すべてを 超える。 アクションに酔え。怪奇に震えろ。これがNEXTエンタテインメントだ。

2007年/日本/カラー/??分/ 配給:東映ビデオ

2008年04月21日よりDVDリリース 2007年10月27日より全国にてロードショー

(C)2007 「仮面ライダーTHE NEXT」製作委員会 (C)2007 石森プロ・東映

公開初日 2007/10/27

配給会社名 0144

解説


2005年に公開され反響を呼んだ『仮面ライダー THE FIRST』。その公開時から沸き起こったのが、続編を熱望する声の数々。そうしたファンの声に応え、満を持して贈る本作『仮面ライダー THE NEXT』が完成した。
本作は前作に引き続き仮面ライダー1号・本郷猛と2号・一文字隼人の物語だが、もう一人、第3の男が登場する。仮面ライダーV3・風見志郎である。「仮面ライダーV3」(1973年放映開始)は、仮面ライダー史上最高視聴率(36.0%)をたたき出し、シリーズ化を決定付けた圧倒的人気作品。V3の登場は、本作のボルテージを一気に高めることになる。
本作は単なる人気TVシリーズの映画化作品、ではない。これまでの日本映画の常識を破る圧倒的本格劇場映画なのである。まず何よりそのアクション描写である。目を見張るバイクアクションをはじめ、数々の技を駆使したスピーディでインパクトあるアクションシーンが次々と繰り出され、もはや日本映画のレベルを超えた圧倒的アクション映画が誕生したと言えるだろう。
さらに本作では、ホラー映画のテイストもふんだんに盛り込まれ、観る者を恐怖させる。この点も原点を強く意識した作品に仕上がっている。仮面ライダーの誕生当初は、「怪奇性」も重要なエレメントだったからだ。いまや世界レベルとなった日本のホラー映画の技術が、本作のクオリティをさらにレベルアップさせている。
仮面ライダー1号・本郷猛は、前作に引き続き黄川田将也。ドラマ連続テレビ小説「風のハルカ」「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」など次々とヒット作にレギュラー出演し注目を浴びる。映画・ドラマ共に待機作も相次ぎ役者としてキャリアを着実に伸ばしている。仮面ライダー2号・一文字隼人も前作から出演の高野八誠。「ウルトラマンガイア」「仮面ライダー龍騎」(仮面ライダーライア・手塚海之)などでクールなヒーローを演じ注目される。また「柳生十兵衛七番勝負」(NHK)など時代劇にも積極的に出演し演技の幅を拡げている。本作に新登場の仮面ライダーV3・風見志郎には加藤和樹。TVシリーズ「仮面ライダーカブト」で仮面ライダードレイク・風間大介役を好演。また、1stシングルが初登場オリコン16位にランキングされるなど、歌手としても人気が高い。本作のヒロイン、猛の生徒・菊間琴美に石田未来。DVDや写真集が好セールスを記録。映画『猫目小僧』の主演や数々のTVドラマ・CMへの出演が相次ぎ、本格派の女優として非常に注目されている。もう一人のヒロイン、超人気アイドル“CHIHARU”を演じるのは森絵梨佳。集英社の「SEVENTEEN」の専属モデルなど、ファッションモデルとして活躍。また「仮面ライダー響鬼」のヒロイン持田ひとみ役ほか数々のTVドラマ、CMなどでの活躍がめざましい。また、ショッカー首領の声は納谷悟朗。初期TVシリーズでも首領の声を担当していた。ファンにはたまらない起用だ。
すべてを超えることを定められたこの映画を、見事に纏め上げたのは監督の田?竜太。平成仮面ライダーシリーズの劇場版3本監督や『小さき勇者たち GAMERA』も監督。少年を主人公にした傑作ジュヴナイルに仕上げるなど、一本芯の通った揺ぎ無い映画を作り続けている。脚本は前作に引き続き井上敏樹。平成仮面ライダーを数多く手がけ、数々のエンターテイメント作品を執筆してきた名手が、怪奇とアクション満載のストーリーをテンポよく描きあげた。目を見張るアクションを担当したのは前作から続投のアクション監督・横山誠。深夜TV「Sh15uya(シブヤフィフティーン)」「牙狼〜GARO」等のアクションで非常に高い評価を得た横山だが、それ以前に米国版「POWER RANGER」のアクション監督を長く務め、田?監督とはその頃からタッグを組んでいた。盟友・田?監督と共に、日本映画を遥かに超えるアクション映像を見せつけてくれるはずだ。
キャラクター、ストーリー、アクション、怪奇。強烈なポテンシャルを持つ素材を、最高のスタッフとキャストが圧倒的な迫力の映画に結晶させたのが『仮面ライダー THE NEXT』である。

ストーリー



 本郷猛の未来は、歪められてしまった。
世界支配を画策する秘密結社ショッカーによって人体改造されたのだ。超人的な能力でショッカーの任務を遂行する猛だったが、自我に目覚め、ショッカーの陰謀を阻止する戦いを始める。改造人間・仮面ライダーとして。

あれから、2年が経った。
奇怪な事件が世間を騒がせている。惨殺死体が連続的に発見され、そのいずれも顔が切り刻まれていたのだった。やがて、都市伝説のような噂が流れ始める。惨殺死体の現場には、いつも超人気アイドル・Chiharuの曲が流れているのだ、と。

 その頃、本郷猛の姿は高校の教壇にあった。猛が受け持ったクラスに菊間琴美という生徒がいた。彼女は今、怪事件と共に噂される人気アイドル・Chiharuの親友だった。ある時からまったく連絡の取れなくなった親友の身を案じて行動を開始する琴美。その前に、
異形の怪人・チェーンソーリザードと6人の仮面ライダー・ショッカーライダーが現れる。危機に直面した琴美を救ったのは猛だった。そして琴美は目撃する。本郷猛のもう一つの姿を——。

Chiharuには兄がいた。新進IT企業の若き社長・風見志郎だ。猛と琴美は志郎のもとを訪ねる。しかしその志郎もまた、別の姿を現す。ナノロボットにより体内改造され、圧倒的に高い能力を有するショッカーの改造人間。仮面ライダーV3。
V3は、ショッカーライダーたちと共に本郷猛に襲い掛かる。サイクロンを駆り奮戦する猛だったが、多勢の強敵の前に窮地に追い込まれてしまう。
そこにもう一人の仮面ライダーが現れる。かつては本郷猛抹殺の命を担いながらも、猛と共にショッカーに反旗を翻した男、一文字隼人であった。

「ショッカー」のシザーズジャガーは日本すべてを標的とした改造計画を実行に移すため、大量のナノロボットを日本に上陸させた。猛は、隼人は、この陰謀を叩き潰すことができるのか。志郎は妹・Chiharuの真実にたどり着けるのか。
すべてを決する戦いは、もう目の前に迫っていた。

スタッフ

原作/石ノ森章太郎
脚本/井上敏樹

主題歌/「Chosen Soldier」ISSA(avex tune)
音楽/安川午朗

製作/石井 徹(東映ビデオ)・中曽根千治(東映)・古玉國彦(東映チャンネル)・福中 脩(東映エージエンシー)
企画/日達長夫(東映ビデオ)・吉田 順(東映)・金子 建(東映チャンネル)・松田英史(東映エージエンシー)
エグゼクティブプロデューサー/鈴木武幸(東映)
プロデューサー/加藤和夫(東映ビデオ)・矢田晃一(東映エージエンシー)・白倉伸一郎(東映)・武部直美(東映)

撮影/田中一成
照明/三重野聖一郎
美術/和田 洋
録音/室薗 剛
編集/大畑英亮
助監督/高橋 浩
キャラクターリファインデザイン/出渕 裕

VFXスーパーバイザー/小林真吾(スタジオガラパゴス)
アクション監督/横山 誠(AAC STUNTS)

製作プロダクション/東映東京撮影所
製作/『仮面ライダー THE NEXT』製作委員会 
   東映ビデオ・東映・東映チャンネル・東映エージエンシー
配給/東映ビデオ㈱

監督/田?竜太

キャスト

黄川田将也
高野八誠
加藤和樹

石田未来
森絵梨佳

益子梨恵
六角慎司
未來貴子
納谷悟朗(声の出演)

嶋田久作
斎藤洋介
田口トモロヲ

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