原題:THE MONK

ヴァンサン・カッセル主演最新作

2011年/フランス、スペイン/101分/カラー/フランス語/ヨーロピアンビスタ/ドルビーSRD/ 配給:アルシネテラン

2012年3/24より、シアターN渋谷他全国順次ロードショー

公開初日 2012/03/24

配給会社名 0013

解説


血塗られた破戒僧のすさまじい背徳と残虐、エロティシズムの描写によって発表当時激しい非難を浴び、160年間禁書とされていた、18世紀の暗黒文学「マンク」(著:マシュー・G・ルイス)を映画化した『マンク〜破戒僧〜』が、3月24日よりシアターN渋谷にて公開の運びとなりました。

主演に『ブラック・スワン』での怪演が記憶に新しいヴァンサン・カッセルを迎え、『譜めくりの女』のデボラ・フランソワ、『パンズ・ラビリンス』のセルジ・ロペス、ジェラルディン・チャップリンなどの豪華キャストが出演。『ハリー、見知らぬ友人』『レミング』のドミニク・モル監督が不気味な森、汚れなき乙女、古城に出没する幽霊、地下迷宮のような墓地など、17世紀のカトリック教会舞台に、不気味でありながらも幻想的な原作の雰囲気を見事に再現。修道僧の肉体と精神の乖離という古典的な問いかけをスリリングな心理劇で描くゴシック・スリラーの傑作が誕生した!

ヴァンサン・カッセルは、他に2本の出演が決まっていたにも関わらず、本作出演のオファーが来た際に、原作の小説がまとうオーラを感じ、これはやらなければと思い、出演を快諾したという本作。西洋では、多くの人がこの小説を若い頃に読み、“忘れられなくなる問題作”として有名で、デヴィッド・クローネンバーグも大ファンで、映画化が決まった際には、「あの小説は大好きなんだ!
映画化するなんて素晴らしい!」と語っていたという。

ストーリー

17世紀スペイン、マドリッド。赤子の時にカプチン派の修道院の前に捨てられ、僧に育てられたアンブロシオは、その熱心さから町中の人が彼の雄弁な説教を聞きにやって来るほどの僧に成長した。すべての欲を絶ち、規律を重んじるアンブロシオであったが、出生の謎と煩悩に苦悩する毎日を送っていた。そんな時、傷ついた顔を隠すために仮面をかぶっているという、ミステリアスな見習い修道士がやってくる。彼は、なぜかアンブロシオが悩まされていた頭痛を和らげる力を持っていた。実はアンブロシオに近づく為に女性であることを隠している、偽りの修道士だったのだ。その美しい女の誘惑にかかり、アンブロシオは戒律を破ってしまう。破戒僧となってしまった彼は、やがて、本性を表した魔性の女の意のままに、黒魔術に手を染め、聖なる教会を黒ミサで汚し、妖術、強姦、窃盗、殺人とあらゆる悪徳に身を沈めていく……。

スタッフ

監督:ドミニク・モル(「ハリー、見知らぬ友人」「レミング」) 脚本:ドミニク・モル、アンヌ=ルイーセ・トリヴィディク
制作総指揮:ピラール・ベニート、アルバロ・ロンゴリア 
制作:ミシェル・サン=ジャン
音楽:アルベルト・イグレシアス
撮影:パトリック・ブロシェ
原作:「マンク」著:マシュー・G・ルイス(1796年) 国書刊行会

キャスト

ヴァンサン・カッセル
デボラ・フランソワ
ジョセフィーヌ・ジャピ
セルジ・ロペス
ジェラルディン・チャップリン

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