・フィッシュ」製作委員会

公開初日 2013/08/31

配給会社名 1341

解説


『自縄自縛の私』に続いて新潮社主催の「女による女のためのR-18文学賞」作品の映画化シリーズ第2弾。雛倉さりえが16歳で記した同名小説を原作に、まるでジェリーフィッシュ=クラゲのように艶めかしく、しかし刺さると痛い毒を持つ思春期少女たちの繊細かつ残酷、そして優しい愛と嫉妬の日々を、名匠・金子修介監督が透明感あふれるタッチで描いていく。

これまで、どのようなジャンルの作品の中でも少女に対するこだわりを示し、その瑞々しい感性を映画的に機能させてきた金子監督作品の集大成ともいえる、甘く危険な思春期ファンタスティック・ワールド。その一方で、ウィリアム・ワイラー監督の名作『噂の二人』を劇中に引用しながら、同性愛に対する世間の偏見などをさりげなく示唆しているあたりは、この監督ならではの反骨精神の顕れともいえよう。
まるで永遠のように繰り返されていくキスをはじめする蒼きエロティシズムかつフェティシズムに満ちたシーンの数々に、共にこれが映画初主演となる大谷澪と花井瑠美が体当たりで挑みながら、初々しくもはかない存在感を美しく醸し出していく。川村亮介、川田広樹(ガレッジセール)、奥菜恵、秋本奈緒美、そして竹中直人ら出演陣が巧みに彼女たちをサポートしている。

クラスの中で浮いている高校生・宮下夕紀は、ある日、水族館のクラゲの水槽の前で同級生の篠原叶子に声をかけられ、そこで戸惑いながらも唇を重ねた。これを機に、二人は次第に心魅かれ合うようになっていく。

平凡な家庭に育つも、どこか日常への不満を抑えきれず、レンタルDVDショップの店長に身体を委ねたこともあった夕紀にとって、叶子はかけがえのない存在でもあった。しかし、常に孤独の闇を抱えている叶子は、そんな夕紀の想いを知りながら、突然クラスメイト平井からの告白を受け入れ、彼とのSEXに興じるようになる。同時に、彼女が中学時代に妊娠して堕胎したという噂まで聞こえて来て、夕紀の心は激しく乱れ始めていき……。

ストーリー

クラスの中で浮いている高校生・宮下夕紀はある日、水族館のクラゲの水槽の前で同級生の篠原叶子に声をかけられ、そこで戸惑いながらも唇を重ねた。これを機に、二人は次第に心魅かれ合うようになっていく。平凡な家庭に育つも、どこか日常への不満を抑えきれず、レンタルDVDショップの店長に身体を委ねたこともあった夕紀にとって、叶子はかけがえのない存在でもあった。しかし、常に孤独の闇を抱えている叶子は、そんな夕紀の想いを知りながら、突然クラスメイト平井からの告白を受け入れ、彼とのSEXに興じるようになる。同時に、彼女が中学時代に妊娠して堕胎したという噂まで聞こえて来て、夕紀の心は激しく乱れ始めていき……。

スタッフ

監督:金子修介
原作 雛倉さりえ『ジェリー・フィッシュ』(新潮社より6月22日刊行)
配給:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
製作:吉本興業株式会社/株式会社チームオクヤマ

キャスト

大谷澪
花井瑠美
川田広樹
川村亮介
奥菜恵
秋本奈緒美
竹中直人

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