原題:Hell

現在から4年後 我々の世界は もう地球にはない ローランド・エメリッヒが描く“終末後(ポスト・アポカリプス)の世界

2011年/ドイツ・スイス映画/ドイツ語/STEREO/カラー/90分/16:9ビスタ 配給:アルバトロス

2012年6月30日(土)より、シアターN渋谷にてレイトショー!

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公開初日 2012/06/30

配給会社名 1310

解説


『2012』『インデペンデンス・デイ』etc、ハリウッドを代表するヒット・メーカー、ローランド・エメリッヒはドイツ出身。そのエメリッヒが祖国の若き才能とチームを組み、送り出す注目の最新作がこの『HELL』だ。舞台は2016年、今からわずか4年後の地球。文明が崩壊した“終末後(ポスト・アポカリプス)の世界”でのサバイバル、という『マッドマックス』的設定はいかにもエメリッヒだが、ここで描かれるのは『2012』のような破壊のスペクタクルではない。猛烈な太陽光線により、ギラギラとハレーションを起こしているような映像。その明るさとは対象的な、絶望と恐怖に満たされたストーリー展開。ハリウッド的エンタメ性と、ドイツ的ダーク・テイストが混ざり合うことで、独特の緊張感がみなぎる傑作SFスリラーが誕生した。監督は、本作が長編デビューとなるティム・フェールバウム。ミュンヘン・フィルム・フェスティバル新人監督賞受賞の、注目の新鋭だ。主演は『4分間のピアニスト』のハンナ・ヘルツシュプルング。

ストーリー



2016年。太陽活動の変化により、地球の大気温度は10度上昇。強烈な太陽光が照りつけ、水と食糧は枯渇し、人類の文明は崩壊した。マリーとレオニーの姉妹は、車に残り少ないガソリンを積み、荒廃した都市を放れ山岳地帯を目指す。湧き水が残されている、生存可能な場所があることを信じて。連れはフィリップというマリーの恋人と、途中のガソリンスタンドで合流したトムという男。しかし山間部にさしかかった車は、バリケードに行く手を塞がれ、謎の男たちによりレオニーが連れ去られてしまった。必死で妹を捜すマリーは、エリザベートという女と出逢い、荒れ果てた農場にたどり着く。そこに棲む“家族”には、恐るべき秘密があった。旅行者を拉致・監禁し、食糧として飼育していたのだ。レオニーも、その農場に囚われていた。エリザベートの目的は、貴重な女性である2人を、息子たちの花嫁という奴隷にすることだった。マリーとレオニーは、この地獄から脱出できるのか?そして彼女たちの未来に、希望は残されているのか?

スタッフ

監督:ティム・フェールバウム
製作総指揮:ローランド・エメリッヒ『2012』『デイ・アフター・トゥモロー』『インデペンデンス・デイ』
製作:トーマス・ウェブケ/ガブリエル・M・ヴァルサー
脚本:ティム・フェールバウム/トーマス・ウェブケ/オリバー・カール
撮影:マーカス・フォーダラー/ティム・フェールバウム
音楽:ロレンツ・ダンゲル

キャスト

ハンナ・ヘルツシュプルング『4分間のピアニスト』『バーダー・マインホフ/理想の果てに』
ラース・アイディンガー
スタイプ・エルツェッグ『アンノウン』
アンジェラ・ヴィンクラー『ブリキの太鼓』
リサ・ヴィカリ

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