衝撃と共に幕を開けた第一部から4ヶ月、映画『ベルセルク』はその真髄へと到達する。青春が去りの光よさらば、救いがたきダークファンタジー闇黒神話がここから始まる——。

2012年/日本/カラー/??分/ 配給:ワーナー・ブラザース映画

2012年12月05日よりDVDリリース 2012年6月23日(土)新宿バルト9、梅田ブルク7 他 全国ロードショー

(c)三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/BERSERK FILM PARTNERS

公開初日 2012/06/23

配給会社名 0085

解説


ベルセルクは1989年にヤングアニマルで連載を開始し、20年以上に渡り現在も連載を続ける三浦建太郎原作の人気漫画。現代漫画不朽の傑作として、のちの多くのファンタジー作品に影響を与えてきたと言われ、2002年第6回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞受賞、単行本は国内のみならず、米・英・仏・独・伊等各国のコミックチャートにおいても常に新刊がTOP20へランクイン、ヨーロッパ、アジアのみならず、ロシアや南米など世界中で翻訳版が出版されるなど海外での人気も絶大で、国内外あわせて累計3000万部(35巻まで)を突破する、まさに日本を代表する超大作である。

本作では、ファンの間で最も人気が高く、最もドラマチックな展開を見せる“黄金時代”を映画化。映像化にあたっては『鉄コン筋クリート』『マインド・ゲーム』などで国内最高峰の技術を誇るSTUDIO4℃に決定。徹底した時代考証や美術設定の裏づけ、ド迫力の戦闘描写には手描きとデジタルのハイブリッド映像を追及し、新たな表現の地平を見せる。

ストーリー








「決して他人の夢にすがったりはしない。自分の生きる理由は自らが定める。私にとって友とはそんな“対等の者”だと思っています」
鷹の団入団から3年、グリフィスの夢をともに追うことを使命としてきたガッツにとって、グリフィスの口からこぼれたその言葉は衝撃だった。自分はグリフィスにとってどんな存在なのか、グリフィスは自分にとってどんな存在なのか。激しく葛藤するガッツをよそに、ミッドランド王国と敵国チューダー帝国との百年戦争が最終決戦に突入する。鷹の団飛躍の好機とみたグリフィスは国王に鷹の団だけで出陣することを進言。敵3万、味方5千という誰もが無謀と確信した戦いは、しかしグリフィスの作戦奇策によって奇跡のような勝利を収める。そして、歓喜に湧く王国に凱旋した鷹の団は最高位の軍へと昇格し、千人長全員に騎士の称号と爵位が与えられる。流れ者の傭兵集団が一国の英雄になった瞬間だった。
華やかな光の中で、ガッツは独り鷹の団を離れる。彼の夢に埋もれるわけにいかない——ガッツはそう決意したのだ。だが、そこにグリフィスが立ちはだかり、剣を抜く。「あの時言ったはずだ。お前は俺のものだとな。」。ガッツもまたそれに応え、剣を抜く。「笑って、じゃあなってわけにはいかねえのか。」。ガッツ入団のあの日のように再び交錯した二本の剣が切り裂いたのは、彼らにとって最も輝かしき日々だった。
そして、その決別を境に、身を切るようなエロスとタナトスに彩られた闇黒神話が、ついに幕を開ける。
王家への反逆罪を侵したグリフィスという白鷹は地に堕ち、栄光を極めた「鷹の団」もその春を終えようとしていた——。

スタッフ

原作:三浦建太郎
監督:窪岡俊之
脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン・総作画監督:恩田尚之
アニメーションディレクター:岩瀧智
美術監督:竹田悠介
美術監督:中村豪希
美術設定:有田満弘
世界観監修:岩尾賢一
西洋剣術指導:ジェイ・ノイズ(Jay Noyes)
アニメーション:STUDIO4℃
配給:ワーナー・ブラザース映画

キャスト

(声の出演)
ガッツ役:岩永洋昭
グリフィス役:櫻井孝宏
キャスカ役:行成とあ

ジュドー役:梶裕貴
リッケルト役:寿美菜子
ピピン役:藤原貴弘
コルカス役:松本ヨシロウ
ガストン役:矢尾一樹
シャルロット役:豊崎愛生
ユリウスおよびアドン役:小山力也(一人二役)
ゾッド役:三宅健太

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す