セイジ−陸の魚−
破滅と救いが世界を変えていく 不器用に生きる男たちの他者との関わりを描く、魂の慟哭の物語。
2011年/日本/カラー/108分/ 企画・製作:キノフィルムズ 配給:ギャガ+キノフィルムズ
2012年2月18日(土)、テアトル新宿他全国順次ロードショー
©2011 Kino Films/Kinoshita Management Co.,Ltd
公開初日 2012/02/18
配給会社名 1093/0025
解説
伊勢谷友介監督、待望の第二作!
豪華キャストで描く、人が人を癒すという絆と、慟哭のラスト。
紛れもない傑作が誕生した。
監督第1作目「カクト」から8年ぶりに監督に返り咲いた伊勢谷友介が選んだのは、ベストセラーになった辻内智貴の小説「セイジ」だ。人が人を癒すことの難しさを描いた原作に感銘を受けた伊勢谷監督が、5年の月日をかけて映画化した。
セイジを演じるのは、日本映画界を牽引し続けている西島秀俊、ダブル主演で視点となる「僕」を、若手俳優の中でも人気と実力を兼ね備えた森山未來が演じる。脇を固めるHOUSE475の常連客には、新井浩文、渋川清彦、滝藤賢一ら一癖ある顔ぶれが揃い、ヒロインである翔子役には、ハリウッドで活躍し、久しぶりの邦画復帰になる裕木奈江が挑む。また、セイジも「僕」にも強い影響を及ぼす盲目のゲン爺役に、映画界屈指の名優・津川雅彦が、伊勢谷監督の才能と人柄に惚れ込み出演を決めた。サウンドトラックを渋谷慶一郎が手掛け、スクリーンに映し出される鮮やかな自然美と繊細に描かれた人間ドラマに更なる深みを与えている。不器用にしか生きられない男たちの他者との関わりを描く、伊勢谷監督渾身の魂の慟哭の物語。
ストーリー
「僕」は20年前のあの夏へ帰っていく。
セイジと出会ったあの夏へ。
まだバブルの熱気が残っていた時代。学生最後の夏休みを迎えた「僕」(森山未來)は、適当に就職先を決めて、一人自転車旅行に出かけた。見知らぬ街をいくつも越えた時、衝突事故を起こして旧道沿いに立つドライブイン・HOUSE475に辿り着く。
普段は寡黙だが心を捉える言葉を持つ店主のセイジ(西島秀俊)と、夜な夜な集まる個性的な
常連客たちに何故か強く惹かれた「僕」は、いつのまにか住み込みで働くようになる。
見知らぬ場所の、自分とは全く別の人生をおくる人々との毎日は刺激的で楽しく、「僕」は居場所を見つけたような気分になるのだが・・。セイジのことがもっと知りたくなった「僕」は、密かに彼の周辺を探り始める。そんな矢先、平和な日常を一瞬で吹き飛ばしてしまう凄惨な事件が起こる・・。。
スタッフ
監督・共同脚本:伊勢谷友介
脚本:龜石太夏匡・石田モトキ
原作:「セイジ」辻内智貴(筑摩書房刊)
製作総指揮:木下直哉
エグゼクティブプロデューサー:西尾武信
プロデューサー:龜石太夏匡・武部由実子・石田基紀
撮影:板倉陽子
美術:都築雄二・舩木愛子
照明:木村匡博
録音:山方浩
キャスト
西島秀俊
森山未來
裕木奈江
新井浩文
津川雅彦
ほか
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