原題:Step Up

2006年/アメリカ/カラー/100分/ 配給:エイヴェックス・エンタテイメント、松竹

2012年9 月1 日(土)〜7 日(金)「ダンス映画フェスティバル@みなとみらい」開催 2007年08月29日よりDVDリリース 2007年3月17日より丸の内ピカデリー2他全国ロードショー

(c)2006 SUMMIT ENTERTAINMENT N.V.ALL RIGHTS RESERVED.

公開初日 2007/03/17

配給会社名 0003

解説


心揺さぶる激しい音楽のストリート・ダンスと、クラシックバレエの融合。
これまでにない新しいスタイルのダンスで見せる青春映画が誕生!

『サタデー・ナイト・フィーバー』(’77)『フラッシュダンス』(’83)『ダーティー・ダンシング』(’87)など、時代を超えて語り継がれる青春ダンス映画の名作の数々。近年、若者たちの間でヒップホップ、R&Bが主流となり、エミネムの『8Mile』(’02)やジェシカ・アルバの『ダンス・レボリューション』(‘O3)、ジュリア・スタイルズの『セイブ・ザ・ラスト・ダンス』(‘O1)が話題を集めた。これら、ティーン・エイジャー向けのダンス映画が次々と製作される中、ストリートダンスとクラシックを融合させ、新たなダンススタイルと感動を生み出した作品が誕生した。それが『ステップ・アップ』。人生を変えるほどのパワーをもつ音楽とダンスに魅せられた若者達が成長していく姿、そして身分違いの恋とかけがえのない友情でつづる感動の青春ダンス映画だ。アメリカで公開されるや、驚異的な興行収入を叩き出し、ダンス映画史上において『サタデー・ナイト・フィーバー』『フラッシュ・ダンス』『セイブ・ザ・ラストダンス』『フットルース』に続く歴代5位の成績を記録。また、2006年夏に全米で公開された作品を対象とした”高利益率ランキング”では、『ダ・ヴィンチ・コード』(’06)や『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(’06)といった超大作と肩を並べ、第5位にランクイン。アメリカはもちろん、オランダやポーランド、アイスランドでも初登場1位のスマッシュヒットとなり、世界中に『ステップ・アップ』旋風を巻き起こしている。

監督は、本作で監督デビューを果たしたアン・フレッチャー。これまでに20本以上の映画やTVのダンスシーンの振り付けを手掛け、今や映画業界で最も引く手あまたの振付師の一人。これまでに振り付けを担当した作品に、『ブギーナイツ』(’97)、『普通じゃない』(’97)、『シーズ・オール・ザット』(’99)、『チアーズ!』(’00)、『恋は邪魔者』(’03)『スクゥービー・ドゥ2モンスターパニック』(’04)、『40歳の童貞男』(’05)など多数。本作でも監督として、そして振付師として、独創的かつパワフルなダンスで感動を与えている。主演は、新人のチャンニグ・テイタム。ペプシのTVCMで若者たちの間で注目を浴び、04年にTVシリーズ「CS1 マイアミ」のゲスト出演で役者として本格デビュー。天性の運動能力を備えた切れ味のいいダンスはもちろん、憂いを帯びた表情の中に純朴さを感じさせるタイラーを好演する。
また、ヒロインのノーラには、多くのアーティストのミュージック・ビデオやジャネット・ジャクソンのツアーでバックダンサーを務めたこともあるジェナ・ディーワン。アントニオ・バンデラスと共演した「Take the Lead」(’06)に出演したほか、サム・ライミ監督の『THE JUON2』の公開も控える、今、最もホットな若手女優だ。タイラーのよき理解者のマイルズ役には、R&B界のスーパースター・マリオ。”Let Me Love You”はプラチナ・セールスを記録し、グラミー賞にニ度ノミネートされた経験のある音楽業界の実力者が、役者として長編映画初主演を果たしている。そんな才能は豊かだが、役者としては経験の浅い若者たちを脇でしっかり支えるのは、アカデミー賃やゴールデン・グローブ賞で受賞歴やノミネート歴を多くもつベテラン女優のレイチェル・グリフィス。タイラーらの成長を厳しくも温かく見守る芸術学校の校長を演じている。

また、本作で大きな役割を果たすのは音楽。『エリン・プロコビッチ』(’02)『ラウンダーズ』(’98)『ブロウ』(’01)で音楽監修、コンサルタントを務めたバック・デイモンが中心となり、ビヨンセやアッシャー、クリスティーナ・アギレラのプロデュースを手がけたリッチ・ハリソンほか、ニューヨークのトップDJからプロデューサーになったマーク・ロンソンといった、名だたる音楽プロデューサーたちが本作に参加。
また、ヒップホップ界で卓越した才能たもつ、元フージーズのワイクリフ・ジョンも協力している。そして、共同製作には、ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーの『Mr.&Mrs.スミス』(’05)を世界的に大ヒットさせたエリック・フェイグ。これまでにフェイグは、『ラスト・サマー』(’97〜)シリーズや『クライモリ』(’03)などティーン・ホラーのヒット作を数々生み出し、新世代のミューズとして注目を浴びるミーシャ・バートン主演のホラー「Nite」の制作も控えている。また、語題の新作として、2006年のカンヌ国際映画祭にも出品して評価を得たアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督がメガホンをとった、ブラット・ピット、役所広司が出演する『バベル』(’06)がある。

ダンス、音楽、映画のそれぞれの世界で成功を収めてきた実力者たちが『ステップ・アップ』の製作のために集結。ヒップ・ホップ・ダンスに焦点を当てながらも、幅広い世代が楽しめる、音楽とダンスを愛する全ての人たちに捧げたエンターテイメント作品に仕上がっている。

ストーリー



ボルチモアの貧しい家庭で育ち、夢を持つことを忘れた落ちこぼれ高校生のタイラー。類まれなダンスの才能に恵まれてはいるものの、限られた仲間同士でつるむ毎日を送り、狭い世界の中で生きてきた。ある日、仲間と忍び込んだ芸術学校で器物破損の事件を起こし、その場で逮捕。芸術学校で奉仕活動をするよう判決が下る。嫌々ながら学校の清掃員として働くことになったタイラーだったが、ひたむきに夢に向かって努力する令嬢のバレリーナ、ノーラと出会い、人生を180度変える転機が訪れる。これまで、打ち込むものが何もなく、それが当たり前だったタイラーにとって、ノーラや芸術学校の生徒たちとの触れ合いは刺激的だった。そして、いつしかタイラーにも人生の目標が生まれ、ダンスの才能を大ぎく開花させていく。努力することの意味、夢を追いかける勇気、恋の素晴らしさを知る。ダイナミックなヒップ・ホップ・ダンスが偏見と階級の垣根を吹き飛ばし、一人の少年の人生観を大きく変えるのだった。

スタッフ

監督:アン・フレッチャー
脚本:デュエン・アドラー、メリッサ・ローゼンバーグ
制作:パトリック・ワクスバーガー
共同製作:エリック・フェイグ、アダム・シャンクマン、ジェニファー・ギブゴット
製作総指揮:ボブ・ヘイワード、デビッド・ギャレット、ジョン・H・スターク
撮影監督:マイケル・セレシン
美術監督:シェパード・フランケル
編集:ナンシー・リチャードソン A.C.E.
作曲:アーロン・ジグマン
音楽監修:バック・デイモン

キャスト

チャニング・テイタム
ジェンナ・ディーワン
マリオ
レイチェル・グリフィス
ドリュー・シドラ
ヘヴィーD
ダメイン・ラドクリフ
ディシャウーン・ワシントン
ジョシュ・ヘンダーソン

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