原題:Le petit Nicholas

♪フランスで一番有名な小学生、日本に上陸♪

2009年/フランス/91分/カラー/ドルビーデジタル/ビスタ/字幕翻訳:小林彩乃/ 応援団:偕成社、プチバトージャパン、ベルナルド日本総代理店 ジーケージャパンエージェンシー、クオバディス・ジャパン、ユニフランス 配給:コムストック・グループ、フェイス・トゥ・フェイス

2010年10月9日、恵比寿ガーデンシネマほか全国順次ロードショー

(c)2009 Fidelite Films - IMAV Editions - Wild Bunch - M6 Films - Mandarin Films - Scope Pictures - Fidelite Studios

公開初日 2010/10/09

配給会社名 0708/1132

解説


フランスで空前の大ヒット!3週連続 興行成績第1位獲得!!
観客動員552万人突破!

ヨーロッパでいちばん有名な小学生がやってきた!!!

フランスで一番の人気者!
フランスで50年間愛され続けている、ルネ・ゴシニ作、ジャン=ジャック・サンペが描く国民的絵本「プチ・ニコラ」がついに実写映画化!

昨年フランスでは‘プチ・ニコラ’旋風が巻き起こりました。誕生50周年として、プチ・ニコラ展がパリ市庁舎で2009年3月6日(金)〜2009年7月4日(土)開催されたり、(当初、5/7(木)までの予定だったがあまりの人気のため展示期間が延長。)記念切手が発売されました。老舗ブランド、プチバトー、ベルナルド、クレールフォンテーヌといった有名メーカーから、記念アイテムが続々と発売。
昨年発売された“Le Petit Nicolas Le ballon”(原題:プチ・ニコラと風船)もベストセラーとなり、書籍類は、今では30ヶ国語以上に翻訳され1千万冊以上発行されており、フランス語を学ぶための教材として使われるほどの大人気のキャラクター。例えるなら、日本の「サザエさん」「ちびまるこちゃん」「クレヨンしんちゃん」、アメリカの「スヌーピー」のような存在。

フランス大統領サルコジ氏の名前がニコラのため、大統領に就任した際に、プチ・ニコラが大統領になった!とマスコミが紹介するほどフランスでは知らない人はいない。そんな『プチ・ニコラ』が日本初登場!

とびきりみんながしあわせだった時代
子供たちが子供らしく、大人たちはプチ・ブルジョアになるのを憧れた。みんなが生き生きと暮らす1960年代。そんな古き良き時代を緻密なリサーチのもと作り上げた‘プチ・ニコラ’ ワールドが完成しました。

『プチ・ニコラ』の原作はいくつもの短い物語ですが、今回映画化するに当たり、監督・脚本のローラン・ティラールらが原作のいろいろなエピソードを組み合わせ、アン・ゴシニ(原作者、ルネ・ゴシニの娘)やジャン=ジャック・サンペ(原作画家)らが認める、素晴らしい物語を創り上げました。

撮影はほとんどがフランスのパリで行われ、1960年代のノスタルジックな雰囲気を大切に、家具やファッションにこだわり、役者、セット、音楽、ストーリー全てが最大限の効果を発揮した理想的な世界で、純粋で、何事にも真剣なニコラの成長を通して、幼い頃の自分と重なりあい物語の根底にある、‘やさしさ’ や ‘せつなさ’ を感じずにはいられない、心温まるドラマが繰り広げられます。

国民的人気者のニコラを映画化するプレッシャーにも負けず、フランス映画界の巨匠、ジャック・タチ、アルベール・ラモリス、ルイ・マル監督らを髣髴させ、そこにティラール監督自身のエッセンスが加わった、映画史に残る珠玉の作品へと昇華させた。

『赤い風船』、『地下鉄のザジ』、『さよなら子供たち』など数々の名作を生んだフランスに、またひとつ21世紀を代表する子供映画が新たに誕生しました。

ストーリー







ニコラは毎日が楽しくてしかたがない。自分を愛してくれる両親、一緒に遊べる愉しい友人たちがいて、これ以上の幸せはまったく望んでいなかった。

だがある日、両親の会話を耳にしたニコラは、母親にもうすぐ赤ちゃんが生まれると信じ込む。創造力豊かなニコラは、最悪の事態を妄想する。小さな弟が生まれたら、両親を独り占めし、自分はもう大事にされなくなるのではないだろうか。それどころか*「親指小僧」のように森の中に捨てられるかもしれないと…。

この最悪な状況から逃れるために、ニコラは自分が必要な存在であることを示そうと、両親の気を引くために両親が外出中に家の掃除をしたり、母親にプレゼントをあげたりする。だが、一所懸命やればやるほど裏目にでてしまい、両親の怒りを買ってしまう。

「このままでは捨てられてしまう!」と思ったニコラは、作戦を変更する。自分が捨てられるわけにな行かない。先に生まれたのは自分なのだから、いなくなるのは生まれてくる弟のほうだ!

開き直ったニコラは、仲間たちと一緒に赤ちゃんにいなくなってもらうために、ありとあらゆる計画を思いつく。ニコラたちはとんでもないことを思いつき、町全体がパニックに!

赤ちゃんにいなくなってもらう方法をやっと見つけたとき、ニコラは小さな弟が生まれたばかりという友達に会い、兄になるすばらしさを教えてもらう。

単純なニコラは、家に走って帰り、両親に弟ができて嬉しいと伝える。だが、それが誤解だとわかった時、ニコラは泣き始め、自分の幸せを考えてくれていないとふてくされてしまう。
しかし、数日後、驚くことがニコラを待ち受けていた。なんと母親が妊娠をしたのだ。ニコラはとても喜び弟が出来たときのことを想像しながら、生まれてくる日を指折り数えて待っていた。

たが、生まれてきたのは、妹だった! 弟が生まれてくるものだと思っていた、ニコラは素直に喜べず戸惑うが、両親と親戚が集まって喜んでいるのを見たとき、ふと、授業で先生がだした作文のテーマが頭に浮かんだ。‘将来なりたいもの’今なら胸を張って言える。「みんなを笑顔に出来る人になりたい」と。

*親指小僧とは
親指小僧は諸説いろいろとございますが、本作品に使用されている物語は、原作者:シャルル・ペロー(Charles Perrault, 1628年1月12日-1703年5月16日)のフランスの詩人による「親指小僧(Le Petit Poucet)」の物語になります。

スタッフ

監督:ローラン・ティラール
脚本・脚色:ローラン・ティラール、グレゴワール・ヴィニュロン
脚本顧問:アン・ゴシニ
台詞:ローラン・ティラール、グレゴワール・ヴィニュロン、アラン・シャバ
原作:「プチ・ニコラ」ルネ・ゴシニ、ジャン=ジャック・サンペ作
撮影:ドニ・ルーデン(AFC)
編集:ヴァレリー・ドセーヌ
写真撮影:ティエリ・ヴァレトゥ
音響:リカルド・カストロ・ポール・エマンス
ミキシング:トマ・ゴデール
美術:フランソワーズ・デュペルトゥイス
衣装:ピエール=ジャン・ラロック
助監督:アラン・コルノ
キャスティング:アガタ・アッセンフォルデール(Arda)、ジェラール・ムレヴリエール(Arda)
音楽:クラウス・バデルト
エンドロール音楽:「On est pas à une bêtise près」ルナン・リュース
(作詞・作曲 ルナン・リュース)
© Les Éditions Repenties Universal Music Publishing SAS
(p)2009 Barclay, un label Universal Music France Avec l'autorisation de Universal Music Vision
制作担当:シルヴェストル・グアリノ
エグゼクティブ・プロデューサー:クリスティーヌ・ド・ジュケル
製作:オリヴィエ・デルボスク、マルク・ミソニエール(Fidélité Films)

キャスト

ニコラの母:ヴァレリー・ルメルシエ
ニコラの父:カド・メラッド
教師:サンドリーヌ・キベルラン
ル・ブイヨン:フランソワ=グザヴィエ・ドゥメゾン
校長:ミシェル・デュショソイ
ムシュブム氏:ダニエル・プレヴォスト
大臣:ミシェル・ガラブリュ
ナヴァラン婦人:アネモネ
ブレデュール:フランソワ・ダミアン
花屋:ルイーズ・ブルグワン

ニコラ:マキシム・ゴダール
アルセスト:ヴァンサン・クロード
ジョフロワ:シャルル・ヴァイヤン
クロテール:ヴィクトール・カルル
ウード:ベンジャマン・アヴェルティ
リュフュス:ジェルマン・プチ・ダミコ
アニャン:ダミアン・フェルデル
ジョアキム:ヴィルジル・ティラール

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