原題:Death of a President

その時、世界は試される。

2005年トロント国際映画祭 国際批評家賞受賞

2006年/イギリス/カラー/93分/ 配給:プレシディオ

2008年02月08日よりDVDリリース 2007年10月6日よりシャンテシネほか全国公開

公開初日 2007/10/06

配給会社名 0830

解説


なぜブッシュ大統領は暗殺されたのか?
世界中で上映拒否された超問題作、遂に日本上陸。
本作は昨年9月に行われたトロント国際映画祭において最も話題になり、作品への賛否両論巻き起こる中、国際批評家賞を受賞した。全米では10月27日に公開。当初500館以上の劇場で公開予定だったが、圧力により91館での限定公開となった。一方イタリアでは今年の3月16日に公開。この日はイタリアの元首相アルド・モーロが1978年に誘拐された日(後に死体で発見された)だったこともあり、公開予定劇場の30%が上映を辞退するなど、世界各国で物議をかもしている超問題作だ。
なぜブッシュ大統領は暗殺されたのか。これはアメリカの悪夢なのか、それとも潜在的にアメリカが持っている欲望の実現なのか。野心的な問題提起と斬新なエンタテインメント性を共存させる稀有な作品『大統領暗殺』から見えてくる、アメリカ、さらには私たちが生きる世界の現在と未来とは?

ストーリー



2007年10月19日、アメリカ合衆国第43代大統領ジョージ・W・ブッシュを乗せた専用機が、緊迫した雰囲気のなかシカゴに降り立つ。演説が予定されていたシェラトン・ホテルまでの沿道は、総計で一万人を超える抗議団体らであふれかえっていた。一部でデモ隊と警官の間で暴力的な衝突も起こるが、大統領を乗せたリムジンは何とかホテルに到着。大統領は演説を快調に進め場内で喝采を浴びるが、ホテルの外ではデモ隊がさらに数を増して大統領を待ち受けている。
演説を終えてホテルの外で人々と握手を交わした後、リムジンに乗り込んで帰途に着こうとしたその瞬間、大統領に向けて銃弾が二発放たれる。崩れ落ちて病院へと運ばれる大統領と騒然とする現場。合衆国大統領狙撃の一報は、瞬く間にTV画面などを通して全米、さらには世界各地に広がっていく。医師団の必死の努力も空しく駆けつけた夫人ら関係者に見守られながら死去。世界に衝撃を与える。
警察とFBIが総力を挙げて容疑者探しを行い、少しずつ有力な情報が入ってくると、過激派デモ隊のリーダー、イラク戦争復員兵、そしてイスラム教徒など主要な容疑者が数人にしぼられてくる。狙撃をしたと思われる場所に残されていた証拠を元に、FBIはいよいよ真犯人に迫ろうとしていた。“大統領暗殺”という世界で最も注目された事件は終わりを告げるかに見えたが、そんなある日、新聞の片隅に小さな記事が掲載される。そこには驚くべき新事実が記されていたのだった…。

スタッフ

監督:ガブリエル・レンジ
製作:ガブリエル・レンジ
サイモン・フィンチ
エド・ギニー
ロビン・グッチ
製作総指揮:リザ・マーシャル
ピーター・カールトン
脚本:ガブリエル・レンジ
サイモン・フィンチ
撮影:グレアム・スミス
プロダクションデザイン:ゲイリー・ボー
編集:ブランド・サミーム
音楽:リチャード・ハーヴェイ

キャスト

ヘンド・アヨウブ
ブライアン・ボーランド
ベッキー・アン・ベイカー
マイケル・ライリー・バーク
ロバート・マンジャルディ
ジェイ・ウィッテカー
ジェイ・パターソン
ジェームズ・アーバニアク

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