原題:Tyrannosaur

第24回東京国際映画祭(ティラノサウルス)

2010年/イギリス/カラー/94分 配給:エスパース・サロウ

2012年10月20日(土)、新宿武蔵野館ほか全国順次公開!

(C)CHANNEL FOUR TELEVISION/UK FILM COUNCIL/EM MEDIA/OPTIMUM RELEASING/WARP X/INFLAMMABLE FILMS 2010

公開初日 2012/10/20

配給会社名 0087

解説


2011 年、各国の映画祭でひときわ注目を集めた映画があった。

サンダンス映画祭、英国アカデミー賞をはじめとする主要映画祭、映画賞にて25 部門以上の受賞&ノミネートを果たし、インディペンデントでありながらオスカーの可能性も囁かれるほどに賞レースを席巻した映画——それが『思秋期』である。描かれるのは、せちがらい世の中で孤独と傷を抱え、もがくように生きてきたある男女の出会いと絆。

激しく痛烈な描写、そして心を打ちのめされる予期せぬ展開。人生の折り返し地点“思秋期”を迎えた男女の、単なる甘く切ないラブストーリーとは一線を画す厳しさをたずさえながら、その先には暗闇に射す一筋の希望と胸のすくような感動が待ち受ける。本作で監督&脚本を務め、鮮烈な長編デビューを遂げたのは『ボーン・アルティメイタム』『ブリッツ』などに出演し、俳優としてその顔を知られるパディ・コンシダイン。新進気鋭の卓越した才能を見せつけ、世界中の批評家たちをうならせた。そして、名優ピーター・ミュランや実力派オリヴィア・コールマン、個性派エディ・マーサンら英国が誇る一流の役者陣が結集し、今を生きることに戸惑う“等身大の大人たち”を確かな演技で体現。厳しくも美しい人間ドラマの真髄がここに誕生した。

ストーリー





傷つける男と癒す女——悲哀に満ちた“人生の秋”に出会った2 人。
生きることに戸惑う大人たちの、どん底から再起へと向かう破滅と希望の軌跡

ジョセフ(ピーター・ミュラン)は、失業中の男やもめで飲んだくれ。キレやすいうえに、怒りの感情を抑えらず、酒を飲んでは周囲に因縁をつけて大暴れを繰り返す。自分ではどうにもならない衝動的な怒りと暴力。そんな日々に精神が消耗し、彼はもはや自己崩壊寸前に追い込まれていた。ある日、いつものようにいざこざを起こし、失意のどん底で駆け込んだチャリティ・ショップ。ジョセフは、その店で働く女性ハンナ(オリヴィア・コールマン)と出会う。明るく聡明な彼女の存在は自暴自棄なジョセフを癒し、やがて心を打ち溶かしていく。しかし、ハンナもまた人知れずある闇を抱えていた。それは、2 人の人生に衝撃をもたらす事件へと発展する・・・。

スタッフ

監督:パディ・コンシダイン
製作:ダーミド・スクリムショー
脚本:パディ・コンシダイン
撮影:エリック・アレキサンダー・ウィルソン
編集:ピア・ディ・キアウラ

キャスト

ピーター・ミュラン
オリビア・コールマン
エディ・マーサン

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