原題:The Extraordinary Adventures of Adel

この夏を熱くする、ヒロイン×アドベンチャー超大作! 幻の秘薬をもとめ、エジプト"王家の谷"から、パリ"ルーヴル美術館"へ!!

2010年フランス/カラー/1時間47分/スコープサイズ/ドルビーSRD/PG12 ヨーロッパ・コープ製作/ 共同製作:TF1フィルム・プロダクション、アピプライ・プロダクション/輸入元:ヨーロッパ・コープ ジャパン/ 配給:アスミック・エース

2011年01月07日よりDVDリリース 2010年7月3日(土)より丸の内ピカデリー1ほか全国ロードショー

(c)2010 EUROPACORP-APIPOULAI PROD-TF1 FILMS PRODUCTION Photos:Magali BRAGARD

公開初日 2010/07/03

配給会社名 0007

解説


この夏を熱くする、ヒロイン×アドベンチャー
幻の秘薬をもとめ、エジプト“王家の谷”からパリ“ルーヴル美術館”へ!

わたしは、いつでも自分の持てるかぎりのものをすべて注ぎ込む。
1本の映画を生みだす上で欠かせないことは、自分の経験を生かしながら、いかに新鮮な解釈をもてるか、だ。
本作は、前段階の準備・土台作りにかなりの力を注ぎ、万難を排し、クランクインした。
完成までの道のりは「楽しい」の一言に尽きる。至高の楽しさだった。
この映画を限りなくよいものにしたかった。
——脚本・監督 リュック・ベッソン

アデルは、目的のためなら無遠慮で、意志が強く粘り強い。でも、率直でほろりとさせ、とてもユーモラスでチャーミングな女性! 勇敢で波乱万丈な冒険をする、まるで女性版インディ・ジョーンズのようなヒロインよ! 
——アデル役 ルイーズ・ブルゴワン

ニュー・ヒロイン“アデル”誕生!
最愛の妹を救うため、古代エジプト最高の秘宝と言われる≪復活の秘薬≫を追い求める一人の女性、“アデル”。全世界を揺るがす“翼竜プテロダクティルス事件”をきっかけに、彼女の冒険はエジプト“王家の谷”からパリ“ルーヴル美術館”へと導かれていく——。リュック・ベッソンが構想10年、満を持して放つかつてないヒロイン×アドベンチャー超大作がいよいよ日本に上陸する!
『ニキータ』(アンヌ・パリロー)、『レオン』(ナタリー・ポートマン)、『フィフス・エレメント』『ジャンヌ・ダルク』(ミラ・ジョヴォヴィッチ)と時代の女神<ミューズ>を発掘してきたリュック・ベッソンが白羽の矢を立てたのは、新生ルイーズ・ブルゴワン。見る者をたちまち虜にするその魅力で冒険の路を華麗に突き進む、女性版インディ・ジョーンズともいえるニュー・ヒロイン“アデル”を誕生させた。最高にタフでキュートな新ミューズの大冒険が、この夏を最高に熱くする!

エジプト史上最高の秘宝を追い続けるアデルを待っているのは……
妹の命を助けるため、古代エジプトに伝わる≪復活の秘薬≫を追い続けてきたアデルは、秘薬に繋がるカギが、エジプト第19王朝ファラオ ラムセス2世にあることを突き止める。同じころ、パリでは、国家を揺るがす“翼竜プテロダクティルス事件”が勃発!ジュラ紀の化石から翼竜プテロダクティルスが孵化、パリの空を飛びまわり、人々を脅かしていた。だがその異変は、単なる序章に過ぎなかった……。“プテロダクティルス事件”と“復活の秘薬”の重大な関係に気付き、ルーヴル美術館に駆けつけたアデルを待っていたのは——。
アデルは復活の秘薬を手に入れられるのか? 最愛の妹を救うことができるのか? 幻の秘薬を求め突き進むアデルに、かつてないアドベンチャーが待ち受ける!!

目的のため真っ直ぐ突き進む、キュートなヒロイン“アデル”の冒険!!
アデルは、20世紀のパリジェンヌながら現代の女性に通じるリベラルで自立した精神をもち、ゴージャスな羽飾りの帽子と襟巻がトレードマークの若手美人ジャーナリスト。キュートでユーモラスな一面もありながら、強い好奇心で目的のためなら手段を厭わない。アデルの真の目的は、生死の狭間にいる双子の妹アガットの命を救うこと。最愛の妹へのなによりも強い愛が、どんな苦境にも立ち向かう智恵と勇気となり、アデルを強く突き動かしていく。弁護士、尼僧、看護婦……に変装、敵地に潜入するのもお手の物。“生と死をつなぐ”とされる幻の秘薬をもとめ、エジプトからパリを股にかけ、ミイラ、翼竜、悪漢を物ともせず突き進む姿は、まるで女性版『インディ・ジョーンズ』!

舞台は20世紀初頭のエジプトとパリ!
物語に奥行きを出すため、プロダクションデザインに徹底的にこだわったベッソン監督。大量の資料をもとに、エジプト王家の谷や、当時のルーヴル美術館、コンコルド広場をはじめとするパリの街並みを忠実に再現。そのパリの街に、1億3500万年の時を超え、ジュラ紀の卵が孵化。突如、翼竜プテロダクティルがパリの空を飛びまわる異変が起こる。なぜ卵は孵化したのか? アデルが追う≪復活の秘薬≫との関係は?
そして物語最大のカギを握るのは、武勇と治世によってファラオの中のファラオと呼ばれるエジプト第19王朝ファラオのラムセス2世。アデルが導かれるルーヴル美術館でのラストシーンには、まさかの驚きが待ち受けている。

ベッソンが戦友と女神と作り上げた、史上最高のプロジェクト
監督、プロデューサーと世界に名を轟かす名匠リュック・ベッソン。本作では脚本・監督をつとめ、優秀な戦友たちとともに本プロジェクトに挑んだ。撮影監督は『ニキータ』以来タッグを組むティエリー・アルボガスト。衣装に『アーサー』シリーズのオリヴィエ・ベリオ。プロダクションデザインに『ジャンヌ・ダルク』、『アーサー』シリーズのユーグ・ティサンディエ。音楽には『最後の戦い』以降タッグを組み信頼の深いエリック・セラ。
ヒロイン アデルには、フランスのテレビ局Canal+のお天気キャスターで「ミス天気予報」として注目を浴び、「La fille de Monaco」で第34回セザール賞有望若手女優ノミネートと、期待の新星ルイーズ・ブルゴワンを抜擢。「彼女は『アメリ』でブレイクする前のオドレイ・トゥトゥ、『エディット・ピアフ』でブレイクする前のマリオン・コティヤール! 絶対的な魅力をもつ女優だ」というベッソンの言葉の通り、ルイーズは『ニキータ』のアンヌ・パリロー、『レオン』のナタリー・ポートマン、『フィフス・エレメント』『ジャンヌ・ダルク』のミラ・ジョヴォヴィッチを見い出し、光り輝くスターダムへ登りつめたリュック・ベッソンの新たなミューズとして世界中からの注目を浴びている。さらに、アデルの行く手を阻む宿敵、デュールヴーとして、『007/慰めの報酬』のマチュー・アマルリックが登場。並はずれた演技力と特殊メイクで、惨忍冷徹なマッドサイエンティストを演じている。

ストーリー


突き進め。炎と嵐と秘境の道を——
幻の秘薬を求めるアデルに、
かつてないアドベンチャーが待ち受ける!!

1911年、エジプト。アデル・ブラン=セックは、いま砂漠を越えている。世界中の“不思議”を追い“秘宝”を集める彼女は、最新の冒険のルポタージュ「氷の怪物」を出版した後、インカ帝国の生き残りの謎を解明するためにペルーに向かうはずだった。だが彼女は、不慮の事故で死に瀕している妹アガットを救うために、一刻も早く≪復活の秘薬≫を手に入れなければならなかった。灼熱の砂漠を越え、アデルはとうとうラムセス2世に仕えたミイラを発見する。だが、黄金を横取りしようと狙う盗賊の襲撃をかわしたのもつかの間、アデルは、いつも彼女の行く手を阻む惨忍で冷徹なマッドサイエンティスト、デュールヴーに捕えられてしまう。石室に閉じ込められたアデルは、隙を突いてミイラ制作室の油に火を放ち反撃する。火は瞬く間に広がったが、アデルはミイラの石棺に滑り込み、間一髪で炎に包まれた洞窟から脱出。石棺は地下水脈に落ち、アデルはナイル川に辿り着いた。

同じころパリでは、謎の巨大な怪鳥が現れるという事件が起こっていた。パリの空を不気味に飛びまわり、政府の要人も車ごと襲われた……人々は恐怖に陥った。メナール教授と助手のズボロフスキは、博物館に展示されていた卵の化石が割れているのを発見。巷を騒がせている怪鳥は、ジュラ紀に絶滅した翼竜プテロダクティルスだった。事件を担当するカポニ警部は、メナールからジュラ紀の専門家エスペランデュー教授を紹介される。だが、プテロダクティルを甦らせたのは他ならぬエスペランデューであった。「死後に生はあるか?」を著し自ら蘇生法を試しているうちに、1億3500万年前の卵が生き返ってしまったのだ。警部は「翼竜事件」を起こした張本人として、エスペランデューを逮捕する。政府はアフリカに遠征していた著名なハンター、サン=ユベールを呼び戻し、大々的に翼竜掃討作戦を開始。パリは、騒然とした。

エジプトから帰還したアデルは、エスペランデューが逮捕され、死刑を宣告されたと知り驚く。化石を生き返らせるほどのパワーを持つエスペランデューならミイラも甦らせられるはずだ。エジプト王家に伝わる≪復活の秘薬≫を手に入れるためにはミイラとなった医師を生き返らせなければならない。すんでのところでギロチン台から救出されたエスペランデューは、アデルが連れ帰ったミイラを甦らせるが、彼はファラオの医師ではなかった。だが落胆するアデルに、そのミイラが重要な事実を教えてくれた。今、パリではラムセス2世と従者たちのミイラが展示されている。そこにはファラオの医師もいるという。すべての鍵は、目の前のルーヴル美術館にあったのだ。果たしてアデルは、≪復活の秘薬≫を手に入れることができるのか? そして妹を死の淵から救うことができるのか?!

※プテロダクティルス
ジュラ紀(1億9500万年〜1億3500万年前)後期に生息していた翼指竜亜目の翼竜で、世界で最も古く報告された翼竜である。エスペランデュー教授によると、成体の翼長は約6メートル。肉食で、食料は巣に持ち帰るという習性を持つ。

スタッフ

監督・脚本……リュック・ベッソン
製作……ヴィルジニ・ベッソン=シラ
原作……タルディ
音楽……エリック・セラ
撮影……ティエリー・アルボガスト
衣装……オリヴィエ・ベリオ
美術……ユーグ・ティサンディエ
3D特殊効果……BUF
特殊メイク……ジャン=クリストフ・スパダッチーニ
チーフ助監督……ステファン・グリュック
プロダクションマネージャー……ティエリー・ギルマール
編集……ジュリアン・レー
キャスティング……スワン・パム
音響……ケン・ヤスモト、セリム・アザジ、フランソワ=ジョセフ・オール

キャスト

アデル・ブラン=セック……ルイーズ・ブルゴワン
デュールヴール……マチュー・アマルリック
カポニ警部……ジル・ルルーシュ
ジュスタン・ド・サン=ユベール……ジャン=ポール・ルーヴ
メナール教授……フィリップ・ナオン
アンドレフ・ズボロフスキー……ニコラス・ジロー
エスペランデュー教授……ジャッキー・ネルセシアン
アクバー……ムーサ・マースクリ
アガット・ブラン=セック……ロール・ド・クレルモン=トネール

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