原題:Detective Dee and the Mystery of the Phantom Flame/狄仁杰之通天帝国

2010/中国・香港/128分/カラー/シネマスコープ/ドルビー/35㎜ 提供:ツイン 配給:太秦 協力:パラマント ジャパン

2012年5月5日(土)より シネマート新宿にてロードショー 他全国順次公開

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公開初日 2012/05/05

配給会社名 0864

解説


アカデミー賞受賞作『アーティスト』『ヒューゴの不思議な発明』に次ぎ、
堂々の第3位にランクイン!

<米タイム誌が選ぶ2011年ベストムービー>
1.『アーティスト』(ミシェル・アザナヴィシウス監督) 2.『ヒューゴの不思議な発明』(マーティン・スコセッシ監督) 3.『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』(ツイ・ハーク監督)
4.『ツリー・オブ・ライフ』(テレンス・マリック監督) 5.『戦火の馬』(スティーブン・スピルバーグ監督) 6.『SUPER8/スーパーエイト』(J・J・エイブラムス監督) 7.『世界最古の洞窟壁画 3D 忘れられた夢の記憶』(ヴェルナー・ヘルツォーク監督) 8.『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(ルパート・ワイアット監督)
9.『ランゴ』(ゴア・ヴァービンスキー監督)
10.『ワイルド・スピード MEGA MAX』(ジャスティン・リン監督)

ロバート・ファン・ヒューリックの小説で欧米の読者にはなじみの深い「ディー判事」シリーズを、香港のベテラン監督ツイ・ハークが東洋武術を盛り込みミステリー大作に仕上げた。アンディ・ラウ、リー・ビンビンら中国スターの魅力満載の本作は「予想外の傑作」と呼べるだろう。
TIME誌 (2011.12.19号)より

歴史上実在した判事ディー・レンチェが、女帝誕生の裏に渦巻く謀略に挑む!
 300年間に渡って繁栄した中国・唐の時代。中国史上唯一の女帝となる則天武后の即位目前に、不可思議な難事件が勃発する。それは人体が突如発火し、真っ黒な灰と骸骨だけを残して焼きつくされる、というもの。しかも、7人の犠牲者はすべて政権を司る重要人物だった…。その謎を解明するため、一人の男が任命された。彼の名は、判事ディー・レンチェ。類いまれな知性の持ち主で、武術の達人でもある彼は、相棒となる司法官・ドンライとともに捜査を開始する。そして、則天武后の権力の象徴として、建設中の<通天仏>に隠された秘密にたどりつくのだった…。

ンディ・ラウはじめ中国・香港を代表する豪華キャストで贈る
アクション満載のミステリー・エンターテイメントでツイ・ハーク完全復活!!
 身の毛もよだつ怪事件に果敢に挑む、主人公・判事ディーを演じるのは、『インファナル・アフェア』『三国志』『新少林寺』など、名実ともにアジアを代表するトップスターである、アンディ・ラウ。また、彼に助けを求めることになる中国三大悪女の則天武后役を、『2046』『インファナル・アフェア/無間序曲』のカリーナ・ラウが怪演する。また、判事に心惹かれながらも重大な秘密を持つ、ヒロイン・チンアルには『1911』『バイオハザードV リトリビューション』など、国際的に活躍するリー・ビンビン。判事の片腕となる司法官・ドンランには、『戦場のレクイエム』のダン・チャオ。そして、判事の旧友・シャトーには、『孫文の義士団』『エレクション』のレオン・カーフェイと、香港・中国映画界を代表する豪華キャストが顔を揃えている。
 監督は『男たちの挽歌』『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』シリーズなど、ヒット作を次々プロデュースし、“香港のスピルバーグ”と称されてきたツイ・ハーク。オランダ人作家で外交官でもあった、ロバート・ファン・ヒューリックの人気探偵小説「ディー判事」シリーズを原案に、『花の生涯〜梅蘭芳〜』の脚本家、チャン・チァルーが手掛けたオリジナル・ストーリーを展開。また、従来のサスペンスに、超常現象の要素がプラスされた独特な世界観を再現するため、最新CG技術と香港アクションを支え続けるサモ・ハン指導による華麗なアクション・シーンが融合。ツイ・ハークが完全復活を遂げた、前代未聞のスペクタクル・ミステリーがここに誕生した!

香港アカデミー賞13部門ノミネート 最優秀監督賞・主演女優賞など、全5部門受賞!
国内外で絶賛された“中国版シャーロック・ホームズ”が、ついに日本上陸!!
 第67回ベネチア国際映画祭(コンペティション部門)がワールドプレミアとなった本作は、〈米タイム誌〉が選ぶ2011年映画トップ10において、『アーティスト』『ヒューゴの不思議な発明』に次いで、第3位に堂々のランクイン!また、その年の〈香港電影金像奨(アカデミー賞)〉では、最優秀監督賞(ツイ・ハーク)、主演女優賞(カリーナ・ラウ)をはじめ、美術監督賞(ジェームズ・チョウ)、衣装・メイクデザイン賞(ブルース・ユー)、音響効果賞(ワン・ダンロン&チャオ・ナン)と、全5部門を受賞!まさに国内外で絶賛され、世界を熱狂させてきた「中国版シャーロック・ホームズ」が、ついに日本上陸する!!

ストーリー

人・体・発・火! 大・仏・崩・壊!
歴史上実在した判事ディー・レンチェが、女帝誕生の裏に渦巻く謀略に挑む!
 紀元689年、唐王朝の時代。皇宮のある洛陽の都では、天にも届く巨大な仏塔<通天仏>の建立が着々と進んでいた。弥勒菩薩像をかたどった<通天仏>は、則天武后(カリーナ・ラウ)の顔を模しており、それが完成する日、彼女は中国史上初の女帝の座に就く。つまり、<通天仏>は最高権力者の象徴であった。
 しかし、そんな記念すべき日を前に、武后の権威を脅かす不可解な殺人事件が頻発していた。それは突然、人体が炎を発し、真っ黒な灰と骸骨だけを残して焼き尽くされるというもの。被害者が、すべて政権に関わる重要人物であったことから、犯人が武后の権威に挑む反逆者であることは明らかであった。犠牲者の一人は仏塔建立の責任者であったが、工事を中止することは武后のプライドに懸けてもできない。
ある晩、武后は「このような怪事件が起こるのは“明けの星”が朝廷を離れ、8年も獄から戻らぬからだ」という国師からのお告げを聞く。この怪事件の謎を解くことができる、“明けの星”とは類まれな知性の持ち主で、武術の達人でもあるディー・レンチェ(アンディ・ラウ)のことであった。8年前、皇帝の死を機に権力を握った武后を非難して投獄されていたのだ。ディー以外に事件解決の術がないと察した武后は、ディーを牢獄から呼び戻すことを命じる。そして、<特命判事>の称号を与えたディーの監視役に武后の美しき側近・チンアル(リー・ビンビン)を、補佐役に司法官のペイ・ドンライ(ダン・チャオ)を任命する。武后への背信行為に目を光らせるチンアルと短気で野心家のペイという、ディーに疑念を抱くふたりとの捜査が始まった。
 ディー、チンアル、ペイの3人は、犠牲者が焼死した通天仏の構内を調査する。そこでディーは8年前に一緒に投獄され、片腕を失った旧友シャトー(レオン・カーフェイ)と再会。<通天仏>建立の現場監督を務めているシャトーは、犠牲者が自ら発火し、炎上する現場を目撃していた。シャトーの言葉を手掛かりに、裏社会の情報屋が潜む“亡者の市”がある、地下世界に足を踏み入れることになった3人。そこで、ニセの国師や刺客といった不気味な追手など、絶体絶命のピンチが次々に襲いかかる。化身術の使い手である、宮廷侍医・ワンポー(テディ・ロビン)を助け出し、地上に戻ってきた彼らは人体発火による殺人を可能にしたトリックを突き止めるのだった。
 だが、この事件の裏には、王朝の権力を巡る、恐るべき陰謀が隠されていた。果たして、誰が味方で、誰が敵なのか? その真実が明らかになったとき、物語は<通天仏>を舞台にした最大級のクライマックスを迎える!!

スタッフ

監督:ツイ・ハーク
脚本:チャン・チァルー
撮影:チャン・チーイン、パーキー・チャン
アクション監督:サモ・ハン
美術監督:ジェームス・チュウ
衣装デザイン:ブルース・ユー
編集:ヤウ・チーワイ

キャスト

アンディ・ラウ
リー・ビンビン
ダン・チャオ
レオン・カーフェイ
カリーナ・ラウ

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