2011年/日本/カラー/??分/ 配給:神宮前プロデュース

2011年11月12日より新宿K’s cinemaでモーニングショー公開

公開初日 2011/11/12

配給会社名 1268

解説

本作は、東京の中野ザ・ポケットの最高動員記録を誇る、劇団クラゲ荘の同名舞台を映画化したもの。2005年、本作監督の前田万吉と主演の幸将司の二人で立ち上げたクラゲ荘は、観る人の魂を激しく揺さぶる熱い舞台で公演を重ねるごとにファンを増やし、『魂を握り潰した男』で2000人動員を達成。公演終了後、映画会社やテレビ局からいくつかの映像化オファーがあったが、「映画は舞台の仲間たちで作る」という初志を貫き、神宮前プロデュースの支援のもとに作り上げた自主製作作品。

主演はクラゲ荘の座長としての活動の一方、数多くのオリジナルビデオ作品などで活躍する幸将司。そして『AVN ?Alien Vs Ninja?』(2011年/千葉誠司監督)主演ほか、アクション映画や『ストリートファイター』など名だたるゲーム・ヒーローのモーションキャプチャーとしても才能を発揮する三元雅芸。さらに俳優座の桂ゆめ、映画、ドラマ、CMなどで活躍する野上智加などが脇を固め、ほぼ舞台と同一キャスト。加えて、ベテラン俳優、村野武範が友情出演している。

ロケ地は、前田の生まれ故郷である石川県能登町など能登半島の海辺の町や山里の集落。地元の愛情あふれる全面協力のもと、厳冬の能登でおよそ1ヶ月の撮影を敢行した。

すでに本作は本年3月に撮影地の能登町で先行公開され、2回の上映で動員600名を達成、その収益の全てが東日本大地震の被災地支援にあてられている。

ストーリー

愛する妻さくらとお腹の子どものためにも栄光をつかんでやる!チャンピオンを目指す中川虎太郎。ボクシングの練習を終えると、ビルの警備の仕事につき、屋上の見回りに。そこで不審な行動の男に出くわす。手すり越しに身を乗り出そうとしている若い男。虎太郎は必死で男の自殺を止めようとするが、男もろとも一緒に屋上から落下してしまう。

死。虎太郎の魂は、三途の町へと運ばれる。雪の舞う、寒々しい三途の関所で待ち受けていた番人たちは、虎太郎に天国行きの裁定を下す。だが、なぜか生前の自分が誰かを思い出せない虎太郎は、記憶が戻るまで三途の町に留まることに。一方、虎太郎を道連れにした自殺男、田上拓の魂は、地獄行きの決まった人間たちを収容する三途の館へと運ばれ、そこで80年も死後の魂を漂流させていた芥川龍之介やヤクザ男、ヤンキー娘などとともに、門番の鬼によって地獄行きの特訓を強制させられる。

その頃、現世ではーー。虎太郎の妻さくらが絶望に打ちひしがれていた。拓の恋人の由紀は、拓の実家に身を寄せていたが、兄は拓の残した借金のために取立て屋に追われ、父のぼけはますます進行。二度と現世には戻れない虎太郎と拓だが・・

スタッフ

監督:前田万吉

キャスト

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