原題:telitalalat

〜世界の名作を巡る旅〜  パイオニア映画シネマデスク セレクション第2弾“ハンガリー編” ある労働者がサッカーくじで一攫千金!ところが“ハンガリー動乱”が勃発し・・・ ハンガリーの暗黒の時代をベースに描く、シニカルなヒューマン・ストーリー

第16回東京国際映画祭 コンペティション部門 公式上映作品

2003年/ハンガリー/カラー/104分/35ミリ/カラー/ 配給:パイオニア映画シネマデスク 宣伝:ブラウニー

2010年1月30日(土)よりシネマ・アンジェリカほか全国順次ロードショー

公開初日 2010/01/30

配給会社名 0147

解説


“ハンガリー動乱”が勃発──
歴史の片隅で起きた、ブダペストに生きるある労働者の実話。
物語の舞台は1956年のハンガリー。ソビエト連邦の支配下にあった政府に対し、労働者や農民たちが厳しい生活への不満を爆発させ、激しい暴動やデモ行進へと発展。そこへソビエト軍が介入し、戦闘状態へ陥り、市民の死者は約2千人、18万人以上の難民が海外へ亡命したと言われる。この“ハンガリー動乱”という歴史的事件を背景に、本作で描かれるのは、もうひとつの「実話」を元にしたヒューマンドラマである。
労働者ベーラは偶然サッカーくじで大穴を当て、月給の100年分以上に相当する大金を手にしてしまう。思いがけない出来事に動揺しながら、激化してゆく情勢に巻き込まれてゆく男の姿が、ユーモアと皮肉たっぷりに描き出される。初めはお大金に翻弄される彼が、様々な出来事に遭遇するなかで“カラシ粒”ほどの勇気を奮い起こした時、ベーラの運命はハンガリーの歴史と共に大きく変化していく・・・。懐に舞い込んだ“大金”は、果たして“本当の幸福”をもたらすのか?

ストーリー




1956年のハンガリー動乱。フォークリフトの運転手ベーラは小さな集合住宅で、家族と下宿人の美女ロージカといっしょに暮らしていた。そんな彼がサッカーくじで、思わぬ大穴を当てる。当選金を手にした10月23日、“ハンガリー動乱”が勃発。銀行に向かうもデモ群衆に巻き込まれ、月給の100年分以上に相当する当選金を家に持ち帰るはめになってしまったベーラは、その使い道に困惑するばかり。市街での銃撃戦が激化するなか、親戚のピシュタから意外なアドバイスを受けたベーラはある決意を固める。

スタッフ

監督・脚本:シャーンドル・カルドシュ、イレーシュ・サボー
原作:イレーシュ・サボー 
撮影:シャーンドル・カルドシュ
音楽:フェレンツ・ダルヴァライ

キャスト

シャーンドル・ガーシュバール
アーギ・スィルテシュ
マリアン・サライ

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