原題:ENDLESS BLUE

2011年沖縄映像祭・コンペティション準グランプリ 2010年福岡インディペンデント映画祭2010上映 2010年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭・オフシアターコンペティション

2009年/日本/66分 配給:Paranoidkitchen

2011年12月3日(土)19:30〜、渋谷アップリンク・ファクトリーで一夜限定 2011年6月4日より、渋谷アップリンクにて3週間レイトショー上映

公開初日 2011/06/04

配給会社名 1210

解説


「死にたいんじゃない。生きていくためには切らなければ。」
自傷癖のある少女が診察室で語った言葉が、
作品を見ているあいだ、ずっと心にこだましていた。
香山リカ(精神科医)

目を背けたくなればなるほど「現実」なんだ。
橘ジュン(「VOICES」編集長)

 
絶句した。
僕が取材してきた
自傷癖のある女の子たちに
当てはまるパターンのオンパレード!
この映画の重みは、当事者ではなく
それ以外の人々が
「心の痛みを疑似体験できる」 ところだ。
ロブ@大月(『リストカットシンドローム』著者、自傷・虐待アドバイザー)

20代前半の女性7人に1人が経験する自傷行為。
この社会的現象に真摯に向き合う作り手は、会話や行為、間などの省略を避け、
音楽を使わずリアルに肉進する。観終わって無力感、罪悪感の残る問題作。
自傷行為経験者、水井真希を主演に迎えた本作は、映画祭で入選、受賞。
過激な描写などで、審査員や観客の間で賛否両論を巻き起こした。
上映では、発作を起こす人や号泣する観客も出た問題作が、劇場公開決定。

ストーリー



欝気味な母、サラリーマンの父を持ち、来年に受験を控える高校生の楓。数週間、生理が来ていない。しかし、誰にも相談できないまま時間が経つ。あるとき、小さな命の楓に対しての愛を感じ取り、『産みたい』と思い、そして絶対に守ろうと誓う。徐々に体に変化が現れ始める。楓の置かれた現実に対し、皮肉にも空はいつも美しく、ただ楓をじっと見ているかのようだ。

スタッフ

監督・脚本・撮影:緒方貴臣
撮影助手:杉本博史
録音:野田花子
照明:植野雅子
記録:中川薫
美術:狩野恵
特殊造形:戸塚聡
特殊メイク:若松直人
助監督:鳴海潤、原野柊人
制作進行:草本雄志、野村新作
編集:澤井祐美

キャスト

水井真希
小野孝弘
三村順子
池崎みなみ
八木亜由美
鳴海潤
樋口海生

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