僕がいない場所
原題:I Am / Jestem
大人は誰も愛してくれない。 ポーランドから世界に投げかける、現代社会の子供たちの心の孤独を描いた衝撃作。
第49回ベルリン国際映画祭キンダーフィルムフェスト特別賞受賞 第30回ギディニア・全ポーランド国際映画祭最優秀撮影賞、最優秀音楽賞、最優秀音響賞、シネマキッド映画賞 受賞 第30回トロント国際映画祭正式出品作品 第43回ニューヨーク映画祭正式出品作品 第13回大阪ヨーロッパ映画祭正式出品作品
2005年/ポーランド映画/カラー/ヴィスタ/SRD/98分 配給:パイオニア映画シネマデスク 配給協力・宣伝:フリーマン・オフィス
2007年10月13日(土)よりシネマ・アンジェリカ他全国順次ロードショー!!
(C)2005 Dream Entertainment Inc. All Rights Reserved
公開初日 2007/10/13
配給会社名 0147
解説
『僕がいない場所』は、社会主義から民主主義に変わりゆくポーランドの小さな町を舞台に、母親の愛を得た
くてもそれがかなえられない少年の心の叫びを描いた衝撃の問題作である。
監督はポーランドが誇る女流監督のドロタ・ケンジェルザヴスカ。彼女の夫でもある『トリスタンとイゾルデ』(06)の撮影を担当した名手アーサー・ラインハルトとともに、自然の光と影を巧みに取り入れた映像美で描きあげ、『ピアノ・レッスン』(93)のマイケル・ナイマンが奏でるピアノの旋律が、主人公の少年の孤独な姿を浮き出させている。
ストーリー
母親の愛を渇望しながらも、町の男たちと乱れた生活をしている母親の姿を嫌う少年クンデルは、一人で生き
て行く決意をし、町はずれの川べりに打ち捨てられた艀舟に住みつく。集めたあき缶や屑鉄を売って生活してい
る彼に、町の大人たちは同情的なまなざしを注いでいるが、クンデルはほどこしを受けようとはしない。そんなある日、一人の少女が彼の前に現れる。艀舟のそばにたたずむ裕福な家の子である彼女も、美しく賢い姉に対する劣等感や、誰にも愛されないと思う気持ちをアルコールで紛らわせていた。幼い心に癒やされない寂しさを抱える二人は、お互いを気遣いあって絆を深めていくが・・・・・
スタッフ
監督・脚本:ドロタ・ケンジェルザヴスカ
撮影:アーサー・ラインハルト『トリスタンとイゾルデ』
音楽:マイケル・ナイマン『ピアノ・レッスン』
キャスト
ピョトル・ヤギェルスキ
アグニェシカ・ナゴジツカ
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