原題:AFTER SCOOL

「運命じゃない人」から2年

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2008<招待部門>正式出品

2007年/日本/カラー/102分/ 配給:クロックワークス

2008年11月28日よりDVDリリース 2008年5月24日、シネクイントほか全国ロードショー

(c)2008「アフタースクール」製作委員会

公開初日 2008/05/24

配給会社名 0033

解説


笑って、驚いて、驚いて、ぐっとくる大人のためのエンターテイメント映画
浮気調査と思われる依頼からあるサラリーマンを探す探偵。
その行方と何よりも彼の身の潔白を信じ、探偵に同行するサラリーマンの親友の中学教師。他人を欺き賢く立ち回って生きてきた男と、生真面目で頑固な男という正反対、でこぼこコンビが真実を追うコミカルなバディ・ムービー
・・・かと思いきや、ジャンルさえも超越する予想もしない展開が待っていた!

頭をフル回転させないとついていけない怒涛の展開、誰を信じても、きっと騙される、どんでん返しの連続!笑って、驚いて、驚いて、そして辿り着いた真実から浮かびあがる、男の友情、恋愛観、生き方に、ぐっとくる。

『アフタースクール』は、「立派な大人の年齢だけど、中学のころから変わってないなあ」と思ったことのある大人に向けた究極のエンタテイメント・ムービーです。

今もっとも次回作が期待される内田けんじ監督、3年ぶり待望の新作!
初監督作品『運命じゃない人』が、2005年カンヌ国際映画祭、批評家週間にて4賞受賞の快挙を成し遂げ、国内の様々な映画賞も8冠受賞と華々しいデビューとなった内田けんじ監督。

『運命じゃない人』は、“日本一のいい人”宮田の周りで起きた大金を巡る一晩のドタバタ劇を、時間を前後させ、それぞれの視点で見せるタイムスパイラル・ムービー。練りに練られた脚本の完成度の高さ、思わず笑ってしまう魅力あるキャラクターの演出は、映画関係者のみならず、一般の観客からも熱く支持されました。

オリジナル脚本で、エンタテイメント性の高い作品を、ということにこだわり、デビュー作から2年以上の時間をかけて作りあげた、今作『アフタースクール』は、前作以上の複雑な構成と展開、そして驚きの感動が待っています。
実力と人気を兼ね備えた、大人も納得の俳優陣が集結!
融通の利かない正義感を持つ中学教師・神野には、その他にないキャラクターで、舞台からバラエティまでこなし、お茶の間からコアなファンまで幅広く支持を集める大泉洋。

自分のための利益が最優先、頭が切れ、他人を信用しない探偵・北沢には、 その確かな演技力で映画やドラマには欠かせない存在となった 佐々木蔵之介。

二人が探す、学生時代も社会人となった今も、とにかく女にモテると有名なサラリーマン・木村には、甘いマスクながら作品ごとにいつも違った雰囲気を見せる実力派・堺雅人。

神野と木村の中学時代のマドンナで、美しい女性としての一面と、子どもを守る母としての強さを兼ね備えた美紀には、近年母親役もこなし、女優として幅を広げている常盤貴子。

木村の浮気相手?妖艶な謎の女には、素朴で純粋な女性役のイメージから一転、意外な一面を見せる田畑智子

映画ファンも納得の実力を持ち、固定ファンのいる演劇界出身であり、今やお茶の間でもお馴染みの男性3人の初のコラボレーションは、各界から注目を集めること必至です。

ストーリー







裏社会でなんでも屋を営む北沢のもとに、木村という男を探して欲しいという人物が現れる。男はきちんとした身なりで普通の サラリーマンのようだ。木村の手がかりとなる資料には女と写っている一枚の写真が入っている。資料によると木村は、一流企業のサラリーマンで、たいそうモテる男として社内では有名だったらしい。単なる浮気調査にしては報酬が良すぎることに疑問をおぼえるが、北沢は調査に乗り出した。

北沢はまず、木村の母校の同窓会サイトから情報を得、卒業アルバムに掲載されている連絡先を手に入れるため、彼が卒業した中学へとやってきた。同級生のふりをして、うまく潜りこもうとするが、なんとそこには木村と本当の同級生の神野という男が、教師として働いていた。はじめは嘘がばれるかとびくびくする北沢だったが、神野はまじめで人が良く、北沢のいうことを疑ってもいない様子。「同級生の佐野さんって覚えてる?彼女が昨日お母さんになったんだよ。だから木村は病院にいるんじゃないな」神野は木村の親友で、多くの情報を持っていることがわかった北沢は、うまく神野を利用し、木村を探す手伝いをさせることにする。

二人は、木村を探す依頼をもってきた男の尾行し、男が木村の働く会社の上司であることを知る。そして、その上司は、たちの悪いヤクザと繋がっていた。情報屋に話によると、片岡は、自身が経営する高級クラブで働いた女・あゆみの行方を捜しているという。そして木村の会社はその高級クラブを頻繁に利用していた。

北沢はヤクザの女に手をだした木村が、女房子どもを捨て、女と一緒に逃げたというのではないかと推測する。しかし神野は、木村はそんなことをする奴じゃないと認めない。そこに神野の携帯に車がレッカーされているという連絡がはいる。車は木村に貸していたのだった。二人が車が駐車されていた場所に向かうと、目の前には古いマンションがあった。北沢はそのマンションに二人がいる可能性が高いと考え、マンション入口に取り付けられた防犯ビデオを手に入れる。そのビデオには紛れもなく木村と写真の女が映っていた。ショックを受け、呆然としている神野を、北沢はお役御免ととばかりに追い払う。

木村の居場所は分かった。後は依頼人とヤクザ、どうやって双方からうまく金を引っ張ろうか。北沢は狡賢く考えをめぐらしていた。

が、しかし、実は木村は意外な場所にいた!
ここから事件は、一転、二転の急展開、誰もが想像をしない結末へと動き出す——

スタッフ

監督 脚本:内田けんじ 
エグゼクティブプロデューサー:藤本款
プロデューサー:大岡大介、赤城聡、大西洋志
キャスティングディレクター:杉野剛 
音楽:羽岡佳
撮影:柴崎幸三
照明:吉角荘介
録音:橋本泰夫
美術:金勝浩一
装飾:鈴村高正
スクリプター:森直子
スタイリスト:浜井貴子
俳優担当:小畑智子
編集:普嶋信一 
助監督:村上秀晃
製作担当:千綿英久
オリジナル・サウンドトラック:デフスターレコーズ
主題歌:monobright
製作プロダクション:シネバザール
製作:「アフタースクール」製作委員会(クロックワークス、TBS、アミューズ、PARCO、イマジカ、ぴあ、
メディアファクトリー)

キャスト

大泉洋
佐々木蔵之介
堺雅人
常盤貴子
田畑智子
伊武雅刀

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