2008年/日本/カラー/??分/ 配給:東宝

2008年12月03日よりDVDリリース 2008年6月7日(土)、全国東宝系ロードショー

(C)2008「ザ・マジックアワー」製作委員会

公開初日 2008/06/07

配給会社名 0001

解説



三谷幸喜の映画監督デビュー作は「ラヂオの時間」(97・唐沢寿明 西村雅彦 鈴木京香)でした。「ラヂオの時間」は、国内の映画各賞を総なめにし、ベルリン映画祭では審査員特別表彰を受賞しました。

2作目は、「みんなのいえ」(01・唐沢寿明 田中邦衛 田中直樹 八木亜希子)。家を建てるという自らの体験を基にしたホームコメディーは、100万人を動員する全国的大ヒット作品となりました。

そして、4年の時を経て三谷が取り組んだのが「THE有頂天ホテル」。大みそかのホテルを舞台にしたオールスターキャスト作品。06年1月に公開。全くのオリジナル作品にもかかわらず、観客動員470万人、興行収入60.8億円という日本映画史に残る快挙を成し遂げ、三谷監督作品の人気は不動のものとなりました。

日本中が動向を見守る中、三谷幸喜が次に送る作品。
それが「ザ・マジックアワー」。
最も熱い注目を集めること、間違いありません。
今回も三谷が敢えて挑むのは、オリジナル作品です。

【タイトルについて】
「マジックアワー」とは、映画の専門用語で、夕暮れのほんの一瞬を指します。それは、一日のうちでもっとも空が綺麗に写る時。太陽が地平線の向こうに落ちてから光が完全に消えてなくなるまでのわずかな間にカメラを回すと、淡い光に包まれた、幻想的ないい画が撮れると言われています。つまり「マジックアワー」は、一日のうちで、世界がもっとも美しく見える瞬間でもあるのです。

【みどころのひとつ・豪華セット】
「THE有頂天ホテル」では、架空のホテル、ホテルアバンティのセットを作り上げました。今回の物語の舞台になる港町・守加護(すかご)も三谷の頭の中にイメージされた架空の町。そのイメージにピッタリの町は現実にはない。ないものは作るしかない!町がゼロから作り上げられます。

東宝スタジオの日本最大のステージ3つに、守加護のメインストリート、波止場、備後(妻夫木)が支配人を務めるステージ付の高級クラブなどが作られます。手掛けるのは日本が世界に誇る種田陽平(「キル・ビル Vol.1」「不夜城」「THE有頂天ホテル」など)。「THE有頂天ホテル」からさらにスケールアップ!種田美術による新たな架空の町もこの映画の大きなみどころです。

ストーリー




「命が惜しければ、五日以内に幻の殺し屋を見つけて来い!」

街を牛耳るボス【西田敏行】の愛人【深津絵里】に手を出してしまった手下の備後【妻夫木聡】は、命を助けてもらう代償に、伝説の殺し屋デラ富樫(でら・とがし)を探し出すことを約束する。だが期日が迫っても、デラは見つからない。窮地に陥った備後が取った苦肉の策とは、無名の俳優を雇い、殺し屋に仕立てあげることだった。かくして三流役者村田大樹【佐藤浩市】は、二つの組織がしのぎを削る、その港町(守加護・すかご)へとやって来る。すべてを映画の撮影と思い込み、幻の殺し屋になりきって。

お茶目でお馬鹿の愛すべき男村田大樹に、これまでのイメージをかなぐり捨てて挑む佐藤浩市。口から出るのはでまかせばかり、その場しのぎの小ずるい男に、これまた新境地挑戦の妻夫木聡。「ゴッドファーザー」のマーロン・ブランドを彷彿とさせる暗黒街の顔役に西田敏行。そして三人の男(佐藤、妻夫木、西田)を翻弄するファム・ファタール=魔性の女に深津絵里。そして妻夫木のことを秘かに慕い、彼を守るために想像を絶する行動に出るクラブ従業員夏子に綾瀬はるか。

知らず知らずのうちに抗争に巻き込まれる売れない俳優と、映画監督のフリをして彼を操ろうとするしがないギャングの、友情と感動と爆笑の物語。

スタッフ

脚本・監督:三谷幸喜
撮影:山本英夫
照明:小野晃
録音:瀬川徹夫
美術:種田陽平
編集:上野聡一
     
製作:フジテレビ、東宝
製作プロダクション:シネバザール
配給:東宝

キャスト

佐藤浩市(売れない俳優・村田大樹)
妻夫木聡(クラブ支配人・備後登)
深津絵里(ボスの愛人・高千穂マリ)
綾瀬はるか(クラブ従業員・鹿間夏子)
西田敏行(町を牛耳るボス・天塩幸之助)
     

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