原題:Hereafter

誰もが迷いを抱える不安の時代に、 監督クリント・イーストウッド×製作総指揮スティーブン・スピルバーグが贈る いまを生きる私たちへの希望のメッセージ

2010年/アメリカ/カラー/129分/ 配給:ワーナー・ブラザース映画

2014年11月12日よりDVDリリース 2011年10月05日よりDVDリリース 2011年2月19日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

(C) 2010 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

公開初日 2011/02/19

配給会社名 0085

解説


人は決して、独りではない──
〈死〉に直面した3人が出会い、〈生きる〉喜びを見つける、
心あたたまる感動のヒューマンドラマ

 人は死んでしまったら、いったいどこへ消えてしまうのだろうか──? 
愛する人が亡くなった時、自分自身の死を恐れる時、誰もが一度は考える永遠の謎。これは、〈死〉に直面することで、そんな人生の謎に真正面から向き合った3人の物語だ。<パリ>ジャーナリストのマリーは、津波にのまれて呼吸停止した時に見た光景(ビジョン)が、頭から離れない。あの不思議な映像は何だったのか? <ロンドン>少年マーカスは、双子の兄を亡くした悲しみから立ち直れない。兄とはもう二度と会えないのか? <サンフランシスコ>かつて霊能力者として知られたジョージは、自分の才能を“呪い”だと嫌悪し、過去を隠して生きている。なぜ自分にだけ、死者の声が聞こえるのか? 互いの問いかけに導かれるようにめぐり会った3人が、最後に見つけたものとは──。
 『クイーン』『フロスト×ニクソン』でアカデミー賞にノミネートされたピーター・モーガン(『ブーリン家の姉妹』『ラストキング・オブ・スコットランド』)の脚本に感銘を受け、製作総指揮に名乗り出たスティーブン・スピルバーグは、自信たっぷりにこう宣言した。「誰が監督すべきか、はっきりしている──イーストウッドだ」。こうして、アカデミー賞監督クリント・イーストウッドの監督31作目は、『硫黄島からの手紙』以来のスピルバーグとのコラボレーションとなった。特別な能力のせいで愛を失ってきた孤独なジョージには、『インビクタス 負けざる者たち』に続く主演となるマット・デイモン。マリーにはセザール賞に二度輝くベルギーの演技派女優セシル・ドゥ・フランス。マーカスとその兄には、100組以上の双子から選ばれ、映画出演はこれが初めてのマクラレン兄弟。
 死を深く見つめて初めてわかる、今この瞬間を精いっぱい生きることの素晴らしさ。3人は、手を差し出せば、握り返す人がいる幸せにも気付いていく。
死の先に何が待っているのか、答えは誰にも分からない。それでも、かつてない心の震えが、あなたの明日を変えてくれる、イーストウッドからの希望のメッセージを贈ります。

ストーリー





 パリで活躍するジャーナリストのマリー(セシル・ドゥ・フランス)は、恋人との休暇を楽しんでいた東南アジアで、津波にのまれて死にかける。無事に帰国してからも、呼吸が停止した時に見た不思議な光景<ビジョン>が忘れられず、仕事も手につかない。しばらく休暇を取ることになったマリーは、自分が見たものは何かを突き止めようと調査を始める──。
 かつて霊能者として活躍していたジョージ(マット・デイモン)は、死者との対話に疲れ、今はサンフランシスコの工場で働いている。人生を変えようと通い始めた料理教室で知り合ったメラニー(ブライス・ダラス・ハワード)に好意を寄せるが、ジョージの“才能”が原因で、彼女は彼の前から去ってしまう──。
 ロンドンで母と双子の兄と暮らすマーカスは、突然の交通事故で兄を亡くす。母と引き離され里親に預けられたマーカスは、もう一度兄と話したいと霊能者を訪ね歩くが、本物はいない。ある日マーカスは、ジョージの古いウェブサイトにいきあたる──。
 調査の成果を本に書き上げ、ブックフェアに参加するマリー。すべてから逃げ出して大好きなディケンズの博物館を訪ねるジョージ。二人の行き先は、ロンドン。3人の人生が交錯し、何かが起きようとしていた──。

スタッフ

監督/製作/音楽:クリント・イーストウッド
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ

キャスト

マット・デイモン『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『インビクタス/負けざる者たち』
セシル・ドゥ・フランス『スパニッシュ・アパートメント』
ブライス・ダラス・ハワード
ジョージ&フランキー・ハワード

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