原題:Aftershock

『アバター』、『レッドクリフ』を超えた!総動員数2000万人!歴代最高記録樹立!!

第83回アカデミー賞® 外国語映画賞 中国代表 第4回アジア太平洋スクリーン・アワード 最優秀作品賞受賞 最優秀男優賞受賞 シネアジア2010“フィルム・メーカー・オブ・ディケイド”—フォン・シャオガン監督—

2010年/中国/カラー/2時間15分/字幕翻訳:鈴木真理子/吹替翻訳:片山寛子 提供・配給:松竹

2015年08月05日よりDVDリリース 2015年3月14日公開

(C)2010 Tangshan Broadcast and Television Media Co., Ltd. Huayi Brothers Media Corporation Media Asia Films (BVI) Limited All Rights Reserved.

公開初日 2015/03/14

配給会社名 0003

解説


それは、ある家族の32年を見つめた、心揺さぶられる物語
実際にあった【20世紀最大の震災】を舞台にした感動大作が、ついに日本上陸!!
1976年7月28日。中国河北省の工業都市・唐山市で起こったマグニチュード7.8の直下型地震は、
死者24万人、重傷者16万人、震災孤児4200人以上という未曾有の被害を出した。
唐山市の民家の93%、工業施設の78%が崩壊し、橋は崩れ、送電系統もストップし、水道は汚染され、電話と電報も遮断され、街の機能は完全に停止。
たった23秒間の揺れで100万都市が完全に壊滅。これが、実際にあった20世紀最大の震災「唐山大地震」である。

2 0 0 0 万人が泣いた! 話題の“催涙弾” 映画!!
20世紀最大の震災により運命づけられた、ある家族の姿を、中国No.1のヒットメーカーであり、米・雑誌『Newsweek』が“中国のスピルバーグ”と評するフォン・シャオガン監督(『女帝[エンペラー]』『狙った恋の落とし方。』)が描いたのが本作である。
 この心揺さぶられる感動のドラマは、本年7月に中国で公開され、あの『アバター』を超える約4億6000万円(約3620万元)のオープニング興行成績を打ち立て、3週連続1位を記録。総興行収入80.5億円(6.6億人民元)、総動員数2000万人(7/22〜9/19累計)という中国映画の歴代最高興収記録を樹立した。また、『唐山大地震』の大ヒットのおかげで中国の夏休み映画興行全体が新記録を達成、本作は全体の3分の1を占めたという。
 フォン監督は、これで中国国内ではじめて興収10億元(130億円)を超えた監督となった。さらに、本作に加え「狙った恋の落とし方。」、そして中国建国のストーリーである『建国大業』も部分監督をしているので、中国映画の興収トップ3は、彼が関わった映画が占めることになった。

「一人しか救えない。」あまりに残酷な選択
 物語は、地震が原因で悲劇的な別れをしなければならなかった、ある家族の32年を見つめる。その日、運命は崩壊した家の前に立つ母親にあまりに残酷な選択を迫る。「瓦礫の下の子供のうち一人しか救えない。息子か娘か選んでくれ、このままでは両方死んでしまうぞ!」救助にあたる近隣の人々に問われ苦悶の末、ついに息子を救ってくれと言い、泣き崩れる母親。だが、その声は瓦礫の下の娘の耳にも届いていた…。
 見るものは広島型原爆400個分のエネルギーといわれるこの地震が、我々の住む世界をどう変えるのか、そして被災者の人生をどれほど長く、深く、歪めてしまうのか、というハリウッドが決して描かない“大規模災害の真実”を突きつけられる。
 家族を失った喪失感と娘を見殺しにしてしまった罪悪感に苛まれながら、たった一人残された息子を育てようとする気丈な母親。奇跡的に命を取りとめ、全く違った環境で育つ娘。32年の長きにわたって、お互いの存在を知らずに離れて生きる、二つの人生をフォン監督はひとつの家族の物語として描き切る。そして、唐山大地震と四川大地震という歴史的な大災害をまたぐ、この大河的ストーリーを通して「場所や時間に希釈されない家族のつながり」を浮き彫りにするのである。

最高のキャスト・スタッフ、そして唐山市民も参加!!
 迫真の演技に思わず胸が熱くなる主演の母親役には、フォン監督のミューズとして知られるシュイ・ファンが演じる。心の闇に悩みながらも強く生きる娘役には新進の女優、チャン・チンチュー。また監督とともに、迫力の大地震と壮大な人間ドラマを説得力溢れる映像で撮るのは、『レッドクリフ』などで知られ、アカデミー賞にもノミネートされた、中国きっての撮影監督、リュイ・ユエ。さらに、あのフェイ・オンがエンディング曲で本格復帰をしている事も世を賑わしている。
 この映画でもうひとつ特筆すべきは、映画の撮影に唐山市の市民が多数参加していることである。スクリーン上に登場するエキストラの中には、実際の唐山大地震の被災者や遺族が含まれているのである。特に追悼の儀式のシーンのリアルさは演技とは思えない。実際、監督のカットがかかっても、誰も儀式をやめず、紙銭を燃やし続けたそうであるから、この大地震が市民にとってどういう存在なのか、あらためて感じ入る事ができる。

アカデミー賞®中国代表作品、そして日本へ
こうして生まれた本作は、中国の国中を涙で濡らしたばかりでなく、海外の人々の心も貫いた。「歴代の中国映画の中で最もヒューマニズムと情感に富んだ力作だ」など海外メディアからも大絶賛の声があがっている。さらに、本年度アカデミー賞外国語映画賞中国代表にも選出され、有力候補に挙がっている。
 台湾では中国映画上映館数の新記録を樹立し、香港では中国映画として史上最高のオープニング記録を達成。その他既に公開している北米、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、イギリス、韓国など世界各国でも好成績を記録している。そして、ついに世界中に感動の激震を引き起こし続ける超話題作『唐山大地震』が、いよいよ日本上陸する!__

ストーリー



わずか23秒の地震が、32年にも及ぶ運命の物語のはじまりだった—。

1976年7月28日深夜。中国河北省唐山市。貧しいながらも幸せな生活をおくっていた父、母、そして双子の娘・息子の家族にマグニチュード7.8の地震が襲う。父は家に取り残された二人の子供を助けようと家に飛びこむが、建物の倒壊に巻き込まれ命を落とす。翌朝、一人きりになり、絶望の淵にいる母親の元に、子供たちが瓦礫の下で奇跡的に息をしている事が伝えられる。力を合わせ、救助活動をする近隣の人々。「両方の子供を救って…。」と懇願する母親。だが時間は迫り、救出できるのは片方だけという、あまりにも過酷な選択をしなければならなくなる。「息子を…」泣き崩れる母親。そして、その消え入るような声は娘の耳にも届いていた。
そして時は流れ、娘の死を思い続けながら母親は生きていた。そして絶望的な状況から奇跡的に生き延びていた娘も養父母の元、成長していた。32年の時を経て、親子の運命が大きく動き出す。

スタッフ

フォン・シャオガン [監督]
チェン・クォフー [製作総指揮]
ワン・チョンレイ [製作総指揮]
フー・シャオフォン [製作総指揮]
スー・シャオウエイ [脚本]
チャン・リン [原作]
リュイ・ユエ [撮影]
フオ・ティンシャオ [美術]
シー・ハイイン [デザイン]
ワン・リーグァン [音楽]
ウー・チアン [音響スーパーバイザー]
キム・ソクウォン [サウンドデザイナー]
シャオ・ヤン [編集]
フィル・ジョーンズ [視聴覚効果スーパーバイザー]
チアン・イェンミン [視聴覚効果プロデューサー]
パク・ジュチョン [アクション監督]
チョン・ドアン [SFXスーパーバイザー]
シン・ジェホ [SFXメイクアップスーパーバイザー]
フェイ・ウォン [エンディング曲]
フアイー・ブラザーズ・メディア・コーポレーション [制作]

キャスト

シュイ・ファン [リー・ユェンニー]
チャン・チンチュー [ファン・ドン]
チャン・ツィフォン [ファン・ドン(幼少期)]
リー・チェン [ファン・ダー]
チャン・ジアージュン [ファン・ダー(幼少期)]
チェン・ダオミン [ワン・ダーチン]
チェン・ジン [ドン・グイラン]
チャン・グォチアン [ファン・ダーチアン]
ワン・ツィウェン [シャオハー]
ルー・イー [ヤン・ジー]

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