近未来の日本を舞台とした、ラブコメ×SF戦争映画 “ド派手本格アクション”と“ツンデレラブストーリー”

2013年/日本/カラー/??分/ 配給:東宝

2013年4月27日(土)全国東宝系ロードショー

(C)“Library Wars” Movie Project

公開初日 2013/04/27

配給会社名 0001

解説


「フリーター、家を買う。」「阪急電車」「県庁おもてなし課」「空飛ぶ広報室」など数々のベストセラーを生み出している当代きっての人気作家・有川(ありかわ)浩(ひろ)。有川自身が自分の代表作として認めている「図書館戦争」が遂に実写映画化を果たします。「図書館戦争」は2006年に刊行され、現在までに続編と別冊も含めて6冊が発表され、シリーズ累計発行部数が300万部を超えている超人気作品(2013年2月現在)。既にコミック化、テレビアニメ化、劇場アニメ化がなされていて、今回が満を持しての初実写化となります。

舞台は昭和から平成ではなく「正化(せいか)」という時代に移った日本。そこは国家によるメディアの検閲が正当化されている時代で、こういう日本に成り得たかもしれないというある種のパラレルワールドの設定です。そんな時代に「知る権利」や「本を読む自由」を守るために図書館側から生まれた自衛組織「図書隊」。国家権力で銃器を手にした「メディア良化隊」と日夜激しい攻防戦を繰り広げながら、時に笑い、時に泣き、時には恋にも落ちる。「図書館戦争」シリーズは、隊員たちのそんな奮闘ぶりが描かれます。シリーズ1作目となる「図書館戦争」では、図書隊に入隊してきた新米の熱血女性隊員とそれを鍛える鬼教官の物語が展開されます。

「図書館戦争」シリーズはそのファンの数が多いだけでなく、その熱度が高いことでも有名で、2011年には本の雑誌「ダ・ヴィンチ」で異例の読者投票による仮想の誌上キャスティング(もし実写化されたらこの役は誰にやってほしい?)が実施されました。そして、堂上篤役・笠原郁役でそれぞれ1位を獲ったのが、今回の映画のキャスティングでもある岡田准一と榮倉奈々でした。岡田と榮倉はこれが初共演。岡田は『SP』『永遠の0(ゼロ)』などにも出演していて、武術や格闘技のインストラクター資格も持っている、アクションが体に沁み込んでいる俳優。対する榮倉は長身でまっすぐな印象が強く、健康的で純情なイメージのある女優。原作イメージにもぴったりで、かつそれぞれ第一線で活躍中の二人が本作で生んだツンデレ化学反応は初々しく爽やかな青春物語としての見どころでもあります。

また、二人を囲むキャスティングも原作イメージに忠実で、かつ豪華なキャスティングが実現しています。まず、笠原郁の同期であり頭の切れる美人情報屋・柴崎麻子には栗山千明。同じく同期のクールな超エリート・手塚光には福士蒼汰。堂上の同僚であり笑顔で正論を繰り出す小牧幹久には田中圭。堂上や郁の所属するエリート部隊・図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)の豪腕隊長・玄田竜助には橋本じゅん。その玄田の同窓生であり週刊「新世相」の敏腕女性記者・折口マキには西田尚美。そして、映画オリジナルキャストとして図書隊のトップである、柔和だがブレのない基地司令・仁科巌には石坂浩二。ファンも納得のこれぞ理想のキャスティングが実現しています。

監督は『GANTZ』シリーズで日本映画の新たな地平を切り開いた佐藤信介。ある意味荒唐無稽とも言える世界観をスタイリッシュに描き出し、シリーズを大ヒットに導きました。そんな佐藤監督が次に選んだ映画がこの『図書館戦争』でした。『図書館戦争』はSFあり、アクションあり、ラブあり、コメディありの佐藤監督曰く「誰も観たことがない」映画。でも、だからこそチャレンジしてまた新しい映画を見せたいと今回の映画化に乗り出しました。アクションはハードに見せつつ、ツンデレラブコメ要素は優しく温かく紡ぎ出し、検閲と自由といった時代性溢れるテーマも内包し、最後は大感動!といった、これぞまさしく王道エンターテインメントな映画が誕生しています。

本を読む自由。人を好きになる自由。そして、好きな人を守る自由。現代ではまだ当たり前のものとして享受できる自由を守るために戦う図書隊員の男子女子。これはそんな隊員たちの愛と自由の物語です。女の子のドキドキと男子のワクワクが詰まった、手に汗握って笑って泣いてキュンとする、本と恋のツンデレ・エンターテインメント、是非お楽しみ下さい。

ストーリー


正化(せいか)31年、あらゆるメディアを取り締まる法律「メディア良化法」が施行され30年が過ぎた日本。公序良俗を乱す表現を取り締まるために、武力も厭わぬ検閲が正当化されていた—。
そんな時代でも読書の自由を守るため、その検閲に対抗すべく生まれた図書館の自衛組織「図書隊」に笠原(かさはら)郁(いく)(榮倉奈々)が入隊する。高校時代に(ココで改行)読みたい本と自分を助けてくれた図書隊員を“王子様”と憧れての入隊だった。ところが、担当教官の二等図書正・堂上(どうじょう)篤(あつし)(岡田准一)は事あるごとに厳しく指導をする鬼教官で、郁の憧れの王子様図書隊員のことも「あさはかで愚かな隊員だ」とバッサリ。激しく反発する郁だが、堂上は厳しく突き放しながらも絶妙のタイミングでフォローを入れつつ郁を育てる。そのツンデレ訓練のおかげか、郁は女性初の図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)に配属される。堂上や小牧(こまき)幹(みき)久(ひさ)(田中圭)の下で、同期の超エリート・手塚(てづか)光(ひかる)(福士蒼汰)にコケにされたり、業務部の美人同期・柴崎(しばさき)麻子(あさこ)(栗山千明)に励まされたりしながら、ハードな訓練と図書館業務をこなす。そんな日々の中で、なぜだか郁は優しかった王子様とは正反対の堂上のことが段々と気になる存在になっていく…。実はその裏には堂上には郁には絶対に言えない秘密があったのだった。
ある日、「メディア良化法」に関わるあらゆる報道資料が残っている小田原の情報歴史図書館が閉館されることになり、その全資料が関東図書隊に移管されることとなる。その報道資料は、法成立に関わる真実さえをも明るみにするものだと言われており、その事実をもみ消したいメディア良化委員会が喉から手が出るほど欲しがるもの。その資料受け渡しの日が図書隊と良化隊との全面戦争の日となるのは避けられないものとなってくる。ところが、危険な前線に立つべきタスクフォースの一員であるにもかかわらず、郁は突然戦闘配備から外され、図書基地司令・仁科(にしな)巌(いわお)(石坂浩二)の護衛を命じられる。ショックを隠せない郁に、堂上は何の言葉もかけようとしない。
本を守るための過去最大の戦闘が始まるそのとき、堂上の耳にもう一つの思わぬ事件が知らされる…。

 はたして堂上を襲った思わぬ事件とは?
 堂上は本を、自由を、そして郁を守れるのか?
 愛と自由を守るための戦いが今始まる—。

スタッフ

監督:佐藤信介「GANTZ」、ドラマ「ラッキーセブン」、「ホッタラケの島」
原作:有川浩氏(「フリーター、家を買う。」「阪急電車」)の人気同名小説
配給:東宝

キャスト

岡田准一
榮倉奈々
田中圭
福士蒼汰
栗山千明
石坂浩二

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