2004年/日本/カラー/72分/ 配給:モンタージュ

2011年8月20日(土)〜26日(金) ポレポレ東中野にて1週間限定上映 2011年09月24日よりDVDリリース 2006年11月4日よりポレポレ東中野にてロードショー

公開初日 2006/11/04

配給会社名 0401

解説

民俗学者の宮本常一氏は「日本の民族学の中で炭鉱民俗が非常に欠落している」と語り、あまりに炭鉱社会の暮らしや文化を伝える作品が少ないことを嘆いたことがある。確かに、現存する記録映像や文学作品は、石油へのエネルギー転換によって崩壊していった石炭産業の暗部に集中しているようだ。

民俗学者の宮本常一氏は「日本の民族学の中で炭鉱民俗が非常に欠落している」と語り、あまりに炭鉱社会の暮らしや文化を伝える作品が少ないことを嘆いたことがある。確かに、現存する記録映像や文学作品は、石油へのエネルギー転換によって崩壊していった石炭産業の暗部に集中しているようだ。
しかし、そのことへの憤懣が筑豊の人々にあり、今でも「暗い、怖いといった印象だけを伝えている」と語気を強める人が多い。
そういった中で、称賛されたのが山本作兵衛翁の描いた数百枚の炭鉱絵画であった。翁自身が明治から昭和まで人生の大半を炭鉱(ヤマ)で過ごしている。ゆえに、そこに描かれた真の炭鉱社会の姿は、観る人々に鮮烈な印象を与えたものである。本作品は山本作兵衛翁の炭鉱絵画を中心に、炭鉱の人々の暮らしを描き、さらに炭鉱で働いていた人々のインタビューを随所に交えることで、筑豊の炭鉱で生きた人々の文化史に新たな1ページを加えるといった試みに挑戦している。

ストーリー

スタッフ

監督:萩原吉弘
製作総指揮:住田望
企画:田中直樹、小松原時夫
監修:深町純亮、田中直樹
プロデューサー:今関直哉
撮影:住田望
照明:小峯睦男
VE:落合智成
モーションコントロール:山下由晃、沼田京
美術:関根章敦
大道具:高瀬岩夫
デジタルFX:渡部洋
EED:久保田尚
音響効果:小野弘典
整音・MIX:滝澤修
題字:阪野高光

キャスト

荒垣栄
窪田等
小沢昭一

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