原題:Fire Warriors

タイ発!! 新感覚ロケットアクションムービー

2006年/タイ/カラー/103分/ 配給:ポニーキャニオン+ヘキサゴンピクチャーズ+リベロ

2008年02月06日よりDVDリリース 2007年10月6日、銀座シネパトス他にてロードショー

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公開初日 2007/10/06

配給会社名 0068/0871/0223

解説


『マッハ!』(04)『トム・ヤム・クン!』(06)など、次々にアクション映画の常識を打ち破る作品群を放ち、今やアジアのみならず、ハリウッドが注目するタイ・アクション。その製作チームがおなじみのガチンコ・アクションに、最新VFXを融合させ、新たなスーパー・ヒーローを生み出した! 強きを挫き、弱きを助ける。神出鬼没なそいつの名は・・・“ロケットマン!”。
舞台はトラクターの導入によって、タイの農耕が変わりつつあった、1920年代の農村地帯。膨大なロケット弾と自らの肉体を武器に、牛泥棒たちから牛を奪い返し、貧しい農民を助ける、謎の男・ロケットマン。素顔をターバンで隠し、国中を放浪する彼の目的はただひとつ。胸に刺青がある男に殺された、両親の仇を取るためだった!ある日、彼は北部の小さな村に胸に刺青がある男がいることを突き止める。だが、その牛飼いは、とてつもない魔力を持つ妖術使いだったのだ!!
主人公の“ロケットマン”こと、スー・シアンを演じるのは、第2のトニー・ジャーとして、『七人のマッハ!!!!!!!』(05)で主演デビューを飾ったダン・チューポン。前作に続き、華麗なアクションを披露するほか、『スパイダーマン』級のスーパー・ヒーローを体現。そんな彼とロマンティックな恋に落ちる美女、イー・サオを演じるのは、新人カニャパク・スワナクートウェン。そして、ウェン閣下をコミカルに演じているのは、人気歌手レオ・プットとしても知られる、プティポン・シーワット。さらに、『マッハ!』『トム・ヤム・クン!』などのアクション監督であり、トニー・ジャーやチューポンの師匠として知られる、パンナー・リットグライが、俳優として十数年ぶりに映画出演。ロケットマン最大の敵である、“黒鬼”を猟奇的に演じているのも見逃せない。
製作総指揮は『マッハ!』に始まるタイ・アクションの仕掛け人で、ハリウッド・リメイクが決定した『レベル・サーティーン』なども手掛ける、ソムサック・デーチャラタナプラスート。今回、彼が抜擢した監督は『デッド・アウェイ バンコク大捜査線』(01)『バトル7』(05)の鬼才チャルーム・ウォンピム。本作ではアクション監督のパンナーとタッグを組んだことで、これまで誰も観たことのない<ロケット・アクション>を実現したのだ!
 2006年12月に公開された、本国タイではスマッシュ・ヒットを記録。全米でも07年6月、「ニューヨーク・アジアン・フェスティバル2007」でのプレミア上映に続き、一般公開され、大きな話題を呼んでいる。

ストーリー



 1920年代、タイの農耕地帯。ナイホイ(牛飼い)から略奪する牛泥棒を阻止し、貧しい村人に分け与えることを使命とする男(ダン・チューポン)がいた。膨大なロケット弾と己の肉体を武器に牛泥棒と戦う彼の正体は、誰も知らない・・・。そんな彼のことを人々は、“ロケットマン”と呼んでいた。
 幼少時代、冷酷無比な牛泥棒に両親を殺された彼は、犯人への強い復讐を誓っていた。唯一の手がかりは、その男の胸に刻まれた刺青。成人した彼は国中を渡り歩き、ついに仇が北部の小さな村にいることを突き止める。その男、ナイホイ・シン(サマート・ティップタマイ)は妖術使いであり、とてつもないパワーを持つ彼にロケットマンは戦いを挑む。だが、シンの部下・カーンとパエンの応戦などから、仇討ちは失敗に終わってしまう。
 ある日、森の中でロケットマンは、ウェン閣下(プティポン・シーワット)らと出会い、“黒鬼”と呼ばれる妖術使い、ナイホイ・ダム(パンナー・リットグライ)のもとに案内される。今から20年前にシンと一緒に、同じ師匠から妖術を学んだダムによれば、処女である彼の愛娘サオ(カニャパク・スワナクート)の血を銃弾や弓矢や爆弾に塗ることで、シンの妖術を破れるというのだ。だが、ウェン閣下にはメイヤーズ投資会社のタイ支社長という、もうひとつの顔があった。牛に代わって、農作業にトラクターを導入することで、大儲けを企んでいた彼だったが、牛を愛する農民たちの反応は冷ややか。そこで、ダムやロケットマンと組み、タイ国中の牛を消してしまおうという、とんでもない計画を遂行していた。そのためには、シンの存在は邪魔だったのだ。そんなことを知らない、ロケットマンとサオのあいだで、ほのかな恋心が芽生えていた。
 数日後、何百発ものロケット弾とサオの血で武装した、ロケットマンがシンに戦いを挑む日がやってきた! 壮絶な戦いの末、シンのパワーを奪ったロケットマンは、信じられない事実を知ることになる。彼の目に倒れているシンは善人であり、自分にシンの倒し方を説いたダムこそが、自分の両親を殺した真犯人だったのだ。だが、時すでに遅し。シンのパワーは、ダムの体内に吸収されてしまったのだ。さらに、サオはダムの娘ではなく、彼女が赤子のときに彼に誘拐されていたという事実が明らかになる。
 今や無敵となったダムを倒すためには、サオがシンを謝罪し、彼にかけられた妖術を解くしかない!
 そして、ロケットマンVS黒鬼——最後の戦いの火蓋が切って落された!!

スタッフ

監督:チャルーム・ウォンビム
製作総指揮:ソムサック・デーチャラタナプラスート

キャスト

パン・チューポン
パンナー・リットグライ
プティポン・シーワット

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