役所広司,岡田准一,堀北真希,原田美枝子,豪華キャストが集結! 直木賞受賞のベストセラー時代小説、待望の映画化!!

2014年/日本/カラー/128分/ 配給:東宝

2015年04月05日よりDVDリリース 2014年10月4日公開 全国東宝系

(C)2014映画「蜩ノ記」製作委員会

公開初日 2014/10/04

配給会社名 0001

解説


原作は2012年、第146回直木賞を受賞し、時代劇として現在破格の20万部を突破している、葉室麟(はむろりん)著・
「蜩ノ記」。直木賞を満票で受賞し、浅田次郎に「これまでにない完成度」と言わしめた本格時代小説です。
青年武士の成長と師弟愛、師の娘との男女の愛、師と妻、娘との夫婦愛・家族愛が見事に描かれた普遍的な人間ドラマはポスト藤沢周平との呼び声高く、時代小説としては珍しく瞬く間にベストセラーに名を連ねました。口コミが広がり、映画化を望む声がジワジワと高まる中、読者の胸に刻まれた感涙の物語が、ついに実写映画としてスクリーンに登場します。
監督は、故黒澤明監督の遺作シナリオを引き継ぎ初監督を務めた「雨あがる」(2000年)でヴェネチア国際映画祭で緑の獅子賞、日本アカデミー賞で最優秀作品賞他8部門を受賞した小泉堯史(こいずみたかし)監督。
本作になみなみならぬ思いをかける小泉監督は、原作者を自ら訪問し映画化を熱望。「黒澤組」ゆかりのスタッフも多数参加し、人間を見つめる確かかつ温かな眼差しで、良質な人間ドラマを作り上げていきます。
藩の重大な秘密を握り、10年の間幽閉されてしまう主人公・戸田秋谷役には、日本を代表する名優・役所広司。
城内で刃傷沙汰をおこし、秋谷の監視役として派遣される檀野庄三郎役には、「SPシリーズ」以降映画出演が相次ぎ、本作が3度目の時代劇映画出演となる岡田准一。ともに実力派、そして初共演の二人。秋谷に不信を抱いていた庄三郎が事件の真相を明らかにし、秋谷の気高い生き方に触れて成長する、師弟愛の絆が描かれます。また本作のヒロイン、秋谷の娘・戸田薫役は「梅ちゃん先生」が記憶に新しい国民的女優の堀北真希、秋谷を温かく見守る妻戸田織江役は、「雨あがる」以来の小泉組参加となる原田美枝子が演じ、庄三郎と薫との初々しい恋と、秋谷と織江の温かな夫婦愛が描かれます。
さまざまな愛を描く感動の人間ドラマである本作に最高のキャスト、スタッフが揃いました。本作は13年4月末から6月末まで、岩手県や長野県など国内10箇所にてオールロケ撮影を行い、9月下旬に完成予定。公開は2014年を予定しております。

ストーリー


城内で旧知の友と刃傷沙汰を起こしてしまった檀野庄三郎(だんのしょうざぶろう/岡田准一)は、罪を免れ、家老・中根兵右衛門から藩命を受ける。それは、7年前に側室と不義密通し小姓を斬り捨てるという、前代未聞の事件を起こした罪で幽閉されている戸田秋谷(とだしゅうこく/役所広司)を3年後の切腹まで監視せよ、というものだった。
秋谷は前藩主から、藩の歴史である「家譜」の完成を命ぜられていた。監視の内容とは、7年前の事件がそこにどう書かれているか報告し、藩の秘め事を知る秋谷が逃亡を企てたときは妻子ともども容赦なく斬り捨てよ、というものだった。
幽閉中の秋谷を訪ねた庄三郎は、秋谷の娘・戸田薫(とだかおる/堀北真希)、妻・戸田織江(とだおりえ/原田美枝子)、息子・郁太郎と出会い、生活をともにしはじめる。編纂途中の「三浦家譜」と、秋谷の日記「蜩ノ記」を見た庄三郎は、切腹という過酷な運命が待っているにも関わらず“何ごとも生きた事実のまま書きとどめよ”という前藩主の言葉を守り、一日一日を
大切に家譜づくりに勤しむ秋谷の姿に感銘を受けるのだった。娘の薫はそんな父に信頼を寄せ、妻・織江は、疑いを持つことなく深い愛情で夫に尽くしているのだった。庄三郎は、秋谷が切腹に追い込まれた7年前の事件の真相を探り始める。いったいそこには何があったのか——?真相に近づくにつれ、秋谷の人間性に魅了されていく庄三郎。そんな庄三郎に、秋谷の娘・薫は徐々に心を開いていく。庄三郎もまた、心の美しさを持つ薫に惹かれていくのだった。一方、夫の不義密通事件、加えて切腹と言う苛烈な運命が待っているにも関わらず、妻の織江は夫に深い愛情と信頼を寄せ、家族に尽くしながら日々を過ごしているのだった。やがて、秋谷の不義密通事件の真相が明らかになる。さらに庄三郎は、事件の裏に隠された謎を解き明かす文書を入手する。それは、藩政を揺るがすような重大な文書だった。当時、藩は正妻派と側室派とが激しく争っていた。実は家老の中根は、商人の娘という正妻の身分が決してばれぬよう、様々な隠ぺい工作を働いていたのだ。 事情を知った中根は、必死で文書を取り戻そうと企てる。その混乱の中、郁太郎をかばった百姓の子が藩の目付役の拷問で惨死するという、むごい事件が起きてしまう。これまでなかった怒りに駆られる庄三郎。果たして庄三郎と秋谷は、どのような選択をするのか?はたして家譜は完成するのか?秋谷と庄三郎、そして薫と織江の運命は———

スタッフ

監督:小泉堯史
原作:葉室 麟「蜩ノ記」(祥伝社刊)
脚本:小泉堯史 古田 求

製作:市川 南 田村明彦
共同製作:長谷部 剛 石川 豊 松田陽三 堯部雅夫 井上 裕 角田 勉 吉川英作 ?橋 誠 宮本直人 井戸義郎 山下利一郎 下山 明
エグゼクティブ・プロデューサー:上田太地 松本篤信
プロデューサー:城戸史朗 鍋島壽夫 鈴木一巳 安井美紀子
ラインプロデュ−サー:竹山昌利
プロダクション統括:佐藤 毅 山内章弘
撮影:上田正治 北澤弘之
照明:山川英明
美術:酒井 賢
録音:矢野正人
編集:阿賀英登
衣裳デザイン:黒澤和子
装飾:大坂和美
助監督:酒井直人
製作担当:山田彰久
音楽:加古 ?
題字:星 弘道

製作:「蜩ノ記」製作委員会(東宝・テレビ東京・日本経済新聞社・電通・読売新聞社・テレビ大阪・BSジャパン・祥伝社・日本出版販売・KDDI・GyaO!・中日新聞社・西日本新聞社・テレビせとうち)
製作プロダクション:東宝映画

配給:東宝

キャスト

役所広司 
岡田准一 
堀北真希 
原田美枝子
青木崇高 
寺島しのぶ 
三船史郎 
井川比佐志 
串田和美

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