ぼくにとっては、運命の映画であり、大好きな映画なんです——宮崎駿

1957年/ソ連(ロシア)/65分 配給:三鷹の森ジブリ美術館

2008年07月02日よりDVDリリース 2007年12月15日(土)よりシネマ・アンジェリカ(渋谷)ほかにて全国順次ロードショー

(c) 2004 Films By Jove Inc. in association with Soyuzmultfilms studio

サブ題名 <新訳版>

公開初日 2007/12/15

配給会社名 0805

解説


1957年にロシアで製作された本作は、アンデルセンの原作をもとにアニミズムの神話的発想で作られ、今なお世界中に影響を与え続けている伝説的アニメーション作品です。宮崎駿監督にとってもアニメーションの世界で生きていくことを決意した運命の作品です。

この名作が誕生50周年を記念して新たに生まれ変わります。従来DVDなどで観ることができた『雪の女王』とは異なり、若き宮崎駿を虜にしたロシア語によるオリジナルの音源と音楽を再現し、長らく見直される機会のなかった日本語字幕を一新。『雪の女王 <新訳版>』として現代に甦ります。更に同時上映作品として、太田光(爆笑問題)・光代夫妻が絶賛する、アンデルセン原作のもう一つの傑作ロシアアニメーション映画『鉛の兵隊』を日本初公開いたします。

想い——をつらぬく。自らの運命に立ち向かう。若き宮崎駿を魅了したヒロインが、スクリーンに甦る!

宮崎駿監督が『雪の女王』に出会ったのは23歳のとき。この映画に「アニメーションの可能性」を発見した宮崎監督は、「ひたむきに純粋に、素朴に強く、貫く想いを描くとき、アニメーションは他のジャンルの最高の作品たちに少しも負けずに、人の心を打つのだと証明する」と語っています。当時アニメーター1年目だった宮崎監督は『雪の女王』の音声テープを、仕事の傍ら繰り返し何度も聴きながら、アニメーションの世界に生きていく決意をしました。

一途で純粋なゲルダ、冷酷さと美しさを兼ね揃えた雪の女王、優しい心を持ちながらもそれを上手く表現できない不器用な山賊の娘——『雪の女王』に登場する「自らの運命に立ち向かう」彼女たちの姿は宮崎監督が『風の谷のナウシカ』以来、来年夏公開予定の最新作『崖の上のポニョ』に至るまで一貫して描き続けているヒロイン像——ひたむき、一途、けなげ、一所懸命—— に通じます。『雪の女王』の作品誕生から50年を経て、宮崎アニメのヒロイン達に想いを馳せながら、この『雪の女王 新訳版』を鑑賞できるのは、21世紀ならではの贅沢な機会なのです。

ストーリー

スタッフ

監督:レフ・アタマーノフ
原作:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
脚本:G・グレブネル

キャスト

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