フラメンコ・フラメンコ
原題:Flamenco, Flamenco
フラメンコ映画の決定版!
2010年/スペイン映画/カラー/1:1.85/SRD/101分/字幕翻訳:渡部美貴 字幕監修:有本紀明 配給:ショウゲート
2012年2月11日より、 Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー !
公開初日 2012/02/11
配給会社名 0008
解説
名匠カルロス・サウラ監督と光の魔術師ヴィットリオ・ストラーロ、
超一流アーティストたちを迎えフラメンコの真髄に迫る—。
魂をゆさぶる、美しきダンスと音楽の饗宴が今、開幕する。
『カラスの飼育』『血の婚礼』『カルメン』などの名作を次々と生み出し、名実共に世界的巨匠と謳われるカルロス・サウラ監督と、『暗殺の森』『ラストエンペラー』などの作品で“光の魔術師”という異名で称される撮影監督のヴィットリオ・ストラーロが出会い、初めてタッグを組んだ作品が、1994年の映画『フラメンコ』だった。世界的に活躍していたバイラオール(男性舞踊家)のホアキン・コルテス、バイラオーラ(女性舞踏家)のメルチェ・エスメラルダ、マリア・パヘス等を迎えたこの作品は、日本でもヒット作となり、フラメンコ熱が一気に加速した。
その後も『タンゴ』『サロメ』『ドン・ジョバンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い』などダンスと音楽をテーマにした作品を真摯に撮り続けてきたカルロス・サウラ監督がヴィットリオ・ストラーロと組み、満を持して更なるフラメンコの真髄に迫ったのが本作『フラメンコ・フラメンコ』だ。
哀愁に満ちたカンテ、情熱がほとばしるバイレ、心に響き渡るギター。
魅惑と官能がただようフラメンコの世界。
フラメンコは、歌<カンテ>、踊り<バイレ>、ギター<フラメンコギター>の伴奏が主体となったスペイン・アンダルシア地方に伝わる民族芸術であるが、その情熱的でダイナミックな世界は、日本を始め世界中の人々を魅了してやまない。
ストーリー
本作では、フラメンコ界の“神”と称されるマエストロたち<パコ・デ・ルシア、マノロ・サンルーカル、ホセ・メルセー>が、新世代の豪華なアーティストたち<サラ・バラス、エストレージャ・モレンテ、ミゲル・ポベダ、イスラエル・ガルバン、エバ・ジェルバブエナ、ファルキート、ニーニャ・パストーリ>と出会い、華麗なるフラメンコの世界を体現する。
『フラメンコ』から16年を経てフラメンコが遂げた進化と熟成が、一堂に会した超一流アーティストたちの見事な共演によって披露される。
テーマは「生命の光と旅」。
本国スペインで“最高の芸術作品”と賞されるフラメンコ映画の決定版。
本作でフラメンコを通して描かれるテーマは「生命の旅と光」。生命の旅とは、“音楽に乗って人間の一生を巡る”ことである。カルロス・サウラ監督は、人の誕生から晩年そして再生までを、多彩なフラメンコのパロ(曲種)を用い、全21幕の構成で描き出す。
誕生<アンダルシアの素朴な子守唄>から始まり、幼尐期<アンダルシア、パキスタンの音楽とそれが融合した音楽>、思春期<より成熟したパロ>、成人期<重厚なカンテ>、死期<奥深く、純粋で清浄な感情>そして、希望ある再生へとつなげ、命のよみがえりの期待を抱かせる。
更に、この“人生の旅”を、世界最高の撮影監督、ヴィットリオ・ストラーロが、多彩で幻想的な色の光で照らしだし、未来の生命の炎が燃え続けるような独創的なセッションを繰り広げていく。スペインに次ぐフラメンコ人口を誇る日本に、ついにフラメンコ映画の決定版が登場する。
スタッフ
監督・脚本:カルロス・サウラ (『カルメン』『フラメンコ』『タンゴ』『サロメ』)
撮影監督:ヴィットリオ・ストラーロ (『地獄の黙示録』『暗殺の森』『ラスト・エンペラー』)
音楽:イシドロ・ムニョス
製作:へネラル・デ・プロドゥクショネス・イ・ディセニョ(GDP)
製作:フアン・ヘスス・カバジェーロ
ハビエル・サンチェス・ガルシア
製作総指揮:カルロス・サウラ・メドラーノ
プロダクション・ディレクター: レスリー・カルボ
メーク:カロリーナ・マデラ
ヘア:ヨランダ・ピニャ
衣装:エキーポ・アウステン・フニオール
音響:ホルヘ・マリン
舞台美術:ラウラ・マルティネス
スチール写真:フェデリコ・C・グティエレス
キャスト
サラ・バラス
パコ・デ・ルシア
マノロ・サンルーカル
ホセ・メルセー
ミゲル・ポベダ
エストレージャ・モレンテ
イスラエル・ガルバン
エバ・ジェルバブエナ
ファルキート
ニーニャ・パストーリ
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