私、脱ぎました(殻)

トリウッドスタジオプロジェクト第5弾作品

2010年/日本/カラー/60分/ 配給:トリウッドスタジオプロジェクト

2010年10月9日より下北沢トリウッドにてロードショー

公開初日 2010/10/09

配給会社名 1182

解説


かつての僕はタカをくくっていました。明治大学という有名大に進学し、トントンと物事が運んでしまう僕は、もちろん就活も余裕だと思っていました。でも結果は惨敗。周りは着々と内定をもらい、僕は置いてきぼり。

そんな時出会ったのがバイトの店長でした。彼は働きながら好きな音楽に全てを注ぐけど演奏はヘタッピ。自作したCDも大量に余り、しまいには家族にも逃げられちゃうような人でした。けれど、他人の評価を苦とせず熱中する姿に僕はつまされる思いを抱きました。

そこで初めて気づきました。今までの僕は自らやろうとしませんでした。自分より頑張っている人をバカにして逃げ、余裕なふりをしていました。けれど、本当に「バカ」だったのは自分でした。なんとなく生きてきて、やろうとしなかった自分が悔しくて、「このまま終わらせたくない」と思い立ち、ほんの少しの興味から映画の世界に飛び込みました。

今まで「チャレンジ」する事から逃げていた薄っぺらな僕が初めて考え、悩み生み出した映画『バカがウラヤマシイ』。
あまり人には言えないような事やカッコ悪い失敗の数々など、僕の実体験を含んだ作品なのでぜひ大笑いしながら見て頂けたら嬉しいです。─『バカがウラヤマシイ』監督 鋤崎智哉

主人公・希を演じたのは、“おはガール”としてテレビ出演後、現在「ポツドール」などの小劇場や「住宅金融支援機構 “フラット35”」、「内閣府 “子育て支援”」などのCMでも活躍中の安藤聖。大学卒業後に就職しながらも、「芝居」への思いから1年半で退職した経験を持つ彼女が、鋤崎監督と共に希というキャラクターを作り上げました。

その他、古舘寛治(『南極料理人』)、山本剛史(『堀川中立売』)、鈴真紀史(劇団「はえぎわ」)、播田美保(『亀は意外と早く泳ぐ』)など、個性的なキャラクターが脇を固め、楽しく笑える本作を支えています。

音楽を担当するのは映画監督の池田将(『亀』『ツチノコに合掌』)率いる萬遊亭。
自身も映画の作り手である彼が、浮遊感のある楽曲で映画を彩ります。

ストーリー





効率的にそつなくこなす事がカッコいい。失敗はしない、しても人には見せない。そんな道を歩いてきた希。
でも就活では不採用通知が届くばかり。愕然としながらも、大手からの不採用を周りに気づかれないよう、希はとりあえず小さな会社に就職する。そしてひょんなことから会社で出会った曽根さんの副業=「サクラの仕事」を手伝うハメになる。

曽根さんは見た目もパッとしないし、なんだか話しがかみ合わない。
ありえない失敗をしても何故か笑っている曽根さんと彼の仲間たちを、最初は冷たい目で見ていた希だったが、曽根さんたちの楽しそうな姿に惹かれている自分に気づき始めていた。

そんなある日、希は「サクラ」の仕事で大きなトラブルを起こしてしまう…。

スタッフ

監督・脚本:鋤崎智哉
製作:トリウッドスタジオプロジェクト(短編映画館トリウッド/専門学校東京ビジュアルアーツ)
制作:専門学校東京ビジュアルアーツ
エグゼクティブプロデューサー:橋本邦比兒(東京ビジュアルアーツ)、大槻貴宏(トリウッド)
プロデューサー:日根野晋一(東京ビジュアルアーツ)、山本達也(トリウッド/P mons labo)
撮影:浪谷昇平
照明:田中佳輔
録音:直江良恵
美術:羅眞嬉
編集:鋤崎智哉、山本達也
音楽:萬遊亭
挿入曲:「てんとう虫のサンバ」
宣伝:東京ビジュアルアーツマスコミ編集学科・トリウッド宣伝ゼミ

キャスト

安藤聖
古舘寛治
鈴真紀史
山本剛史
播田美保

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『バカがウラヤマシイ』公式ツイッター::https://twitter.com/baka_ura 予告篇::http://www.youtube.com/watch?v=G1w2gji0oco
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