2012年/日本/ 102分/ 配給:アイエス・フィールド

2013年2013年2月23日 新宿K’s cinemaほか全国順次公開!

(C)2012 TOKYO てやんでぃ 製作委員会 ALL RIGHTS RESERVED.

公開初日 2013/02/23

配給会社名 1250

解説


高座で観客が観るものは芸人が見せる姿の「ほんの一部」。
本当の姿は、楽屋を覗けば分かる…。
だから寄席は楽屋がおもしれぇんだよ。

楽屋の「中」のなのに「楽屋裏」とはさて、いかに。それはさておき、「楽屋裏」という言葉を辞書で調べてみると大概が1.楽屋の中 2.一般的には知られていない内部事情 というような意味が記されている。『TOKYOてやんでぃ 〜The Stoy Teller’s Apprentice〜』という映画は1の意味も、2の意味もきちんと押さえた映画と言ってもいいのではないだろうか。映画の舞台となるのは、東京は新宿にある末廣亭という寄席の楽屋。この映画、2時間弱、ほぼこの寄席の楽屋しか出てこない。いわば「楽屋の中」のお話ということだ。そして、熱狂的な落語ファンとて足を運んだことが無いであろう寄席の楽屋とはどんなところなのか? テレビドラマや映画などでたまに「楽屋」の様子を垣間見ることができる。例えば、オールドファンならずとも印象深いと言えば『ライムライト』(52年)。日本映画では、ふた昔前ではあるが『Wの悲劇』(84年)がある。ではみなさん、「テレビドラマや映画で寄席の楽屋を見たことあるよ」とおっしゃる方、いらっしゃいますでしょうか? この『TOKYOてやんでぃ 〜The Story Teller’s Apprentice〜』は普段めったに見ることのできない寄席の楽屋の、言わば内部事情、すなわち「楽屋裏」を見せてくれる、とっても有難い映画なんだ。そして、この内部事情とやらがまた驚きだ。何が驚きかって? それは映画を観てのお楽しみ。

ストーリー








彼女がいなくたって、いいじゃないか。
出世ができなくたって、いいじゃないか。
そんな人生があったって、いいじゃないか。
こんな映画があったって、いいじゃないか、いいじゃないか。

寄席に於いてお茶汲みから呼び込み太鼓、めくりの出し入れに至るまで楽屋の一切を仕切るのは「前座」の仕事。大御所・立花亭圓志に入門してから9年と5か月の月日が経ってなお、前座から一向に出世のできない立花亭ピカッチは日々楽屋で奮闘する。そんなある日、仲入り前がなかなか楽屋入りせず、高座に穴が開きそうで楽屋内は大混乱。女性雑誌の美人記者。どっからどう見ても外国人の自称・江戸っ子の立花亭圓藤。コスプレマニアにして何故か高座に上がりたがる女席亭。点滴刺したまま高座に上がる老奇術師。
そのほか噺家、色物、様々な芸人が入り乱れ、果ては、入門前に「二つ目になったら迎えに行くよ」とピカッチが契りをたてた彼女まで現れて…。次から次へと降りかかるトラブルをピカッチは無事に乗り切れることができるのだろうか!?
寄席の楽屋というワンセットに様々な登場人物が入り乱れ、ハプニングが次から次へと巻き起こる1日を「爆笑&スリリング」で描いた空前絶後のローラーコースター・コメディ。

スタッフ

監督:神田裕司

キャスト

ノゾエ征爾
南沢奈央
池田鉄洋
ラサール石井、
でんでん
金原亭世之介
三谷昇
真野響子
安達祐実(友情出演)
小松政夫

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