2010年/アメリカ/カラー/89分/ 配給:アルゴ・ピクチャーズ

2011年4月2日(土)より、シアターNにてロードショー

公開初日 2011/04/02

配給会社名 0090

解説


5年前に華々しくデビューした若手脚本家ヴィンセントは、新作のためにある危険な方法でアイデアを掴もうとする。しかしこのためヴィンセントと彼女の間に予想もしなかった変化が訪れる。すっかり変わってしまった2人の関係は、ヴィンセントの書く物語に影響を与え、二人の実人生と不思議な形で交わり始める。
スランプに陥った脚本家が現実と妄想の間をさまよう物語は一種のジャンル・ムービーとも言える。古くはフェリーニの『8 1/2』(63)から、コーエン兄弟の『バートン・フィンク』(91)、スパイク・ジョーンズ監督の『アダプテーション』(02)などがあり、本作はその映画史の正統な流れを汲んでいる。一方で90年代の岩井俊二やウォン・カーウァイを彷彿とさせる繊細な映像美が、リアルと幻想の入り交じった世界を作り出し、さらに王道のアメリカ映画に影響を受けてきたという監督のセンスによって、『きみに読む物語』(04)のようにスタンダードな強度を持つラブ・ストーリーに仕上がった。
 これは恋愛に悩むすべての男女に贈る、映画という名のラブレターである。

ストーリー

新進気鋭の若手脚本家、ヴィンセント・ナイトは5年前に華々しく脚本家としてデビューを飾って以来、長いスランプ状態に苦しんでいた。映画会社は、そんなヴィンセントに最終通告として、一週間以内に脚本を仕上げる様に命令する。窮地に立たされた彼は、同棲中の長年の恋人との実生活をベースにしたラブ・ストーリーを書き始めるが、すぐにアイデアにつまってしまう。ヴィンセントはある方法によって物語のアイデアを掴もうとするが、これによってヴィンセントと彼女の関係に予想もしなかった変化が訪れる。すっかり変わってしまった二人の関係は、ヴィンセントの書く物語に影響を与え、二人の実人生と不思議な形で交わり始める・・・。

スタッフ

監督・脚本・製作:中島央
撮影:豊田実
編集:水谷明希
美術:メリッサ・ユウ
音楽:坪口昌恭
衣装デザイン:ケリー・コドウスキー
製作:スーパーフィルムメーカー・インク

キャスト

ジョシュ・ロング 
レベッカ・ジェンセン
ジョン・ボーレン
ルアナ・パラーモ
キャリー・ラトルッジ

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