2009年/日本/カラー/72分/ 配給:アートポート

2009年3月21日(土)より、キネカ大森にてロードショー

(C)2009 アートポート

公開初日 2009/03/21

配給会社名 0014

解説


日本最古にして、日本最大の都市伝説と言われる“テケテケ”伝説。70年代に猛威をふるったこの都市伝説は、一時は衰退するも、20年ころから、小学生を中心に再び蔓延し始める。 冬の北海道の踏み切りで、女性が列車に撥ねられ、上半身と下半身が切断される。しかし、あまりの寒さに血管が収縮し、出血が止まり、即死できずに数分間もがき苦しんだ後、死んだという。この話を聞いた者のもとには、三日以内に下半身の無い女性が現れる。逃げても隠れても無駄。助かる方法はただ一つ、ある呪文を唱えること…。 “口裂け女”、“こっくりさん”、“トイレの花子さん”に並ぶ知名度ながら、いまだかつて映画化されていない最後の都市伝説“テケテケ”。『片腕マシンガール』、『東京残酷警察』、『赤んぼ少女』などで、VFXと特殊造形を担当した鹿角剛司と西村喜廣の最強コンビが、映像化が困難とされてきた“テケテケ”を見事に再現。容赦なき残酷妖怪をこの世に送り出してしまった。さらに、この残酷妖怪を迎え撃つのが、AKB48の中心メンバー大島優子、トップセールスを誇るグラビアアイドル山崎真実、『赤い糸』でおなじみ、超清純演技派の岩田さゆり、グラビアのみならず、ブログランキングでも常に上位に位置するカルトアイドルの仲村みう。昭和の時代から復活した妖怪vs今をリードする少女たち。
前例なき新旧対決が、邦画ホラーの重鎮、白石晃士の手により、残酷にも巧妙に描き出される。

ストーリー


関口綾花(15)はクラスメイトの大橋可奈(16)とお茶した帰りの暗い夜道で“テケテケ” という不気味な音を耳にする。翌日、綾花は下半身の無い死体で発見される。 世の中では都市伝説『テケテケ』の話で持ちきりだ。日が暮れてから鉄道の歩道橋に現れるという。“テケテケ”という足音に振り向くと下半身の無い女性が襲いかり、相手の足を奪っていく。一度マークされた人間はたとえそのとき逃げ切れても、72時間後には必ず殺されてしまうのだ。そんな噂は可奈の耳にも入って来ていた。 そのテケテケが遂に可奈の目の前にも現われる。必死に逃げる可奈は、なぜか奇跡的にテケテケから逃れることが出来た。しかし、一度マークされたら72時間以内に必ず殺されるのである。可奈は都市伝説のことについて調べるために図書館へ赴くと、可奈の部屋になぜか入り浸る従兄弟の女子大生、平山理絵(22)と偶然会う。理絵は大学の心理学科に通い、「都市伝説」に関する卒業論文をまとめている最中であった。理絵の話によれば、「テケテケ」のルーツは兵庫県の加古川で戦後間もなく起こった女性の鉄道投身自殺にあるという。2人は早速、加古川へ向うことにする。加古川で2人は地元の大学を訪れ、理絵の教授から紹介された行方教授と助手の阿部から鉄道投身自殺した「カシマレイコ」という女性について話を聞く。阿部の話によると、自殺した場所に慰霊碑が建てられ、レイコ の妹が毎日そこへ通い供養をしていたが、阪神大震災で妹が亡くなり、慰霊碑も倒壊して今はそのまま放置されていると言う。震災が起こった95年あたりから下半身の無い変死体が発見される怪事件が発生するようになったことから、可奈と理絵はその慰霊碑に呪いを解くカギがあるのではと思い、慰霊碑のある三坂町へと車を走らせる。2人は聞いた番地にたどり着くが、そこには廃工場跡で線路は無い。携帯電話で阿部に問いただすと、「ミサカ」と「ミカサ」を聞き間違えたらしく、三笠町にその慰霊碑はあるという。72時間まであとわずか、2人は再び数キロ離れた三笠町に向けて車を走らせるが・・・。

スタッフ

監督:白石晃士
製作:松下順一
企画:加藤東司
プロデューサー:佐藤嘉一、小貫英樹
脚本:秋本健樹
音楽:清水真理
撮影:百瀬修司
照明:森川浩明
録音:中川究矢
美術:高木理己
編集:太田義則
VFXスーパーバイザー:鹿角剛司
テケテケデザイン・特殊造形:西村喜廣

キャスト

大島優子
山崎真実
西田麻衣
一慶
水木薫
沢柳廸子

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