映画は生きものの記録である 土本典昭の仕事
いま、伝えるべきこと 見つめ続けること
2006 年/ DVCAM 16mm / カラー / 94 分 配給:ビジュアルトラックス
2007年6月2日、ユーロスペースにてモーニングショー公開
公開初日 2007/06/02
配給会社名 0840
解説
いま、わたしたちは土本典昭とともに旅に出る。
日本が世界に誇るドキュメンタリー映画の巨匠、
土本典昭。
本作はその映画と、
見守り続けてきた「水俣」への思いを
余すことなく伝える。
土本典昭
土本は語りかける。
自宅で、編集機の前で、そして水俣で。
初期作品『ある機関助士』や『ドキュメント 路上』への言及。『水俣 患者さんとその世界』、『不知火海』といった名シーン。久しぶりに水俣の人々と再会を果たす土本。
わたしたちはこの旅で、伝え続けることの大切さを知る、ひとりの人間と出会うことになる。
土本典昭の世界へ誘うのは、劇映画第1作『ぼくらはもう帰れない』がベルリン国際映画祭(2006年)で上映され、世界の注目を集めた俊英、藤原敏史。本作が初めての劇場公開作品となる。また、小川プロのプロデューサーとして知られ、河瀬直美『杣人物語』など多くのドキュメンタリーに携わった、伏屋博雄が企画・製作にあたっている。
海にたたずむ、土本典昭の姿。
懐かしさ、寂しさ、悲しさ、嬉しさ、さまざまな思いがあふれる。
2006年、水俣病は公式確認から50年を迎えた。・・・。
土本が初めて「水俣」を撮影したのは1965年のことだった。以来、17本にもおよぶ関連作品をつくりあげている。土本が見つめるのは負の歴史だけではない。海からの恩恵と、海のよみがえりをも見つめ続けている。
映画「映画は生きものの記録である 土本典昭の仕事」より
水俣に暮らし、海を糧に生きる人々。その姿を見守る、土本のまなざし。
水俣と海の歴史はこれからも続いていく。
ストーリー
スタッフ
監督・編集:藤原敏史
企画・製作:伏屋博雄
撮影:加藤孝信
音響監督:久保田幸雄
監督補:今田哲史
インタビュー:石坂健治
キャスト
土本典昭
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