太宰治 生誕100年最後の月を飾る急遽劇場公開決定! 日本が誇る最高のクリエイターたちが放つ新たな太宰文学の世界

2009年/日本/カラー/??分/ 配給:ハピネット

2009年12月12日(土)よりシネ・リーブル池袋、12月19日(土)よりテアトル梅田にてロードショー

(C)「青い文学」製作委員会

公開初日 2009/12/12

配給会社名 0187

解説


夢のコラボレーションが実現させた奇跡のアニメーション  <青い文学シリーズ> 
2009年、太宰治生誕100年という日本文学節目の年。高まる太宰熱・文学熱の中で、太宰治(「人間失格」「走れメロス」)をはじめ、夏目漱石(「こころ」)、坂口安吾(「桜の森の満開の下」)、芥川龍之介(「蜘蛛の糸」「地獄変」)ら名立たる文豪の名作の表紙を、小畑健(「DEATH NOTE」「バクマン。」)、久保(「BLEACH」)、許斐剛(「新テニスの王子様」)ら人気漫画家が描き下ろしたスペシャルカバーが、集英社の<ナツイチ>で展開され、大きな話題を呼び、日本文学の文庫としては驚異的な販売数を記録した。
 
そんな人気漫画家たちがスペシャルカバーで描いたキャラクターを原案として、劇場アニメ「サマーウォーズ」やTVアニメ「DEATH NOTE」などの話題作を手掛けてきた日本屈指のクリエイター集団<マッドハウス>が前代未聞のアニメーション化!さらにや「南極料理人」「クヒオ大佐」など、映画、ドラマ、舞台と様々なシーンで卓越した演技力を輝かせる実力派俳優・堺雅人が参加。主演声優を演じるほか、作品のナビゲーターとして、実写でも登場する。

青い文学シリーズとは、まさに日本が誇る比類なき才能たちのコラボレーションによって生まれた奇跡のアニメーションなのである!

ストーリー

恥の多い生涯を送って来ました——。

大庭葉蔵は裕福な生まれだった。彼は、人間の生活見当がつかない、そういう種の男だった。貧しい人間からカンパを搾取するための、真似事の左翼運動に参加し、その日を暮らす……。昭和四年、夏。いつものように芝居をし、金をせしめる葉蔵。だが突如反社会的な運動を検挙すべく現れた、特高の小菅に追われ、逃亡するはめになる。逃げ込んだ先は、恒子という女のいるカフェだった。匿われる葉蔵。一度はごまかせたものの、すぐに気づかれ、恒子に庇われ再び出奔する。道中、彼は思い出す。作り笑顔をする自分を。妖しげに嗤う女中たちを。恒子のところに戻り、ふたりはその夜、枕をともにする。情事の後、あなたは純粋だ、と微笑む彼女に、葉蔵は殺意を覚える。そして、過去父を怒らせたことを反芻し、生きていることの恥ずかしさに想いを馳せた。葉蔵と恒子。ふたりはどちらともなく呟く。「一緒に死んでくれないか」。

スタッフ

原作:太宰治「人間失格(集英社文庫)」
キャラクター原案 小畑健
監督:浅香守生
脚本:鈴木智
キャラクターデザイン:筱雅律
アニメーション制作:マッドハウス

キャスト

葉蔵:堺雅人
堀木:高木渉
恒子:朴ろ美(注:ろ は 王+路)
志津子:久川綾  
美子:能登麻美子
マダム:田中敦子

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