原題:Once in a Summer

あの夏の日に帰りたい… 君と過ごした一瞬の夏

2006年11月30日韓国公開

2006年/韓国/カラー/116分/ビスタサイズ/ドルビーデジタル/字幕:根本理恵 配給:エスピーオー

2007年06月22日よりDVDリリース 2007年06月08日よりDVDリリース 2007年1月27日(土)より、シネマート新宿ほか全国ロードショー

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公開初日 2007/01/27

配給会社名 0116

解説



1969年夏・・・人類初の月面着陸成功で世界が熱狂していた。
韓国では自由を追い求める大学生と、悲しい過去を背負った少女が、生涯一度だけの愛に出会った。

60歳を越えた今も独身を貫き通す大学教授エン・ソギョン。ある日、彼の元に教え子の放送作家スジンが(初恋の人を探すテレビ番組)のエピソードとして「先生の初恋の人を番組で探したい」と訪ねてきた。困惑しつつもソギョンはスジンに古びた本を差し出した。
一冊の本をきっかけに紐解かれるソギョンの初恋の秘密とは?
1969年の夏、世界中が人類初の月面着陸成功に熱狂していた頃。隣国の韓国では、独裁的政治体制のなか誰もが自由を夢見ていた。ソウルの大学に通うソギョンは農村でボランティア活動をするため、夏休みに仲間とソウルから遠く離れた田舎町に滞在する。そこで図書館で働く美しい女性ジョンインと出会い、生涯一度だけの、純粋さと情熱にあふれるかけがえのない愛を知る。だが、激動する時代の波は二人の愛を容赦なく引き裂いた…。眩しいほど輝きに満ちた灼熱の夏、ソギョンは再び、永遠の愛に出逢えるのだろうか。人生で一番輝きを放ったあの夏の光が、あなたの心を照らし出す。

100を越えるオファーの中からアジアを代表する映画俳優、イ・ビョンホンが選んだ
“永遠の愛を誓った、一瞬の夏物語“2007年1月日本公開決定!

日韓両国で国民的俳優の地位を築き、アジアで圧倒的な人気を誇る映画俳優イ・ビョンホンが『甘い人生』以来1年半の充電期間を経て選んだ主題作『夏物語』。100を越える出演オファーのシナリオから彼が選んだ次回作は『純愛中毒』以来、4年ぶりに挑む感動のラブ・ストーリー巨編。イ・ビョンホンが演じるのは生涯たった一人の女性を想い続け、静かな情熱を胸に秘めて生きる大学教授ソギョン。20代、ある男の若き青春時代の勇姿と60代の著名な老教授、その2つの世代を演じきる幅広い演技力に注目が集まっている。

イ・ビョンホンの推薦で相手役に抜擢されたヒロイン、スエ、そして監督は若手実力派チョ・グンシク

ソギョンが生涯、愛を貫くヒロイン・ジョンイン役には、韓国で最もナチュラルな魅力を放つ清純派女優スエ。『ファミリー』『ウエディング・キャンペーン』に続き映画出演3作品目にして、イ・ビョンホンの相手役に大抜擢された韓国映画界で今最も脚光を浴びている若手女優だ。シナリオ段階から制作者とともに映画のアイディアを挙げていたイ・ビョンホン自らが、スエを相手役に推薦したという。現場では大先輩イ・ビョンホンと渡り合う熱演でジョンイン役を演じきった。監督は、1980代の青春グラフィティとして韓国で大ヒットした『品行ゼロ』で映画デビューを飾ったチョ・グンシク。待望の2作目では誰もが切実に自由を追い求めていた1960年代へと見る者を導く。

撮影は2006年5月〜9月までの4ヶ月間、猛暑と度重なる豪雨に見舞われながら韓国全土で決行された。ふたりの愛が生まれる美しい夏の風景とともに、1969年の韓国の風俗を完璧に再現するためのファッション、小道具、セット、風俗など、妥協のない映像作り。
熱い着た伊が高まるなか、映画『夏物語』の韓国での公開は2006年11月、そして待望の日本公開は2007年1月に予定されている。

ストーリー


一生の間で、たったひとりの女性を愛しました−−。
 
 周囲からの人望が厚く、女子生徒たちの憧れの的でもある元大学教授のユン・ソンギョン。そんなソギョンのもとに、元教え子のイ・スジンが訪れた。放送作家をしているスジンは、60歳を越えた今も独身を貫き通すソギョンの初恋の相手を探す番組を企画していたのだ。
 突然の提案に戸惑いを見せながらも、ソギョンはスジンの熱意に心を動かす。そして、古びた一冊の本を手渡して言った。「この本を、ある女性に返すと約束したんだ。でも約束を果たせなかった。彼女を探してくれないか?」
 スジンは本を手に、ロマンとは無縁ながさつな番組プロデューサーキムとともに取材を始める。向かったのは、ソギョンが大学時代にボランティア活動をしていたという田舎の農村、スネリ。ソギョンの初恋の人ソ・ジョンインが働いていた図書館を訪れたスジンとキムは、村の過去を知る老人から「ジョンインはずっと昔に男と駆け落ちをした」という衝撃的な事実を聞く。
 さらに取材を進めていくうちに、ジョンインと親しかったエレナと、当時ユン教授とともに農村ボランティアに参加したナム・ギュンスにである。ソギョンがスネリを訪れた遠い夏の日、この小さな村で一体何が起きたのか。そして、ソギョンは初恋の人との再会を果たすことができるのか。当時を知る人から語られたのは、想像を超えるほど切ない愛の物語だった。

一生の間で、たったひとりの女性と別れました−−。

1969年、夏。農村でボランティア活動をするためにソウルから田舎に向かう大学生グループの中に、若きソギョンの姿があった。
 大統領が経済発展を優先させる一方で、反体制的な大学を一時閉鎖するなど軍事政権の手綱を強めていた時代。若者たちが自由を求め政治談議に興ずる中、ソギョンはプレイボーイを気取る問題児だった。口うるさい父を避けるために参加した農村ボランティアも、サボってばかり。
 そんなある日、ボランティアを抜け出して森にでかけたソギョンは、古ぼけた韓国の伝統家屋を見つける。空き家だと思っていた家の中には清楚で美しい女性、ジョンインがいた。彼女が図書館で落とした一冊の本をきっかけに、ソギョンはジョンインと徐々に親しくなり、生涯一度だけの純粋で情熱に満ちた恋に落ちる。
 身よりもない寂しい身の上にもかかわらず、村の図書館で働きながらたくましく生きるジョンイン。ところが、彼女はなぜか村人たちに疎まれ、いつも浮いた存在だった。その理由を知ったソギョンは、ジョンインを村から連れだしソウルに向かうことを決心する。しかし、その夏の終わりに大学のキャンパスは厳しさを増す政治情勢によって状況が一転、時代のうねりはふたりの愛さえも無残に引き裂いていった……。

スタッフ

監督:チョ・グンシク
製作:KMカルチャー
脚本:チョ・グンシク、キム・ウニ
音楽:シム・ヒョンジョン
美術:イ・チョルホ
ノベライズ:集英社文庫
オリジナルサウンドトラック:ポニーキャニオン
協賛:KOREAN AIR
後援:韓国観光公社
配給:エスピーオー   
協力:イ・ビョンホン ジャパン オフィシャル ファンクラブ

キャスト

イ・ビョンホン
スエ
オ・ダルス
イ・セウン
チョン・ソギョン
ユ・ヘジン

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