さぬき映画祭2013 優秀企画作品

2014年/日本/カラー/HD/94分/ 配給:Construct film works

2014年11月8日(土)より大阪『第七藝術劇場』公開決定!! 2014年7月19日公開 2013年6月15日、全国に先駆け、香川県先行ロードショー!

©2014「竜宮」製作委員会

公開初日 2013/06/15

配給会社名 1530

解説


瀬戸内の澄んだ空と碧い海。香川県三豊市・荘内半島に伝わる浦島伝説——。
日本人の誰もが知るおとぎ話をモチーフに、現代版・浦島太郎の物語が生まれた。

浦島伝説にちなんだ地名や遺跡などが数多く残されている荘内半島(三豊市詫間町)。
海と山に囲まれた自然豊かなロケーションは、まさにおとぎ話の世界であり、幻想的な雰囲気とどこか懐かしい空気感を漂わせている。舞台の中心となった鴨の越の浜辺は、浦島太郎が亀を助けたと言われる場所で、その沖に浮かぶ小さな島には浦島神社がある。干潮になると海底の道が現れ、浦島神社へと歩いて渡ることができる。澄んだ空。碧い海。美しい砂浜。生命力溢れる緑。伝説の世界観と見事に溶け合って、現代版・浦島太郎の物語をゆったりと盛り上げる。

ストーリー









君に逢ふ夜は浦島が玉手箱あけて悔しき我が涙かな
室町時代に編纂された『御伽草子』の中で詠まれているこの歌は、本作の象徴である。
〜愛しい人に逢う夜がいつまでも続き、永遠に夜が明けなければいいと思う。
けれど、無常にも夜は明けてゆく。

それが残念でおもわず涙がこぼれてしまう〜
そうした想いを込めて優しく包み込むように紡がれた“喪失から再生への物語”
過ぎ去った日々は、いくら望んでも決して戻らない。
《後悔》や《別れ》そんな想いを胸に秘め、皆それでも生きている。
その先にある、希望に満ちた未来へと向かって。

一年前の夏。東京の大学に通う浦浜太郎は、故郷の香川に帰省した。親友・浪越正彦との再会を喜ぶ太郎だったが、遊びに来た鴨の越の海で溺れ、助けようとした正彦が命を落としてしまう。そして、また夏が来て…。心に大きな傷を負った太郎は、ぼんやりと無駄な毎日を過ごしている。正彦の墓参りをすることも出来ず、太郎を励ます友人・三好恭平の慰めも耳に入らない。喪失感と罪悪感から自分の殻に閉じ籠り続ける太郎の前に、一人の不思議な少女・乙武みずきが現れる。

スタッフ

監督・脚本:青木克齊
プロデューサー:澤井克一
撮影・照明/松本貴之
美術・装飾:山本裕
録音:星野厚
編集:飯田一史
音楽:ミヤタケタカキ(tonari session's)

スタイリスト:高橋さやか
ヘアメイク:渡辺順子
撮影補:吉田真二
助監督:佐藤洋輔
VFX:田村􀀃健
効果・整音:松原耕太
カラリスト:今西正樹
プロデューサー:澤井克一
協力プロデューサー:吉田考志
キャスティング協力:空閑由美子
製作:「竜宮」製作委員会
製作協力:株式会社DECCI・CINEMA TRANSPORT
配給・宣伝:Construct film works
配給協力:SPOTTED PRODUCTIONS
特別協賛:富士産業株式会社
特別協力:香川県三豊市
後援:香川県

キャスト

浦浜太郎:石田法嗣
乙武みずき:谷内里早
浦浜晴子(太郎の母):松本明子
浦浜啓造(太郎の父):西山浩司
三好恭平(太郎の友人):小林ユウキチ
浪越正彦(太郎の友人):落合モトキ
医師(みずきの主治医):金山一彦
浦浜好恵(太郎の祖母):中越恵美
浦浜紗都香(太郎の妹):中川琴音
雄太(いじめられっこ):丸山歩夢
乙武文子(みずきの母):小林あや
浪越靖代(正彦の母):高橋寛栄
旅館の旦那:桂こけ枝
人形浄瑠璃:讃岐源之丞保存会
いじめっ子:白川哲郎・角谷心之介・高岸 陸
旅館の女将:藤原由香里
浪越隆夫(正彦の父):横山 透

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