天才作家たちが描く“恋物語”、珠玉の恋愛映画の誕生

2012年/日本/カラー/107分/ 配給:角川映画

2012年9月29日(土)より角川シネマ有楽町ほか全国順次公開!

(C)「BUNGO ささやかな欲望」製作委員会

サブ題名 告白する紳士たち

公開初日 2012/09/29

配給会社名 0058

解説


活字離れと言われる現代に、もう一度素晴らしく骨太な物語を発見してもらいたい意を込めて、世界に誇れる文豪たちの隠れた傑作短篇小説を映像化。前作のシリーズでは「文豪を演る!」というテーマで作家自身を演ずる作品が中心であったが、今回は文豪たちの描くそれぞれの「恋のカタチ」をテーマにしている。
普遍的な恋心の中に、日本らしさ、日本人の心、そして情緒溢れる美しい風景を感じてほしい。新進気鋭の監督、脚本家により、可笑しくて、懐かしくて、切ないストーリーが誕生し、そこには鮮やかに和装を纏った演技派女優たちを中心に、更なる彩りが加えられる。
日本人が古くから大事にしてきた、「情」や「せつなさ」を文学史に残る偉人たちの傑作の力を借りて、現代の日本人、そして世界の人々へ、今一度、日本人の心を伝えたい—。

ストーリー



『鮨』  
・原作:岡本かの子  
・監督:関根光才  ・脚本:大森寿美男  
・キャスト:橋本愛 リリー・フランキー
 常連客で毎晩のように盛り上がる「福ずし」の看板娘、ともよ。献身的に親を手伝うともよは、毎 晩のように現れる常連の中でも異色を放つ無口な中年紳士、湊に好意を寄せている。ある日、ばったりと遭遇した湊が、鮨にまつわる、亡き母との切ない思い出を語り出す・・・。
──岡本太郎・実母の隠れた名作を映像化した感動作!

『握った手』  
・原作:坂口安吾  
・監督:山下敦弘  ・脚本:向井康介  
・キャスト:山田孝之 成海璃子
 映画館で衝動的にOL・綾子の手を握り、その手を握り返されたのがきっかけで、彼女と付き合うようになった内気な大学生・松夫。綾子はあのような時、誰に対しても握られた手を握り返すのではないか? 不安に陥った松夫は、心理学の達人である女学生・水木由子の手をいきなり握るという「偉大な革命」を起こすのだが…。──“革命”のてん末を描いた悲喜劇。

『幸福の彼方』   
・原作:林芙美子  
・監督:谷口正晃  ・脚本:鎌田敏夫  
・キャスト:波瑠 三浦貴大
戦場から片眼を失って戻って来た男・信一と見合い結婚した絹子。やさしい信一と幸せな結婚生活を送っていたが、ある日信一が告白する・・・「僕に子供がいるんだ。」絹子は自分の前途が薄暗くなったのを感じるが、信一のこどもと里親に会いに行く道すがら、電車の中でこども連れの家族と遭遇。悠々とした姿に感化され、前向きに生きていく決意をする。──女性の生き方や夫婦のあり方を問う感動作!

スタッフ

原作:宮沢賢治「注文の多い料理店」、永井荷風「人妻」、岡本かの子「鮨」、坂口安吾「握った手」、林芙美子「幸福の彼方」他

キャスト

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