原題:men-uchi

新井達也 22歳、能面に魂を刻む

2006年/日本/DV/60分/カラー 配給:アップリンク

2009年4月4日(土)〜17日(金)アップリンクX 20:50〜レイトロードショー

公開初日 2009/04/04

配給会社名 0009

解説


史上最年少で文部科学大臣奨励賞を受賞した若き天才能面師・新井達矢
木の塊から一枚の面が掘り出されるまでをただひたすらに見つめ続ける...

ナレーションやインタビュー等、言葉による説明 を一切排し、ひとつの四角い木の塊が削られ、剥がされ、次第に表情を帯びていく様をひたすら見つめ続けた異色作。神々しいまでに静まり返った作業空間に、ただ鋭利な刃物が木を刻んでいく音だけが響きわたり、カメラは、奇跡とも思える繊細な技を駆使する新井達矢の指先をただ凝視する。
映画は、完成した面(おもて)が能楽師、中所宣夫によって上演に使用されるまでを描く。舞台の上で、まるで生きているかのように表情を変える面には、これまで能面に全く興味が無かった人でも、思わずひきつけられるだろう。監督は、その作品がモントリオール国際映画祭ほか十数カ国で上映されるなど、国際的にも評価が高い三宅流(ながる)。

ストーリー


■プロフィール
●新井達矢:面打。6歳より面を彫り始める。故・長沢氏春氏に師事。国民文化祭ふくい2005「新作能面公募展」において最高賞「文部科学大臣奨励賞」を受賞。

●三宅流:映画監督。作品『蝕旋律』がイメージフォーラムフェスティバル、キリンアートアワードにて受賞した他、過去の作品はモントリオール国際映画祭など海外十数国で上映されている。

●中所宣夫:観世流能楽師。観世九皐会、名古屋九皐会、緑泉会にて活動。古典のみならず、宮沢賢治原作に基づく新作能「光の素足」を創作するなど意欲的な活動を続けている。)

スタッフ

監督:三宅流
整音:種子田郷

キャスト

新井達矢(面打)
中所宜夫(観世流能楽師)
津村禮次郎(観世流能楽師)

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