嵐・櫻井翔主演映画「神様のカルテ」の続編、待望の映画化決定!!

2014年/日本/カラー/116分/ 配給:東宝

2014年3月21日(金・祝)公開 全国東宝系

(C)2014「神様のカルテ2」製作委員会 (C)2010 夏川草介/小学館

公開初日 2014/03/21

配給会社名 0001

解説


あの『神様のカルテ』が心をつなぐ新たな感動作として還ってくる!
これは単なる続編ではなく、新たな1本の感動作品の誕生です。
3組の夫婦がつなぐ命と希望の物語に熱い涙が溢れ出す———
長野県在住の現役医師が地方医療の現実とその中で成長していく一人の医師の姿を軽妙な語り口と心温まる感動で紡ぎ出した「神様のカルテ」。デビュー作にして書店員が最も売りたい本を選ぶ「本屋大賞」にノミネート(翌年「神様のカルテ2」もノミネートされ、同賞史上初のシリーズ作品2年連続ノミネート)され、その勢いは書店だけにとどまらず映画館にまで届きました。主演に櫻井翔、その妻役に宮?あおいというベストキャストを得て、発刊から2年後に映画化された『神様のカルテ』は、若手内科医が末期ガン患者の心と向き合い成長していく様子を叙情溢れるタッチで描き、東日本大震災「以後」の日本を温かい涙で包み大ヒットを記録しました。(2011年8月27日(土)321スクリーン公開、観客動員158万人、興行収入18.9億円、初日観客アンケート満足度96%)あれから約2年———。あの感動作が心をつなぐ新たな物語として還って来ます。
前作は末期ガン患者に最後の最後まで寄り添い、一人の人生の最期を温かく照らすことの出来た一止に妻・榛名の妊娠という希望がもたらされたところで終わっていましたが、本作はその直後に一止の大学時代の同期・進藤辰也(藤原竜也)が同じ病院に赴任してくるところから始まります。かつて「医学部の良心」と言われていた親友・辰也との再会を喜ぶ一止でしたが、辰也は勤務時間が終わるとすぐに帰ってしまい、時間外の呼び出しにも応じない。自分の生活を犠牲にしてでも患者のためにつくそうとする一止は、辰也のそんな姿勢に疑問を感じ、ついには衝突してしまいます。そして、そんな折に一止の恩師である貫田内科部長(柄本明)が院内で倒れてしまう…。 かつての親友とは対立してしまい、頼りにしていた上司は病に伏せてしまう。やっと一人前の医師として歩き出そうとしていた一止は、辰也から浴びせられた問いに大いに心を揺さぶられてしまいます。

患者を救うために、家族を犠牲にしてもいいのか?
前作を一人の青年が一人前の医者になるまでの物語だとするならば、本作は一人前の医者になりつつある青年が、今度は医者という仕事の元来の難しさと家族の意義を問われる物語ということになるでしょう。そして、本作は一止と榛名以外にも辰也と千夏、貫田と千代というそれぞれ事情の異なる3組の夫婦の物語を絡ませていくことで、「友情とは?」「愛情とは?」「仕事とは?」「家族とは?」「人間らしく生きるとは?」といったようなテーマを重層的に投げかけています。
一止のライバル的な存在として藤原竜也、家庭を顧みずに仕事に邁進する妻に吹石一恵、貫田を献身的に支える妻に市毛良枝、一止の住まいである御嶽荘にやってきた風変わりな住人に濱田岳といった演技派達がニューキャストとして新たなアンサンブルを奏でています。また、前作から成長を遂げたスタッフと新たに加わったスタッフが融合されたことで、より洗練されたビジュアルで、より躍動感のあるサウンドが紡がれています。監督は前作同様、深川栄洋。深川監督は「単なる続編ではく、新たな1本の映画を作る」という意気込みで本作に臨んでいます。人間ドラマをより深くより力強く見せる本作の感動度は、前作を遥かに凌ぐものになっています。
これは愛に溢れた3組の夫婦がつなぐ命と希望の物語です。仕事の意義、家族の意義、そして命の意義と向き合いながら、愛が命に変わっていく、その命のリレーです。その過程で、(「そして愛は、つながっていく。」というコピーにあるように)「自分が一番愛している人は誰なのか?」「何とつながって生きているのか?」「何を守り、何を為すべきなのか?」という根源的なことが問われます。栗原一止を始めとする映画のキャラクターたちが経験する、喜びと悲しみ、期待と不安、憧れと失望、激しい葛藤、望まぬ衝突、埋め切れない喪失、そしてその先にある希望。『神様のカルテ2』には、観る者の感情を揺さぶりながら、熱い涙を溢れさせ、最後は笑顔で満たされる力強い感動が待っています。

ストーリー

妻・榛名(宮?あおい)の出産を心待ちに、本庄病院での仕事にいつも以上に邁進する栗原一止(櫻井翔)。一止達の住まいである御嶽荘にも新たな住人・屋久杉(濱田岳)が来て、男爵(原田泰造)ともども新たな生活を満喫している。そんな一止の前に大学時代の同期・進藤辰也(藤原竜也)が現れる。かつて「医学部の良心」と言われていたエリートが血液内科医として、同じ病院に赴任してきたのだった。親友との再会を喜ぶ一止だったが、辰也は勤務時間が終わるとすぐに帰ってしまい、時間外の呼び出しにも応じない。自分の生活を犠牲にしてでも患者のためにつくそうとする一止は、辰也のそんな姿勢に疑問を感じ、かつての親友と衝突してしまう。ある日、看護師の説得にも応ぜず家に帰ろうとする辰也に一止はついにコーヒーを浴びせてしまう。だが、熱くなった一止は逆に辰也から問われてしまう——。

「立派な医者ってなんだ?
お前がいつも病院にいるってことは、その間ずっと家族のそばにはいられないってことだ
夫婦って何なんだ?」

一止にそう言い放った辰也にも実は妻・千夏(吹石一恵)とのある事情が隠されていたのだった…。そんな折、一止の恩師である貫田内科部長(柄本明)が院内で倒れてしまう。皮肉にも病の床に伏して初めて妻・千代(市毛良枝)との夫婦の時間を持つことが出来た貫田だったが、残された時間は既にわずかなものになっていた…。

仕事を取るか“家族”を取るかですれ違ってしまう辰也と千夏——
“家族”を犠牲にして医療に従事してきた貫田とそれを支えてきた千代——
そして、新たな命を授かり“家族”を築こうとしている一止と榛名——

人の命を扱う医療の現場でも、夫婦はぞれぞれの事情を抱えながら、それぞれのドラマを展開していく。一止は「医師という仕事の難しさ」とともに「家族の意義」という壁に突き当たり、激しく葛藤する。かつては志を同じくした友を失いかけ、尊敬していた師が最期を迎えようとしており、出産を控えた妻とは満足な時間が持てないでいる。医師として人間として心が揺れ動き、拠り所を見出せずにいる一止に、貫田は自分の命を削って作った「神様のカルテ」を継承して言葉をかける。

「それでも希望はある。——それは君たちだ」

師から望みを託された一止たちが最後に出来ることはあるのだろうか…?

スタッフ

監督:深川栄洋

キャスト

櫻井 翔
宮崎あおい
柄本明他
原田泰造
要潤
吉瀬美智子
池脇千鶴
朝倉あき
西岡?馬
藤原竜也
濱田岳
吹石一恵
市毛良枝

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