2008年/日本/カラー/85分/ 配給:AMGエンタテインメント

2008年10月24日よりDVDリリース 2008年6月28日、渋谷Q-AXシネマほか全国一斉ロードショー

(C)「ネコナデ」製作委員会

公開初日 2008/06/28

配給会社名 0644

解説



愛くるしさ満載!日本中が待ち望んだ子ねこ映画の決定版、ついに登場!
「ねこ鍋」で火がつき、爆発的人気を見せる猫写真集、「まこ」「レナ」「はっちゃん」などのアイドルねこの登場、続々開店するねこカフェ…。今や、ねこファンのみならず日本中の老若男女のハートをわしづかみにしているねこたち。
そして、この夏、待望の子ねこ映画が満を持して誕生します。
大杉漣演じる堅物な主人公・鬼塚が子ねこに翻弄される姿にくすっと笑い、やがて鬼塚に愛おしささえ感じてしまう、そんな心あたたまるコメディタッチのねこ映画です。主人公・鬼塚とともに、子ねこのまなざしに心揺さぶられること間違いなしです!

女性映画監督ブームの中、真打ち・大森美香監督登場!
西川美和(『ゆれる』)、河瀬直美(『殯の森』)、蜷川実花(『さくらん』)、井口奈己(『人のセックスを笑うな』)ほか、女性映画監督の活躍がめざましいここ数年。そして、この夏、ついに真打ち・大森美香監督が登場です。松山ケンイチ主演の『デトロイト・メタル・シティ』や長瀬智也主演の『ヘブンズ・ドア』など話題の映画の脚本を手がける大森美香が、大杉漣を主演に迎え、子ねこに揺れ動くおじさま心を演出します!
「鬼塚の部下(青山倫子)、反抗的な新入社員(黒川芽以)、鬼塚の妻(原日出子)、そして実は女の子だったトラ。そんな女性たちのまなざしを通した 鬼塚を描くことを大切にした」という演出に、月9人気ドラマの「不機嫌なジーン」や「ランチの女王」など女性の感情を表現することに定評のある超人気脚本家ならでは!の手腕が冴えわたります

こんな大杉漣は、まだ誰も観たことがない!
主演・鬼塚を演じるのは、映画・テレビとひっぱりだこの大杉漣。渋い大人の男性のイメージが強い大杉漣が、強面の企業戦士ながら、こともあろうに子猫の何気ない仕草や表情に右往左往!その人間味あふれる翻弄されっぷりに大注目です!
多くの映画監督から絶大な信頼を得ていますが、女性監督との仕事は2作目。「こんなにかわいい おじさまを演じる大杉さんを見たかった」という大森監督とのタッグも抜群、共演者(子ねこのトラ)への愛情が、役柄にリアリティをあたえ、まさに新境地開拓。
「新たな大杉漣をお見せします♡」(BY 大杉漣) 
♡マーク付きの意気込みに、乞うご期待!

生後2ヶ月、鬼塚トラ、主演はります!
そして、撮影中、主人公そのままに大杉漣を夢中にさせたと話題になっているのが子ねこのトラ。東京出身、生後2ヶ月(撮影時)の“スコ”ことスコティッシュフォールド。今、ねこ界で最もあつく、人気沸騰中なのが、たれ耳が萌え度を増すスコティッシュフォールドです。
その愛くるしいルックスのみならず、大森監督が「トラちゃん、今の“演技”をもう一度!」とつい言ってしまったというほどの、堂々たる演じっぷりを見せ、早くも今年度の主演女優(?)賞の声も!
大森監督の元、全キャスト・全スタッフの愛情あふれるリードでみせる名演技の数々をぜひご堪能ください。

日本映画界注目の若手女優と、くせ者俳優たちの競演!
鬼塚を取り巻く女性社員たちに扮するのは、人気時代劇「逃亡者 おりん」で主役をつとめた青山倫子、『山のあなた〜徳市の恋』などここ数年本格的な映画出演が相次ぐ黒川芽以、数々のCMに出演した人気モデルとしての経歴を生かし女優としてのブレイクに期待が高まる入山法子というこれからの日本映画を担う若手女優たち。
そして、昨年度の日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞のもたいまさこ、日本の良妻賢母を演じさせれば右に出るもののいない原日出子、日本映画界屈指の名バイプレーヤー、蛍雪次朗、映画、テレビドラマ、舞台などフィールドを問わずどんな役柄でも安定感のある演技を見せる鶴見辰吾といった実力派のくせ者俳優が脇を固めます。

ストーリー




IT企業・デジタルドラゴンの人事部長・鬼塚太郎(大杉漣)は、冷淡な社長・辰美孝四郎(鶴見辰吾)の元、会社に必要のない社員を容赦なく切りつづけ、全社員から恐れられている。職場にあっても家庭にあっても自分自身を厳しく律し、笑うことも冗談をかわすこともなく、社員はおろか家族にさえ甘えを許さない。

デジタルドラゴン人事部では、明日から始まる「第二新卒」たちの研修の準備に余念がない。
「一方で人取っといて、一方で切るなんてマズくないですか?」と人事部社員。
「入れ替えだ。換気しない部屋は淀んでくる」とためらいもなく言い切る鬼塚だったが…

実は鬼塚は繊細な心の持ち主。リストラしつつ、その一方で新入社員を迎えることに、言われるまでもなく矛盾を感じていたのだ。そして冷酷に社員の首を切っていくことにも。煩悶し、絶え間のない胃痛と闘う日々。しかし、鬼塚のプライドは人前で弱みを見せることを許さない。帰宅前に、人通りの少ないベンチでひとり、胃薬を流し込む日々であった。

研修が始まった。怒声をあげ、叱責しながら、厳しく新入社員と向かい合う鬼塚。鬼塚を前に震え上がっている久我珠代(入山法子)、長島道子(立花彩野)らの中に、睨むように鬼塚を見ている新入社員がいた。田中亜里沙(黒川芽以)。ただ一人、その視線に気づく鬼塚の部下・君島凛子(青山倫子)。

今日もまた、帰宅途中に胃薬を飲もうと鬼塚はベンチに腰掛ける。
ふと、鬼塚は、捨てられた子ねこをみつける。
ウルウルとしたその瞳。そこで見つめ合う2人。……クラっとする鬼塚…
気がつくと、鬼塚は子ねこを抱いて、自宅前に立ちつくしていた。

家に連れてきたものの、妻の静子(原日出子)の目を隠し通せる訳もない。もといた場所に戻そうとするが、すがるようなまなざしで子ねこに見つめられ、悶絶してしまう鬼塚。自宅にねこを飼うこともできず、元いた場所に戻すこともできず、思いあぐねた結果、研修社員用に借りていたウィークリーマンションの1室に、こっそりと子ねこをかくまうことを決意。その日から、鬼塚の想像を絶する奮闘が始まる。

スタッフ

監督:大森美香 
製作:永森裕二、間宮俊二、関 佳史、松本 宏、青柳洋治、波多美由紀、細井俊介、江副純夫、小川貴史、陣 汰朗
原案・脚本:永森裕二 
プロデューサー:平体雄二 
撮影:近藤龍人 
照明:藤井 勇 
録音:古谷正志 
音楽:遠藤浩二 
音響効果:浦畑将 
美術:高尾研吏 
助監督:北川博康 
ラインプロデューサー:宮田幸太郎 

キャスト

大杉漣
青山倫子
黒川芽以
もたいまさこ(友情出演)
螢雪次朗
原日出子
鶴見辰吾
入山法子
立花彩野
海東健
小林且弥
EMI
六角精児
和田聰宏

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