ビッチ・スラップ　危険な天使たち

恐れを知らぬ暴走クライム・サスペンス、登場！
　ストリッパーのトリクシー。麻薬売人のカメロ。高級娼婦のヘル。ゴージャス悪女３人組が、闇のフィクサーが隠した２億ドルのダイヤを略奪しようと砂漠に降り立っ
た。隠し場所を吐かせるために拉致した男を殺してしまい、必死にダイヤを探す中、襲い来る凶悪な邪魔者たち。そのたびに、女たちのキックや銃が炸裂、死体が増えていく。だが３人は、それぞれ大きな秘密を抱えていた。誰が敵で、誰が味方か？ 驚愕の結末に向かって、バイオレンスが加速する！

エロ・ワル・最強！　ここまでやるか！？
女たちのバイオレンスが炸裂！
　魅力の中心は、何と言ってもゴージャス・ボディの３人の悪女たち。純情なストリッパーのトリクシーを演じるのは、映画初出演にして主演デビューを果たした、トップモデルのジュリア・ヴォス。麻薬売人で殺人者のカメロに、『13日の金曜日』（09）のアメリカ・オリヴォ。知的な高級娼婦のヘルに、TVシリーズ『スパルタカス』（10〜）のエリン・カミングス。
　このエロかっこいい女たちの常軌を逸したバイオレンス・アクションが、「これでもか」の長回しのスタイリッシュ＆エロ度満点のセクシー映像が、映画館を熱くする。

ア然！呆然！予測不能のラスト！
　またユニークなのは、この映画の構成だ。時間軸を逆行して描く『メメント』（00）ばりの予測不能なスリリングな展開。過去をさかのぼるにつれて少しずつ状況が解明され、事の発端に至ってはじめて全てが氷解するという斬新さに、釘付けになること間違いなし。さらに、スプラッタからスパイ・アクションまで、あらゆる要素がパロディ感覚いっぱいのセンスで詰め込まれ、「これぞB級映画！」という突き抜けた魅力に満ちている。
　監督は、B級映画界の帝王ロジャー・コーマンに見出されたB級映画界の雄、リック・ジェイコブソン（『エグゼクティブ・コマンド』（97・未））。50年代から70年代のB級映画のスタイルにオマージュを捧げつつ、現代のビッチたちの悪の宴を描き出した。
　脳ミソをマヒさせる前代未聞のジェットコースター・クライム・サスペンス！　油断すると振り落とされる過激な走りを体験あれ！