第64回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式招待

2011年/日本/91分/ドルビー5.1ch/1:1.85 配給:組画

2012年/1月/0日よりDVDリリース 2011年9月3日(土)より渋谷ユーロスペース、TOHOシネマズ橿原ほかにて全国順次公開

(C)2011「朱花の月」製作委員会

公開初日 2011/09/03

配給会社名 0841

解説


万葉集に多く詠われる、奈良県飛鳥地方。ここには「待つ」ことの中で、その命をまっとうした人々がいた。古代より神が宿るとされた畝傍山、耳成山、香具山——“大和三山”は、時は過ぎて現代も変わらぬ姿でいる。拓未(こみずとうた)と加夜子(大島葉子)は祖父母の時代に果たせなかった想いを受け継ぐように今を生きている。それはこの地に降り積もった名もなき無数の魂を代弁するかのようでもある。 遠い過去と未来をつなぐ主人公を演じるのは、本作が長編映画の本格デビューとなるこみずとうたと、モデルとしても活躍する大島葉子(『ヘブンズ ストーリー』ほか)。現代人は「待つ」感覚を失ってしまったかのように、先へ先へと歩を進め、今に感謝する気持ちを持てずにいるのかもしれない。奈良の奥深く美しい歴史を背景に、人間が「生きる」ということの「真」を描き出す——

タイトルの「朱花」について・・・
「朱花」とは万葉集に出てくる言葉で「赤」を意味するもの。赤は、人間が最初に認識した色とも言われ、その意味は「血、太陽、炎」を連想するところからきている。また、その三つの要素は「命」の象徴のようでもある。その一方にある、褪せやすい色の「赤」に見る儚さ——その二面性をタイトルに託した。

ストーリー


スタッフ

監督:河瀬直美
原案:坂東眞砂子(「逢はなくもあやし」集英社文庫刊)  
音楽:ハシケン
脚本・撮影・編集:河?直美
録音:伊藤裕規
美術:井上憲次  
製作:橿原・高市広域行政事務組合+組画

キャスト

こみずとうた
大島葉子
明川哲也
麿赤兒
小水たいが
樹木希林
西川のりお
山口美也子
田中茜乃介

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す
http://www.kawasenaomi.com/ja/diary/2010/07/post-188.html
ご覧になるには Media Player が必要となります