原題:Diary of the Dead

2007年/アメリカ/カラー/95分/ 配給:プレシディオ

2010年05月26日よりDVDリリース 2009年04月24日よりDVDリリース 2008年11月15日(土)池袋シネマサンシャイン、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国順次ロードショー

(C)2007 George A.Romero's Diary of the Dead,LLC.All Rights Reserved.

公開初日 2008/11/15

配給会社名 0830

解説


伝説のフィルムメーカー ジョージ・A・ロメロ最新作!
目前に迫りくる恐怖を“体感”せよ!

映画界に多大なる影響を与え続ける巨匠ジョージ・A・ロメロが、彼の最高傑作との呼び声が高い新作を完成させた。1968年の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』以降、常に新しさと驚きを提供してきたロメロにとって、真にたどり着いた新境地と呼べる『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』。今まで続編が作られることがなかったロメロだが、この作品での続編を企画しているというところからも、その本気さと自信がうかがえる。
本作の主人公は山奥でホラー映画を撮影していたグループ。“死者が蘇り、生きている人間を襲う”というただならぬ状況下でも頑なにカメラを回し続け、“真実”のみを伝えようと闘い続ける様を描いた、究極のサバイバルムービーだ。ストーリーはある意味『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の原点に立ち返ったもので、非常事態の発生から、社会が崩壊していくところまでを追っていく。圧倒的な恐怖を表現する一方で、個人が発信する情報が“メディア”となり得る現代の危うさをも描ききり、世界各国の批評家から「廃れた映画界を復活させた」と大絶賛された。本作を製作するにあたり、ロメロは何よりも“スピード”を求めた、と言っている。「いまの世界の状況、それをそのままストレートに映画にすることが重要だと思ったんだ。だから製作も急ピッチで進めた。」と語る。『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』は、現代において人々はどのように人間性を保てばよいのか、という疑問に対する、ロメロからの真摯な解答ともなっているのだ。
そして、その“恐怖”と“現代社会への警鐘”という2本の柱を、より克明に映像化するために取られた手法はP.O.V(ポイント・オブ・ビュー=主観撮影)。かつては『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(99)、最近では『REC/レック』(07)や『クローバーフィールド/HAKAISHA』(08)でも使われた撮影手法を用い、完全にその場で撮ったビデオ映像のみで物語が進行する。観客はまさにその現場にいるかのような感覚を体感させられる。目の前に迫りくる“世界の終焉”が、必ずや観る者を恐怖のドン底に陥れ、“新たな映画界の幕開け”へと我々を導いてくれるだろう。

ストーリー



世界の終わりに、生き残れるか—。

ペンシルバニアの山奥で、映画を撮っている若者の一団があった。監督をつとめるジェイソン・クリード(ジョシュ・クローズ)とその仲間たちである。大学の映画学科の卒業製作として、ホラー映画を作っているのだ。スケジュールはすでに何日もオーバーしており、役者もスタッフも疲れ切っていた。そんな中、ラジオを聞いていたスタッフの1人が衝撃のニュースに気付いた。世界各地で死体が息を吹き返し、あろうことか生きている人間を襲い始めたというのだ。
メディアは混乱している様子だった。それぞれの家族と連絡が取れないことが判明したため、ジェイソンたちも撮影を切り上げ、家を目指して出発することに。全員でキャンピングカーに乗り合わせて山を下りた若者たちは、そこで信じられない光景を目にする。本当に死人が蘇り、人を襲っていたのだ。もともとはドキュメンタリー監督を目指していたジェイソンは、恋人デブラ(ミシェル・モーガン)が反対するのも聞かず、いま起こっている状況を全てカメラに収めることを決意する。
手始めに彼らが立ち寄った大学の寮はもぬけの殻となっていて、次に訪れた病院では、医師も看護婦も“生ける死人”となっていた。初めて目の前に現れた敵を前にどう対処していいのかもわからない学生たちは、一人、また一人と犠牲になっていく。そんな中、テレビなどマスメディアの伝えるニュースは錯綜していた。世界各地で大惨事が発生しており、ジェイソンたちもそのただ中にいるにも関わらず、彼らは「事態は沈静化に向かっている」と虚偽の報道を繰り返している。その一方でYouTubeには断片的な衝撃の映像が次々にアップされていた。ジェイソンも撮影した素材をその場で編集しつつ、次々と動画共有サイトにアップしていく。なんとしてでも生き残り、そして後世に伝えて世界を救うという使命に燃えるジェイソンだったが、仲間が何人も息絶え、食料や物資も底を突き、徐々に、しかし確実に、世界は終焉へと向かっていたのだった…。

スタッフ

監督・脚本:ジョージ・A・ロメロ
製作:ピーター・グルンヴォルド
製作:サム・エンゲルバール
製作:アート・シュピーゲル
撮影:アダム・スウィカ
美術:ルパート・ラザルス
特殊メイク:グレッグ・ニコテロ(KNB EFX スタジオ)+ガスライト・スタジオ

キャスト

ミシェル・モーガン
ジョシュ・クローズ
ショーン・ロバーツ
エイミー・ラロンド
ジョー・ディニコル
スコット・ウェントワース
フィリップ・リッチオ
クリス・バイオレット
タチアナ・マスラニー

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